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還暦の私が思う【次の世界にも残すべき素晴らしいアニメ作品】その1「あの夏で待ってる」

心の栄養になったり、涙で心を洗浄できるような良いアニメ作品は大切に後世に残すべきだと思う今日この頃。ストレス解消や悪い意味での御都合主義で脳汁中毒にさせる膨大な作品の商業主義の洗礼を超えて尚、心に残る秀作を広めておかなければと思い立ったので、シリーズで投稿しようかと思うのです。助平なだけの作品や異世界でウハウハなだけの作品よりも必要なのは人の心のぬくもりへの回帰です。ソーシャル何ちゃらクソ食らえ!ですぅ。

「あの夏で待ってる」

簡単に言ってしまえば、とある宇宙人の女の子の先祖が地球人に助けられて恋に落ちた人がいて、その思いの一部を受け継いでしまった子孫の女の子が、宇宙のしきたりを無視して地球に探索旅行にやってきた際に、事故で殺しかけた男の子を宇宙の技術で救命治療し、居候することになり、そのまま地元の高校生として暮らす日々を通じて繰り広げられる部活あり恋愛あり田舎のあるあるエピソードあり、メンインブラックが登場したり、少年期の発達過程にありがちな感情整理と、整理できずに歳だけとっちゃった人の心象風景を綺麗にしてくれるような絵とストーリーの「宇宙人と地球人の恋愛物語」

SF、恋愛の葛藤、青春、部活、友情とその裏側のドロドロ、野蛮人星地球と野蛮人卒業できる純粋さと覚悟と運命を受け入れる強さ、などなど盛りだくさんに詰め込んだエピソードは3話ぐらいからスパイラル状に絡み合って最終話の怒号の展開まで盛り上がっていく。いらぬネタバレおせっかいはしませんが、全話一気見ができる時間と体力があるならそれがいいと思います。感情の襞が乾燥してる人や、ニュースに毒されて心が毛羽立ってる人にもおすすめ。

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よくある視聴難関、1〜2話のつかみの段階でリタイアするのは勿体なさすぎる名作です。登場キャラの心の変化全てがラストまで繋がって地球人野蛮説から思いやり、愛、自己犠牲精神、優しさ、あらゆるエネルギーに変化していきます。声優の演技も作画もシナリオも、キャラクター設定とその内面の表現の仕方も、それぞれの成長過程における葛藤と努力とまだ見ぬ感情の激情っぷりも戸惑いもよく表現されていて、見る者も泣いたりにやけたり忙しい。音楽も聖地ご当地リスペクトもとにかく全話見終わった後の心の状態は是非自分自身で味わいチェックしてもらいたい作品です。生きる意味の片鱗を探す途中の人々には熱くおすすめです。

心の中に残る作品全て紹介し終わるまで続けようと思います。深夜アニメオタク以外の人が既知の名作は後回しか、やらないかの方針です。ちなみに聖地の観光資源の活性化寄与率の高かった作品でもありましょう。

因みに、こちらを先に見ていたファンも多かったかもしれません。リスペクト感が半端ない。


生きることは、驚きと気付きの連続です。こうした出逢いもまたキセキです。地球の状態や宇宙の状態もとても気になりますが、まずは我々の良い状態を作り上げ、維持してゆくためのクリエイティブ活動をたくさんの視点から様々な表現手法で誰かの心にのこせる人間になりたいです。日々精進です。