新月下旅舟

歌うための詩を書いてます。 一年前からそうじゃない詩も少し書き始めましたが、詩ってもの…

新月下旅舟

歌うための詩を書いてます。 一年前からそうじゃない詩も少し書き始めましたが、詩ってものが何なのかさえ、今は何もわかっていません。 実は介護で20年の空白があります。 再開してもまだ暗闇の中です。

最近の記事

作詞『涙の水割り』

 yuki ゆきさんという方が書いた作詞でタイトルが「涙の水割り」という作品を補作詞という形で別の作品として書かせてもらいました。出来るだけ原作詞の言葉や雰囲気をそのまま残して書いたつもりです。誰かが一生懸命書いた作品を作り直すのは申し訳ないとも思ったのですが、それだけ原作詞の中に物語を感じて素晴らしいと思ったからです。補作詞を許して下さり掲載も許可して下さったyuki ゆきさんには心より感謝しています。ありがとうございました。 題名『涙の水割り』 原作詞、yuki ゆき

    • 作詞『アンチヒーロー』

      TBSの日曜劇場「アンチヒーロー」を見た翌朝になんとなく口ずさんだのでメモするつもりが数分で最後までスラスラ書いちゃったので。 題名『アンチヒーロー』 [1番] 彼はうつむき ニヤリと笑う 「その証言に間違いないですね」 手練手管で やりたい放題 違法も気にせず 我が道をゆく アンチヒーロー ナゼだ どうして どういうことだ 殺人者さえ 無罪にしちゃう アンチヒーロー そして これから 何したいんだ 僕らは彼から 目が離せない [2番] 犬を抱きしめ 電話をかける か

      • 詩『ひきこもり(呼吸)』

        詩『ひきこもり(呼吸)』 息を吸う、息を吐く 肺をふくらます、お腹をふくらます 意識すると、ぎこちない 生きるため、呼吸する なのにいい加減、ほったらかしていた あたりまえは、無いのにさ 恋をして、旅もして みんな働いて、未来にゆめを見る バリリ破いて、捨てた過去 熱が出る、咳をする そして気づくんだ、命のそのもろさ ぎゅっと握る、この奇跡 息を吸う、息を吐く 鏡にゃあさましく、ブザマな死にそこない だけど今日も、生きてたい 親の恩、他人(ひと)の恩 まるでハリネ

        • 詩『わく』

          詩『わく』 僕らはいつも枠のなか ルールという枠のなか まるで九点の問題みたい 勝手に手足を縛ってる みんなと違う、そのことに 若い頃は、恐れてた みんなと違う、ことこそが 自分の魅力、だったんだ 僕らはいつも枠のなか 人の目という枠のなか それでもひょいと出てみれば 新たな世界があるだけさ

        作詞『涙の水割り』

          詩『最後の欲求』

          詩『最後の欲求』 人が最後に欲しがるものは? 行き着くのは 富と名声かなぁ 私なら人気が欲しい あいつは金だね 名声も欲しがりそう 最後に残る欲望は きっと食欲だわ パンよ 日本人ならおむすびとか 元気なら 肉だと思うけど 最後の最後は 水よ! ウイスキーかもよ 俺は お酒に一票 最後って 夢じゃないかしら 現実的に病気なら 麻酔薬だったりして 思い出よ 面影よ 親や家族よ バカじゃないの 愛に 決まってる 愛こそ、すべてよ 人が最後に欲しがるものは

          詩『最後の欲求』

          作詞『錦川清流線のうた』

           山口県の第三セクター鉄道である錦川清流線が廃線の危機だとの噂を聞きました。  岩国市の補助金が生命線になっていて赤字の額がふくらみこれ以上は出せないという話が出ているようです。  私は何も出来ないので鉄道の魅力を歌にして残そうと思いまして、作品を書いてみました。 作詞『錦川清流線のうた』(にしきがわ、せいりゅうせん) [1番] シュシュシュシュ シュッシュッ ひゅーひゅー ひゅらり シュシュシュシュ シュッシュッ ひゅーひゅー ひゅらり 岩国駅の ゼロ番ホーム そこか

          作詞『錦川清流線のうた』

          作詞『熱川温泉のうた』

           Yahooニュース(4/3)で、熱川温泉の老舗旅館の閉館の記事を読みました。  ホテル熱川温泉ブルーオーシャンは今年の1月末に閉館になりました。  そこに昨年の夏に宿泊した家族から手紙があり、5才の娘の誕生日をケーキのサプライズで依頼したらサックスの演奏と宿泊した他のお客さんも一緒にハッピーバースデーを歌ってもらったそうで、そのことの感謝が綴られていたそうです。その娘さんは先日、小児がんで亡くなられたそうで、遺品を整理していたらキーホルダーが見つかりホテルの名前が書かれてい

          作詞『熱川温泉のうた』

          詩『夕暮れ』

          詩『夕暮れ』 栞を抜く 最後のページを閉じて 本を置く ゴト バタン スー 子供らが 次の本を探していると 人影が 笑いかけ その手を押さえて首をふる 「もう、ないよ」 人生は とつぜん続きを止められる 夕暮れだ 夕焼け小焼け…を歌ってみたら むかしは希望があふれてた 今は悲しいサヨナラだ そして星がふえるたび わたしのさんぽが長くなる

          詩『夕暮れ』

          詩『宇宙』

          詩『宇宙』 部屋の電気を消したなら そこは宇宙の切れ端だ 宇宙遊泳さながらに 酔ってただようチリとなる 酸素ボンベの友も捨て 酒の残りが死ぬ時間 からだ半分ぶった斬る そんな別れが泣きじゃくる 部屋のテレビをつけたなら そこは地球の異星人 無重力かとおもうほど ギモン持たない流木だ 死ねば夜空の星になる ブラックホールの墓へゆく わが身おんぼろロボットで ごみのベッドで月を見る きみに会いたいバカがいる 宇宙ただようごみがいる まるで幼児が泣きじゃくる こころ、閉ざ

          詩『宇宙』

          詩『コタツんち』

          詩『コタツんち』 わたしがもしも死体なら 腐って今日は何日目? 冬でもウジ虫、涌くのかな スマホを持つ手が、痛くなる オバケになれたら何をしよう エッチな妄想してしまう 人間なんて、こんなもの ホトケになっても、欲だらけ 連絡つかずに訪ねてきて わたしの死体に気づくはだれ? びっくりするかな、吐くのかな ほんとうは泣いて…欲しいけど わたしの死体は、コタツんち ぬくぬくあったか、ごくらくです 涙が耳に入るから おもわず横を向いてみる わたしの死体は、コタツん

          詩『コタツんち』

          作詞『横浜スタジアム』

          作詞『横浜スタジアム』 [1番] 関内駅を 駆け下りて 右手に曲がれば 入場口(ゲート)あり すりばち状の 大空間 人工芝(しばふ)の緑が 光ってる 遠く汽笛か? 潮風か? 選手の低めの 声もする ミットの音と 打球音 切り裂く歓声… 息をのむ こぶしを突き上げ 吠えるんだ ジャンプだ! 勝利だ! ハイ・タッチ! 横浜スタジアム みんなでうたおう 大声で! [2番] おさないころに 父ときた ルールも知らない 母もきた あんなにはしゃぎ さけぶ両親(おや) 初めて見

          作詞『横浜スタジアム』

          作詞『野球こぞう』

          『野球こぞう』 [1番] 3(さん)と8(はち)と 55(ごじゅうご)の あこがれ続けた 背番号 868(はちろくはち)や 4367(よんさんろくなな) 忘れられない 大記録 野球こぞうは どこ行った 鼻タレこぞうは どこ行った お山の大将 ガキ大将 おれは会いたい あいつらと [2番] バース、掛布に 岡田なら 六甲おろしが 子守唄 東尾、辻に 秋山…バック転 そして、清原 黄金期 野球こぞうは どこ行った 鼻タレこぞうは どこ行った 選手のものまね みな出来た そ

          作詞『野球こぞう』

          詩『阪神タイガース日本一』(去年を振り返り)

          詩『阪神タイガース日本一』 (去年を振り返り) 六甲おろしが 叫ばれて ビールのしずくが 祝いのスコール 我らが阪神タイガース 38年 待たせすぎやっぞニッポン1(いち)だぞ チャンピオン 今宵は飲もうぜ 病気も忘れて つないでつないで 勝ってゆく 最後は「岩崎」 よくがんばったなぁ~そんな人生 ひとコマに たどり着けたら しあわせもんや 来季(今年)も阪神タイガース やってくれそで 期待してるでぇー!野球に出会った 人生が 選手とすごした 時間のすべてが キラキラ輝く ビー

          詩『阪神タイガース日本一』(去年を振り返り)

          作詞『大洋ホエールズ』

          作詞『大洋ホエールズ』 [1番] 高木豊に加藤に屋敷 ポンセにローマン、田代に山下 遠藤、若菜のバッテリー 夢見た時代の 夢しかなかったスタジアム 大洋ホエールズ ダブルのマークに ときめきながら うれし恥ずかし 野球の帽子 大洋ホエールズ どんなに負けても よろこび見つけ 打たれ強さの 先生でした [2番] 桑田に近藤、秋山、土井の 三原マジック、憧れていた 権藤監督、マシンガン 26年…… 奇跡はそれから、途絶えてる 横浜ベイスターズ 波留に石井に 鈴木にローズ

          作詞『大洋ホエールズ』

          作詞『旅人』(北陸新幹線延伸開業を記念して)

          『旅人』 (北陸新幹線延伸開業を記念して) [1番] 始発駅を出た列車は いろんな思いを乗せている ふるさと帰る荷物もあれば 貴重な家族の旅もある 終わりがあれば、始まりがある 生きるってことは 旅立ちだから 10分前の 景色さえ 遠い記憶に 去ってゆく つかめるものは 何もない 失うことが 人生さ だから、あなたのおもいでだけは 一生ものにしたいんだ [2番] 終着駅へと近づけば 誰もが出口へ向かってく これから車内そうじをされて 始発の列車になってゆく 繰り返

          作詞『旅人』(北陸新幹線延伸開業を記念して)

          作詞『卒業のうた』

          『卒業のうた』 [1番] 入学してからずっと 不安に思ってました 勉学、スポーツ、友だち 居場所も探してました みんなと仲良くなれて 大事な景色になって こころが馴染んだ世界は 明日(あす)から後輩のもの 卒業式が始まった 気丈なあの子が泣き出すなんて こわもて先生も泣きそうで 初めて別れを実感してる 卒業式が終わってく 父兄の席には両親もいた やっぱり泣いてて恥ずかしい 愛されてる…よね、有難う [2番] 迷った部活はとても 初めはツラくて泣いた 厳しい、監督、先

          作詞『卒業のうた』