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善性と悪性。治世と乱世。スキゾイドとサイコパス。



純粋性は染まりやすい

赤子は純粋。胎内にいる時から環境の影響を受け続けてしまう。
それは善にも悪にも(性無説)なる。敷かれたレールに乗り続けて、ロボットのような家畜のような羊のような生き方になってしまう事も起こり得る。
男性性的な競争社会が激化するほど、生き抜く為にサイコパス的な人が多くなってしまう。
戦国時代は特に厳しい環境であったから、サイコパス的側面がある人も多々いた。


ギフテッド、HSP、スキゾイド

善良偏重、利他的、温かみ、競争社会や争いが凄く苦手。
競争や争いが苦手で嫌いだから、ひきこもり、隠者、世捨て人などにもなっていく。
攻撃性が強そうな人を避けて社会生活を過ごしていこうとする。

サイコパス、ソシオパス、ナルシスト

凶悪偏重、利己的、冷たさ、競争社会や争いを好む。
競争や争いを好む為に、そういう場所に敢えて身を置こうとする。堂々と立ち回れない人は詐欺や反撃されない相手を選んでこっそり行う。
競争社会や戦国時代で死なないように生き抜く為に対応や適応していく事で、サイコパス的要素が備わっていってしまう。
世の中の悲惨な事件なども、競争社会や乱世に対応しなくてはの気持ちが強まって、いっぱいいっぱいに追い詰められた結果の表れに思う。


ひきこもりは無になりたい表れ?

競争社会が嫌だ。争い合うのが嫌だ。
傷つきたくない、傷つけたくない。
善になりたくない、悪になりたくない。
ひきこもり、隠者、世捨て人、厭世、虚無。


両面あった人、キャラクター

・曹操
悪:徐州大虐殺。様々な臣下を死に追いやっている。
善:サイコパスな部分だけであったら多くの人達が臣下になり続けず、董卓や袁術の末路になっていたはず。

・織田信長
悪:比叡山焼き討ち。明智光秀への仕打ち。
善:曹操と同じく多くの人達が臣下となり続けた。秀吉の浮気を窘める手紙。松永久秀など謀叛をしても有能であれば許そうとする度量。

・上杉謙信
悪:自分なりの正しさへの拘りが強く、敵ではないのに価値観の違いから殺生をしている。
善:曹操や信長と比較すると善性の部分が圧倒的に多い。表現した漢字は「義」

・長宗我部元親
悪:長男の信親が戦死した影響で家督相続に於いて末子の盛親を後継にしようと強行し、反対する家臣は一族皆殺しもした。
善:穏和で理知的な名君であった。想いが強過ぎて信親の戦死から立ち直れず、晩節を穢してしまった。年齢が一番若い末子なら一番死に難いであろうという悲痛な想いがあったのだと推測します。

・高杉晋作
悪:攘夷の姿勢を示す為に英国公使館焼き討ち。藩の了承を得ず藩のお金で独断で軍艦を購入。やる気を無くすと酒と女。
善:長州藩の危機的状況を打破。表層や肩書きに拘らない奇兵隊。

・直江兼続
悪:殺生された遺族が「生きて返して」と懇願。兼続が説得しつつ白銀20枚(300万円くらい?)を慰謝料的に給付もしつつ、でも遺族は「生きて返して」を繰り返すばかり。兼続は閻魔王様への手紙を持たせて遺族3人の首を刎ねた。
善:あまり詳しくないですが、上杉謙信の傾向を受け継いだ上杉景勝を支えました。表現した漢字は「愛」

・松永久秀、斎藤道三
悪:下剋上、出世の為に謀略も殺生もした。
善:自らの支配地域内の民衆を大切にし酷い事はしなかった。この姿勢は悪性のある戦国武将全般にその傾向が見受けられます。

・シャア
悪:復讐の為にガルマやキシリアを死に追いやる。独断でショック療法による人類の革新を行おうとする。
善:カミーユなど後輩への面倒見。レコアに対しても応じてみせようとする姿勢、対立後の悩んでいる姿。ハマーンに対しても大事の為に頭を下げる。Z時代はバランス良く頑張っていましたね。

・悟空
悪:実子である悟飯が嫌がっているのに、英才教育的にむりやり成長させようとする(セル戦)
善:敵対した悪人も止めを刺さず改心させ味方にする(ピッコロ、ベジータ)

・桓騎(漫画キングダム)
悪:復讐や家族を護る為に残酷で冷酷な事を多々した。
善:家族や故郷の同胞を助け生かし温かみをもたらした。

・ラインハルト(銀河英雄伝説)
悪:正常化の為でも下剋上。オーベルシュタインのほぼ独断ではあるけど保留した事によるヴェスターラントの虐殺。
善:基本的には善性が高い。市民自らではなかったけど専制独裁で福祉充実も図っている。ヴェスターラントの虐殺もオーベルシュタインを責めず自責した。

総じて乱世を生き抜こうとすると、どうしても少しは悪性の部分も備わってしまう。
例え治世であっても何かを殺して食べ続けている。


曹操と諸葛亮

曹操はWikipediaで編集合戦が起きているようでビックリ!

僕が曹操に惹かれたのは中学生の時で、長らく鬱々していて自分に自信が無く長所は一つも無いと思い込んで思い込まされていたから、横山光輝さんの三国志(演義)を読んで悪役扱いされているけど自信満々な曹操がカッコイイ!と思いました。それから戦乱時期の歴史に興味を抱き、あれこれ読んだり調べるように。

曹操が残酷で冷酷な面もあった事は真実だと思う。ただ、それだけだったら多くの臣下が従い続けなかったのでは?とも思い、董卓や袁術の末路にならなかった事は善性の魅力も兼ねていたからでは?と思います。

曹操や信長は純粋でもあったと言われてもいますが、純粋さは染まりやすくもあるのでタロットのように正位置では善性が高まり、逆位置では悪性が高まってしまうのでは?と思います。

また、もしかしたら「毒を以て毒を制す」「蛇の道は蛇」のような事を意図していたかも知れません。または勘気が強く激しい為に後から後悔する事もあって、且つ家臣を率いていく為に「毒を以て毒を制す」と機転を利かせたのかも知れません。

掲載記事内で「扁桃体」の話が出ていますが、虐待やイジメを受ける事で機能が弱まるのでは?と以前から言われていますね。ですので競争社会の激化によって、サイコパス的な人が増加しやすくもなっていると思います。
治療や緩和は、愛、平穏、自然、動物、植物あたりだと思います。

「必要悪」は現代人類の殆どが肯定してしまっているからこその現代社会なのだと思います。つまりは人類の殆どはサイコパスの側面が少しはあります。

「誰かを強く憎んだ事のない人は、誰かを強く愛する事が出来ない」みたいな話があるので、情が強過ぎて良くも悪くも過大に出てしまったようにも思えます、戦乱時期でそういう人物が多いですね。なので僕の視点では「曹操はサイコパスでもある」ですね。

「阿瞞」の「噓つきちゃん」は別の記事でも書いたけど、狭い常識、世間、慣習、建前などに縛られている人達が滑稽に思えて少年心でからかってみたイタズラなのでは?儒家も形骸化していて表層の言葉や格好だけで実が伴っていないようになっていたみたいですし。
現代日本人も常識、世間、慣習、建前などに縛られている人が多く、それで生きにくい、生きづらい、鬱などにもなっているし、「死ぬ時に後悔すること」みたいに自分に噓をついて生きているから後悔するのだと思う。自分に噓をつく人が少なければブラック企業や派遣社員や非正規雇用は増えずに淘汰されていますよね?

「頭痛」は脳障害ではなく、生存危機やストレス過多で起きていたのでは?僕もそういう時期に慢性的な頭痛がありました。けど平穏を得たら無くなりました。また生存危機やストレス過多はノルアドレナリンの分泌を促し怒りや攻撃性を誘発したり高めたりします。

諸葛亮

諸葛亮がスキゾイドは同感です。現代のひきこもりなどにも通じる話だと思います。僕の妻もスキゾイドっぽくもありますね。例えるなら黄夫人。

僕もスキゾイド傾向でもあったけど、追い詰められてサイコパスの人格も身に付けた、だと思っています。
正確な多重人格ではなく、子供の頃に夢遊病で気付いたら両親に怒られていたり、悩みで頭がいっぱいで何かしようと思って立ったのに何をしようとしていたんだっけ?とか、置いた物をどこに置いたか数分の間に忘れるとかはありました。ただ生きてきた時期によって性格に大きな差があってバラバラですね、その時々の環境に対応適応した結果の表れだと思っています。
現在は生きる為に身に付けた様々な人格や○○モードを状況に応じて使い分けていますね。対敵用としてサイコパス人格なども捨てずに残しています。

基本は争い合うのが嫌なので、ひきこもり、隠者、世捨て人のように過ごしています。
ただ国際情勢や国内情勢を凄く気にしています。

諸葛亮は実際より評価され過ぎなので、それへの反発として嫌だなと思います。真田幸村もですね。
諸葛亮は日本であれば石田三成と似ていると思う。内政向きであるし軍事は龐統や法正が在命であったら、龐統を荊州方面、法正を漢中方面、諸葛亮は蜀本拠地で内政と蕭何のような兵站管理支援が一番向いていたと思います。
諸葛亮が一番凄いと思うところは孟獲への対応で心服させるまでの忍耐力や長期的な戦略性が結果も得ているところですね。例えるなら猛獣を懐かせるムツゴロウさん。


平穏な現在だとこうなりました。
コロナ情勢から外部の影響を受けて対応しなければの気持ちがノルアドレナリンの分泌を促し、時に怒りや攻撃性へと繋がっているのだと思います。
コロナ情勢から既に第三次世界大戦であり、戦争の中で武力戦争は5%にすら満たないです。なので気付けないと死にます。


ISTPには張遼や馬超も該当しそう。もしかしたら郭嘉や法正も?郭嘉は予知もあったからINTJかな?

僕は格闘技や争いなどではトリッキー要素も強いから司馬懿も解る気持ちになりました。


「蒼天航路」で描かれている郭嘉や法正は、僕も集中没頭した時はあんな感じなので親近感がありますね。
郭嘉と高杉晋作って共通点が結構あるかも?

共感性というか感じる事自体は諸葛亮も曹操も、スキゾイドもサイコパスも高いのだと思います。
感じたものの方向性が自傷と他傷のどちらにいくか?の違いだと思います。
サイコパスの中には感じる事を止めてしまい、無感情でロボットのように動く人もいると思います。

仮に仕えるなら曹操より劉備が好ましいですね!器の大きさ、懐の深さ。
曹操は怖い。出世したい人には魅力的かも知れない。
曹操は新自由主義傾向で、劉備は社会主義傾向だと思う。


応援しています頑張ってください

政治社会活動を真摯にしている人が落ち込んだり弱音を吐いたりすると「応援しています頑張ってください」とコメントするだけの人がとても多いのですよね。君らサイコパスでしょ?って思う。
表層「応援しています頑張ってください」
深層「人身御供になって私を助けてください」
心理が透け透けじゃん?笑。
僕は「ご自愛ください」や「嫌になったら、いつ止めてもいいと思います」とコメントしています。


対策や緩和

社会的には競争社会を止めて共助社会を目指すのが好ましいと思います。
個人としては争いが起きそうな場所に近づかない、夜間や深夜に出歩かない、寂しいや不安や自分の心から逃げる為に吟味しない人付き合いに気を付ける。
競争社会で荒んだ心を緩和させるには、愛、平穏、自然、動物、植物、音楽、その他様々な趣味など。お金や時間があまり掛からないものが好ましい、お金が掛かる趣味の場合はストレスを解消する趣味の為にストレスを溜めるという負のスパイラルに嵌まる危険性もあります。例えば借金してギャンブル依存など。


雑感

僕は「繊細かつ大胆」だけど繊細だけの人も。
僕は「文武両道」だけど文だけの人も。
僕は「智勇兼備」だけど智だけの人も。
自分に集中している時は、そういった視点を外している事が多いなって思った。

やっぱり荘子に終着する~


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