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【アフリカにお邪魔してみたい】#1~アフリカにお邪魔してみたい小者~

アフリカにお邪魔してみたい。
そう思ったのはいつだったろうか。
アフリカというと、正直怖いイメージがあった。
人種が違うのはもちろん、感染症のリスクが高いんじゃないか、犯罪に巻き込まれる可能性もあるよなーとか。
それでも未開の地に足を踏み入れる興奮は計り知れない。
だんだんとそういう思いが膨らんでいった私であった。
転機が訪れたのはイタリア留学。

私にはモロッコ人の友人がいる。
通称、アブドゥ。
2019年の9月にイタリアに留学した時に彼に出会った。
イタリアで彼と過ごした時間はとても短いものだったが(2週間くらい?)、とても濃い時間を過ごした。
彼の優しさは人を惹きつける魅力があり、とても心地良く、「機会があったらモロッコに遊びに来てよ。」と言ってくれた。

私は絶対に行こうと誓った。
日本からモロッコ。
想像するだけで大変そう、、、
イタリアからモロッコ。
これなら行きやすそう。
そう思った私は、イタリアにいる間にモロッコに行くことを決めた。
2019年9月から2020年2月までのイタリア留学。
帰る直前の2月にモロッコに行くことを決断。
飛行機のチケットもしっかり予約。
その価格、日本円で片道17,000円くらい。
しかも3時間ほどでモロッコに行けてしまう。
ヨーロッパのポテンシャルに驚かさられる。

自分も良いうえに、周りの環境も良いのか。
周りにもいるだろう。
才色兼備、友人・家族との関係良好、趣味も多く金持ち。
羨んでしまうほどの立地だ。
それにヨーロッパは、ユーロ圏内であればパスポートなしで自由に行き来できる。
これも日本にはない特権だ。

話を戻そう。
アブドゥにも話を付けておいて、モロッコ旅行の準備は完璧だった
、、、ように思えた。
いや、私の準備は確かに完璧だった。
しかし、、しかしだ、、、
2020年2月と聞いて、何を思うだろうか。
そう、新型コロナウイルス。

あの頃はニュースのすべてがコロナの話題で持ち切りだった。
アジアで起きたということから、イタリアでもアジア人を見る目が痛かった。
それでも私は行けるんじゃないかと思った。
それくらい楽しみにしていた。
ただ冷静に考えると、絶対に無理だった。
いや、行けたとは思う。
ただ、モロッコからイタリアへ帰る日が、イタリアから日本に帰るギリギリの日程になっていた。
何か起きれば日本にも帰れなくなるだろうという気持ちの方が強くなり、正直それはごめんだった。
あの時の私にはそれは耐えられなかった。

そして、泣く泣くモロッコ旅行を断念した。
こうして私はとうとうモロッコに行けなかった。
これが2020年の話。
4年前の話。

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