自分が書店を必要とする理由
TBSに一番近くて、地域で一番大きな書店『文教堂』が来月に閉店となる。
マジで…赤坂一帯が「書店不毛地帯」になってしまうな。。
TBSから最寄りの本屋に行くとしたら…一番近くて「六本木」とかかな??
いや、六本木も交差点にあった『青山ブックセンター』とかは無くなっているし、書店らしい書店が無いから、青山一丁目駅の(小さめの)書店に行くか…。
どうしても大きな書店がいいなら、わざわざ渋谷などに出ないといけなくなってしまった。
これは不便極まりない…。
と思うかもしれないけど、『王様のブランチ』みたいな番組で扱う流行系の情報を集めるのには書店が最適なんだよね。
【一番売りたい最新書籍】を棚で一望出来るので。
ネットだと、まずキーワードで能動的に検索しなければならないし、何より「古すぎる情報」と「SEO対策されただけの中身の無いクソ記事」が雑音になって調べ物の邪魔をしてくる。
書籍にお金を払うことで、素人が編纂したような「提灯記事もどき」をフィルターにかけられるわけだ。
ちなみに!
店頭に貼ってあるチラシの画像がツイッターにも貼り付けられていたが…
と閲覧者に問いかけていた。
個人的に言わせてもらえば、これはちょっと本末転倒で。
そもそもが【赤坂】という土地での本屋の営業だけど…。
基本「各駅ごとにそれなりの規模の書店はあって欲しい」と俺は思っているんだけど、赤坂は主に「ビジネス」で訪れる人が多い街でしょ?
なので! 昨今は在宅勤務やリモートワークが普及し「赤坂への人々の流れが止まってしまったことによる不況」なんだよ…単純に。
「必要とされなくなっているの?」云々じゃなくて。
ただただ「赤坂へ出社する必要が無くなった人が増えた」だけ。
書店を必要としている人の絶対数はそれなりにいる。
もともと、赤坂って東京メトロ・千代田線しか通っていない「陸の孤島」だし。
だから「赤坂サカス」でTBSが期間限定のイベントをやっても、「お台場」のフジテレビや「六本木」のテレビ朝日みたいな感じに人が集まらないようになっている。
観光で偶然やってくるような客がいない街…それが赤坂。
そんな人が集まりにくい場所で「大箱書店」がやっていけるわけがない。
一応の答えとしては、必要か必要じゃないかで言われると…俺は「絶対に必要」だと思っている。
本を含め家電など…ネットで注文出来なくはないが、個人的にネットで本を注文するのは嫌悪感がある。
というのも…
じゃん?
「本の角の部分が折れている」とか「表紙に傷がある」とか。
そういうのを除外して、キレイな「美品」を選びたいから…俺的には絶対に現物を手に取れる本屋は必要というわけで。
な考えの人はネット注文でいいけど。
最初から保存目的な俺は、自分で状態のいいヤツを選びたい!
だから、絶対に買うなら【本屋】だ。
なので書店は必要!
加えて言うなら、ネット通販も嫌いだが電子書籍も嫌いだったりする…。
最近だと…『アクタージュ』が良い例だと思うが。
どんなにお気に入りの作品であろうが、プラットフォームの都合で簡単に消されてしまう…というところに納得がいかない。
物理的な本は作者が犯罪で逮捕されようが”回収”出来ない。
なので、保存する書籍・マンガに関しては電子版は嫌い。。
あと、ホリエモンが言っているけど…。
今の世の中、物理的な本というのは【美術品】と一緒なわけだよ。
コレクションして飾っているのを自分で眺めたり、誰かに見てもらいたいわけさ。
紙のビジネス書を本棚に並べ「こんなにたくさんの本を集めている自分って頭良く見えない?」と見せたり。
あとは漫画の単行本の”背表紙”がつながっていたりして、全部揃えると1つの絵として完成する…というのも【美術】の領域だよね。
「内容が知りたいだけ」なら電子書籍で十分だが、こうした「遊び」は物理の単行本でしか出来ない。
今の子供たちは、生まれた時からデジタルネイティブだ。
果たして数十年後…「紙の書籍」「紙の漫画」というのはどうなっているのだろう?
運命の分かれ道となる「遠い未来」を見てみたいものだ…。
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