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暑い日は春を感じた

例えば、春を感じるタイミングというのはその日一日の中でも決まった時間帯であって、真夏のような、カゲロウがモヤを描きそうな時でも早朝と夜中には肌を擦る風が涼しげだと感じる瞬間があるだろう。その瞬間に春を感じるのだ。

桜を見に行く時間が取れずに散ってしまったお兄さんも、新学期を迎えられなかった学生にも春は、ある。

たった、寝て、朝目覚めた時に窓辺から迷い込んでくる風で良いのだ。

たった、寝る前の自己反省会の時間に窓の扉をほんの少し開くだけで良いのだ。

そこに、春は、居る。

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