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自ら「問い」を立て考察する

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人の脳は「問い」を立てることで、それに答えようとする形で思考が前に進みます。興味の赴くテーマで自ら問いを立て、それを気ままに論じていく。
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#エッセイ

前提

「前提」という言葉を、みなさんよく使っている前提でお話を進めたいと思う。 辞書の定義を調べてみると、「ある物事が成り立つための、前置きとなる条件」とか書かれている。 反対に言うと、前置きとなる条件(=前提)がないと、ある物事が成り立たないということである。この状態をもう少し解像度を上げて考えてみると、”ある物事が成り立たない”という最終的な結末が決まっているにも関わらず、そのことに本人たちが気づいているか気づいておらずかは別にして、時間を無駄にしながら突き進んでしまうとい

30分は長いか、短いか

仕事をしていても、大体スケジュール管理の単位って、30分単位ではないでしょうか? 社内ミーティングであれば、30分もしくは1時間、商談も大体1時間、イベントなども、1時間半や3時間といった感じで、いずれにしても30分の倍数であることが多いと思います。 多分、人間にとってなんとなく区切りの良い時間なんだろうと思います。 私は仕事でGoogleカレンダーを使っています。カレンダー上も30分〜1時間のブロックで予定がスケジュールされ、1日が構成されることが多くなります。 そう

言語化力を高め感情まで言葉でやりとりできれば、ビデオや対面なくともチャットだけで仕事が円滑に進められるのという確信

リモートワークが当たり前となり、チャットベースでコミュニケーションをとることが当たり前となってから久しいですね。(実際のところ、私はコロナ世代入社なので、コロナ前の働き方を知りませんが・・・) 現在の職場で、それはもう仕事ができる方がいます。私がチャットをすると3分以内に返信が返ってくるし、私が1から4くらいまで情報共有しなくても13くらいまで先読みして仕事を進めてくださるスーパーマンです。 ふと気づいたのですが、その方とは数ヶ月前から久しくビデオ通話や対面で直接話してい

インスパイアされるのも悪いことじゃない

二郎系というラーメンのジャンルをご存知だろうか?濃厚で濃い味付けの豚骨醤油スープに、もちっとした麺、これでもかというくらいの野菜(=もやし)が乗ったラーメンのジャンルだ。 そして、そこには「二郎系インスパイア」というジャンルも存在する。二郎系に惚れ込みラーメン二郎の味付けや特徴を模してはいるが、ラーメン二郎の直系ではないお店のことだ。 生粋のマニアの中には、インスパイアのことを面白く思わない人もいるようだ。直系を愛するがあまり、それ以外を二番煎じとして見てしまうのだろうか

余白を持たせておくこと

先日、余裕のある人とはどのような人かということを書きました。それに派生して、ちょっと別の角度から余裕さについて考えてみたことがありました。 余裕のない時って、「余白」がないんてすよね。時間的にも精神的にも。時間的な余白がなくなってくるとなおさら精神的な余白もなくなってくると言う感じ。 「余白」が、結構大事な要素なのではないかと思いました。 余白とは、自分のキャパシティの余剰部分というイメージでしょうか。100のキャパシティがあったときに、80くらいを稼働させ、残り20を

私が、相手がお勧めしている本をその場でポチる3つの理由

私は、人がお勧めしている本はその場でポチる(=購入する)ということを結構します。 会話の中で、相手が「〇〇の本を最近読んでさ〜結構良かったんだよね」などと言ったら、許される場であればその場でスマホで調べ、この本ですか?と聞いてみる。そうそうそれそれ!となったら、その本の話が話題に上がっている間くらいにはポチッとAmazonかメルカリで買ってしまいます。 相手が特に自分がリスペクトしているかたであれば、なおさらすぐにまずポチッと買ってしまうことが多いです。 その人が良いと

「余裕」はどこから来るのか

余裕がありそうな人、実際に余裕がある人というのが周囲には何人かいるのではないでしょうか?一方で、いつも忙しそうで余裕がなさそうな人もいるのではないでしょうか? 余裕がありそうな人は、マネージャーであったりむしろ普通の人より圧倒的に仕事量が多いのではないかという人だったりします。それなのに、「最近忙しいですか?」と聞くと、「暇だよ」なんて答えられたりするので驚きます。 私は余裕がなさそうな方の人種に入っていると自覚しているのですが、余裕がある男になりたいななどと思うわけです

20代後半の今、何に優先的にお金を使いたいか?

お金というのは人生を豊かにしたり、誰かをハッピーにするための活動に充てることができたりする「ツール」であるということを以前書きました。 お金の使い方には、その人の価値観がよく表れると言われます。「お金を何に優先的に使いたいか?」という問いに対して考えることは、自分の人生の価値観そのものを考えることに近いのではないかと思い、改めて整理してみることにしました。 お金の使い方は、年代別や自分の人生のフェーズによっても異なってくると思います。20代が後半に差し掛かった今、何にお金

『年収が2倍になると人は何%幸福度が増すのか?』 の問いで語られるストーリーの裏に見落とされがちな点

いくらお金を持っていれば人は幸福になれるのか、そして実際に自分の年収が上がったとき幸福度はどれくらい高まるのか?というのは永遠の問いかと思います。 一般的に言われている研究結果は次のとおりです。 カナダのブリティッシュコロンビア大学のエリザベス・ダン准教授とアメリカのハーバードビジネススクールのマイケル・ノートン教授の共同研究によると、年収が2倍になったときの幸福度の上昇率は、9%なのだそうです。 おそらくこれを聞いた人の多くは、思ったより低い!と思ったのではないでしょう

飲み会のコミュニケーションはやはりオンラインでは代替出来ないポジティブな効果があるのではないか

ここ1ヶ月位、急に飲み会の予定が週2回位のペースで入っている。 コロナ前は当たり前だったお酒の場でのコミュニケーション。飲み会のコミュニケーションには、いろいろと良い効果があるという肌感覚を強く感じる。 そう思うのは古い考えなのだろうか?いや、実際お酒を飲みながら語り合うことで、エネルギーが高まっているのは事実だ。オンラインでは代替出来ない何かがある。