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アメージング・グレース

相変わらず色んな物事に感化される。
漫画『孤高の人』のクライマックス、アメージング・グレースが鳴り出してK2頂上へ到達する文太郎。暇つぶしにブックオフで立ち読みしていたのを思わず買った。愛蔵版だと思った。
有名な歌だけど惹かれたのが和訳。
今まで読んできた訳とも違うこれは無意識に涙腺と言うか自分の1番もろい所に響いて来た。

かつて道に迷っていた私は、
いま救い上げられた。
信じる事を始めたその時になんと尊くも、
神の恵みは現れたのだ。
私をここまで導き給うたのは神の恩恵。

自分に歌ってくれている。そう感じた。
大きな代償と引き換えに登り詰める文太郎。
自分を重ね合わせてたと思う。

アメージング・グレースをリピートしながらこれを書いてる。

自分はとても弱いから、同情して欲しいし、優しくして欲しいし、労って欲しいんだと思う。
そんなもろくて弱いところを突かれた。

神の恩恵。
代償と引き換えに得たもの。
祈り。
救済。
失った、迷った道。
導き。

自分がここまで辿って来た道を(大袈裟な言い方だ)なんて思い返して感傷に浸るような気がした。

敢えて他人事のように書きたいんだけど、

ここまでとっても辛くてとっても苦しんでとっても、もがいてもがいて何にも無くなって悲壮だったんだと思う。可哀想なんだと思う。

頑張ってきたね。
大変だったね。
辛かったね。
苦しかったね。
きっと報われるから大丈夫だよ。

そんなコトバを自分で自分に優しくそっと投げかけたいんだと思う。優しくしてもらって泣きたいんだと思う。

過去の出来事が他人事のように思える。

でも今だってまだもがいてる。
ここに来るまでに失ったモノがあって得たモノがあって、まだなにかの過程の中で到達点は何処なのか。

今日は胃痛が酷くて早退した。

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