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生活期における装具の必要性

装具無し歩行では装具歩行に比べ病巢側運動前野, 両側補足運動野, 非病巢側運動前野,内側一次運動野,病巣側外側一次運動野と推定される箇所にて有意な増加がみられた.

短下肢装具の使用では,前頭葉の運動関連領野の活動が限局されていることが確認された。

このことは,装具歩行ではパターン化された前頭葉の運動関連領野の活動に限局されているが,装具
なし歩行では,内反出現や立脚期における不安定が多くの領域の活動が拡大したと考えられる.

装具装着の可否については,内反尖足の出現,バランス能力低下や反張膝の出現などの現象を考慮して慎重に進める必要があり,担当の理学療法士の判断を仰ぐべきであろう.


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