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古典などの難解本に挫折した方へのエトセトラ(初心者対象)

はじめに

本noteを読んで頂きたい方は、私の投稿を見て、「面白そう!」と感じて本を買ったものも、「難しい…」と挫折してしまった方です!

そして、難解本を買ったはいいものも、難しそうオーラに躊躇してしまい、本棚に眠らせてしまっている方にも是非おすすめできる内容になってます!

いずれにせよ共通しているのは、難解本に挫折したor積読している初心者の方です!
ある程度読み慣れている方用の読解テクニックでは無いという点はご注意ください!(でも、読んで真似てくれても大丈夫ですよ🙆🏻‍♀️)
よろしくお願いします‼️


難解本とどう向き合いましょうか問題

上述から分かるように、難解本を買ったけど、やっぱりムズすぎて読めず、困ってる方が一定数いらっしゃいます…

もちろん、そういった事象に対する「テクニック」などはございます!(最後にお伝えします)
ですが、ここでは超緩く別角度から話を展開してみます👍

さて、せっかく難解本を買ったんだし、何かしらのアクションを試みたいですよね?
というわけで、これから皆さんに何をして頂くか?


どこか10頁~30頁だけを一生懸命読んでみてください!

これだけです!
もちろん「その本を読みきった」とは言えないですが、難解な本と(一部とはいえ)濃密に向き合ったというのは、世の大半の方はやっていない希少な体験だったりします!(悲しいことに…)

10頁~30頁と言うと、だいたい丸々一章がおさまるページ数というので設定しました!

一生懸命っていうのが少しあやふやですね😅
とりあえず1時間向き合ったなら、それは一生懸命読んでいると言える気がします!(完全感覚)

ですが、このページ数も時間もあくまで目安!皆さんに合う負荷をお探し下さい!
(でも、1番優しい負荷設定で30分10頁とかかな〜…どやろか…)

この数十ページを1時間なり一生懸命読むというのは、難解本に対する適切な姿勢だと私は考えています!(後述)
少なくとも、性格の悪くない識者の方なら「素晴らしい!」といって褒めてくれるか、まぁクールな人でも「おー、いいじゃん」ぐらいは言ってくれるかと思われます笑

逆に、自称難解本読んでますって人で、「10頁を一時間w」とか言ってバカにしてくる人がいたとしたら、この人はろくに難解本を読んでいない、なんちゃって読書家です。
「浅い底だ~」と言ってその人から離れましょう!

どこ読めばいいのか問題

問題はどこを(10~30頁)読むかですが、目次を見て自分が気になる所or重要だと思ったところor冒頭で大丈夫です!

その10頁~30頁を一生懸命読んだなら、あとはまた、積読にしちゃってもOK!

もちろん、また同じことを繰り返してもいいですし、そのまま通読しても構いません!

注意:本の構造上、一章から読まないと理解できないタイプのものなどもあったりしますので、そういう本に対しては、冒頭らへんを読まれるのがよいですね

最初のうちは「読みきった」ではなく「今読んでいる」を目指す

「数十頁を一生懸命(何時間もかけて)読むのって、そんなに凄いことなの?」
まぁ、こんな感じの疑問が生じますね笑

難解な本の特徴はいくつかありますが、論理構造が難解というのがあります!
それを読むためには、ゆっくり時間をかけて、その結論に対するロジックがどうなっているのかを紐解く必要があります。

或いは、聞きなれない難しい言葉(専門用語)が出てくるというのもありますね。
ネットで調べるのが手っ取り早いですが、必ずしもこの手合いの言葉は、検索でヒットするとは限らない!出てきても、説明が分からないなんてパターンも想定できます!

こういう時は二次文献や辞書本を参照するのが一番の安牌ですが、それが出来ない時は、文章の前後、即ち、文脈からだいたいどいうニュアンスの言葉なのかを推測せざるを得えません!

これらのことを加味すると、そもそも難解本というのは、最初のうちは時間をかけて読むのが前提であるんです!⏰

……てことは?
実は古典を含めた難解本を読む人というのは、(実際個人差があるので多少のバラツキはありますが)ときに10頁程の分量に対してでも一時間、もしくは、それ以上の時間をかけて読んでいる人、あるいは、そうしたことがある人です!

私もドゥルーズ等の著作を読む時は、そのぐらいかかりました笑

さっき太字で、「「10頁を一時間かけて読む」という行為をバカにしてくる人は、ろくに古典を読んでいない」と書きました。

つまり、そういうことです!
まともに読んでいる人(研究者や識者)は、必ずこれぐらい時間をかけて読んでますor読んだことがあります!
だから、この行為を笑う人は、古典などの難解本をガチでは読んだことが無い「底が分かる人」ということなので、真に受けてはダメなんです🙅🏻‍♂️

「数十頁を一生懸命読む」というのは、その時間においてはまぎれもなく、「古典を読んでいる」という行為です!

なので、何かしらの恩恵はあるやもしれません!
どんな恩恵があるのかないのかまでは、当人が読むまで分からないので、書けませんが…

でも、これはある種の「読む訓練」、しかも強度の高い訓練でありますので、読解力向上や論理的思考力向上はあるのかも?

注意:これは常にどんな本に対しても、何時間もかけろと言っているわけではありません。私もドゥルーズなどの自分の血肉にしたい哲学書には何時間もかけますが、そうではない本に対しては、普通にページをパラパラめくります。

それでも分からなくて、読めなかったという方へ

私の勧めているこの読み方は何も万能ではございません(汗)
それでも、ムズすぎて「????」だった方に対しましては、

・何を読んでいるのか?
・どこを読んでみたのか?
・なぜその本を読んいるのか?

という個別具体的な相談になりますね~


そんな方は遠慮なく、DMまでご相談ください!
個人的には、自分の投稿で興味を示して、その本を手に取ってくださった大事なフォロワーさんですので、ご協力させていただきたく思っております!
(先述のどこを読めばいいのかで悩まれてる方もいらっしゃれば遠慮なく笑)

難解本読書テクニック

私が今回伝えたかったことは以上なので、ここからは過去のInstagramの投稿などをコピペしてサラッと行きます笑
お時間のない方は、ここまででも大丈夫です!ありがとうございました!

ここからは、お時間がある方ようですね笑
まず、シンプルに難解な本を読むor読みたい人向けの本がいくつかございます。その一つが、
山口尚『難しい本を読むためには』(ちくまプリマ―新書)

内容が気になる方は、リンクから投稿に是非!難解本に対する正攻法テクニックが書かれております📖

あとは、解説書の力を借りるというのも普通によくある手法です!
先述したように、難解用語が出てきて、どうしても分からない時に参照出来たり、予め抑えておけるとかもできます!


上記二つの投稿をご参考にして、頼りになる解説書をお探しください!

過去のnoteから

後今回のnoteと連関のありそうな過去の記事を添付しておきます!

本稿を読んで、「古典に挑戦したくなった!けどやっぱり、少しは優しめの古典からで!」という方には、こちらの記事(下記リンク)をご参考に!
古典に挑戦したい方におすすめ!名著10選|koten.book (note.com)

明日から哲学始める人のスタートセット 原著10冊を攻略するためのアイテム|koten.book (note.com)


あと、私が古典を読み始めるまでの読書遍歴を綴ったものもございます!
大事なメッセージを叫んでおりますので良ければ笑
読書遍歴を綴る -難解本に挫折した方へ送る言葉-|koten.book (note.com)

さいごに

いかがでしたでしょうか?
私の投稿から本を手に取ってみたものも、「ムズすぎて分からん」となり、困ってる人向けの記事でした笑

もうお分かりだと思いますが、難解な本を読むというのは、時間がかかるのが大前提です!
今ある主流の読み方、つまり、数か月で何百冊読むみたいな読み方では、太刀打ちできません!

普段こういった難しい本を読まない方が、この手の本を読んだらページの進みがいつもと全然違うことに気づかれるかもしれません。

私も元々は、流行りの現代小説などを読んでいた人間でしたので、古典を読んだ初期の頃は、「ページ全然進んでないねんけど…俺アホ過ぎてトロいんちゃうん…」と、そこそこ落ち込んだことがあります笑

何を伝えたいのかというと、「いつもより時間かかります!だけどそれは、あなたのせいじゃない!そういう造りの本なんです!いつもより時間がかかってるならむしろ、それが通常!」ってことですね笑

この点を言及した投稿もあるので、良ければどうぞ笑

以上、楽しく有意義な読書ライフをお過ごしください!

ご感想等ございましたら、モチベーションになりすので、何なりと!

追記


この手の本をちゃんと読んでいて通読などが早い人は、ある程度専門用語が頭に入っていたり、論理構造がパターンとして暗記されてたり、独特の文言に慣れていたりする方ですので、そういう人と自分を比べたらだめですよ?笑

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