Sara

想いが言の葉を育てて 言の葉が、人を笑顔にするのなら 私は、寄り添うように 綴り続けた…

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想いが言の葉を育てて 言の葉が、人を笑顔にするのなら 私は、寄り添うように 綴り続けたい。

最近の記事

ロールパンナちゃんの運命から「生きる理由」を考察してみた。

何のために生まれて、何をして生きるのか?  こんにちわ。Saraです。(*^^)v  ずっと「私は何のために生まれて、何をして生きるのか。」そんな誰もが一度は抱いたことのある問いを、今もまた、自分の中から掘り起こそうとしている。 私はその応えをくれる存在をずっと、飢餓感の中で探し求めてきたのだが、多種多様な本や映画やドラマが潤沢に溢れている現代には、それぞれの正解があって、いつも私に、「明日も生きてみよう。生きてみないと視られない風景があるのだから。」と思い起こさせる勇

    • 月の祈り~太陽と月が重なる刻~

      陽の光は冴え冴えと・・ 闇に溶け込んでる月を逃さない。 深海に沈めたはずの私の本懐を 引力で呼び起こしていく。 昼間は鈍色でいられるのに・・ 闇夜では、私を炙り出すように 煌々と照らしてくる。 ペルソナなんて、簡単に砕け散る。 太陽と月が相重なる刻限 こんなにも自分の性が・・顕現されて 女を自覚させられる。 影こそが・・ 私を形作ってきた気がする。 陰(女)は、悲しみを養分にして 真夜中に育つのだろう。 まだ・・この世界では 再会を果たしていない 私の片割れの貴方を

      • 片糸~貴方にしたためる葉書~

        私と出逢ってくれてありがとう。 何度言い尽くしても足りない。 自分に甘えずひけらかさない 自分を律し全体をいつも視てる。 独りで生きていけるように ぶれることのない慈しみを 私の中の葉脈に注ぐ。 真心という土で 自分の感情を抑えながら 私が根を張れるようにと 多すぎず少なすぎず 養分を分け与える。 ただ優しい眼差しで 私の成長をそっと・・・ 待ち望んでくれた。 人の顔色が怖くて 溢してしまうことを ビクビクしていた私に 溢したらフキンで 拭うことを教えてくれた。

        • 錆びつかない残像

          月が満ちていく夜は 心の凪がざわつき始める。 貴方のコロンと汗が入り交じった 体温の感覚が既視感を呼び起こして 月光の中で生ぬるい風になって 私にまとわりつく。 心の片隅に追いやったはずの記憶は 忘却を知らないらしい。 幻想と艶麗を誇る月を仰ぐたびに 私は、さびつかない貴方の残像に 心乱されるのだろうか。 手の届かない月は まるで実になることを知らない 徒花(あだばな)のようだ。 艶めかしくさせる今宵の月に 私は影の自分を感じている。 虚と実なんてこの胸間の想い

        ロールパンナちゃんの運命から「生きる理由」を考察してみた。

          カーニバルを夢見て~希望を自分の中に灯そう~

          いつか。。 世界が光を取り戻した時 リオのサンバ・カーニバル✨ 私も一緒に躍りたい。 カーニバルって とっても大切な「時間」 仕事がなくても、不安でも 働けない事情があっても どんなに飢えていても・・・ その時だけは・・・ みんなで音を楽しんで 夢を描こうと笑うんだ。 だから、私も行ってみたい。 今は内省のとき。 自分と対話する時間 自分の弱さや愚かさを知るばかり・・・ だから、私は光を探さない。 自分で現実の中で育てていくんだ。 その先にカーニバルは 訪れ

          カーニバルを夢見て~希望を自分の中に灯そう~

          宝島~求め続けた私の安息の島~

          我身を守るのに 必死だったあの頃 まるでドールのように・・・ 懐柔役の気色に合わせた台詞で その場しのぎの劇を演じ続けた。 私を渦に巻き込んだ 禍事(マガゴト)は 何時でも表面上取り繕われて 時雨のように 過ぎ去っていった。 ニセモノの戯曲は… 波も風もない陳腐なstory 淀んだ井戸の中で 一葉一滴の雨に 洗い清めてほしくて 祈り続けたけれど・・・ それだけでは恵みは もたらされなかった。 飛び出して海を泳いでみても 彼方の宝島に辿り着けない。 自分の奥底

          宝島~求め続けた私の安息の島~

          一糸の想い~孤独を感じた夜あなたに届けたい~

          想いを一糸に委ねて 紡がれた温もりは 天の川のように 星砂のように 貴方に…流れ着く 千切れそうなか細い糸は 確かに…繋がっている 闇夜に独りでいても どうか淋しがらないで 人は孤独のなかで 初めて自分と出逢うの 一縷の糸に鼓動を…感じるんだ 糸は貴方の手で布となり 零れ落ちる泪を受け止める キルトのように 毛布のようにそっと… 誰かに寄り添うの 優しさを静かに織り上げて 貴方と私の糸は 結われていくんだね Sara

          一糸の想い~孤独を感じた夜あなたに届けたい~

          私がオリンピック選手から学んだこと

          こんにちわ✨  年度末の3月に入り、環境の変化も目まぐるしい季節となった。 私は、自分を顧みて初心に還りたい心境となった。そんな中で、ふと心象風景に浮かんでくるオリンピック選手がいる。 アトランタからアテネまでオリンピック3連覇を達成した野村忠宏選手だ。 12年間も、周りからのプレッシャーを抱えながら、ひたすら自分と向き合い続け、決して自分から逃げなかった彼の勇姿は、私の人生のお手本の1人である。 体で、勝った「金」のアトランタ 技で、勝った「金」のシドニー 心で、勝

          私がオリンピック選手から学んだこと

          蕾の哀情 ~失った想いを忍ぶ~

          人の想いは、どこに流れ着くのだろう。 夜露に揺れる花びらは、哀愁の中で 押し黙ったまま、憂いを浮かべる。 淡い期待は、砕ける運命のままに ただ・・水鏡に溶けていく。 男は航海で、安息の島を求めて旅をする。 女は孤城で、泪に濡れた双眸で月を仰ぐ。 時は残酷なまでに、私を削り落としていく。 求めれば、すり抜けて 手を伸ばせば、遠ざかって 私は、悲愴の泉に自分を泳がせるだけ。 祈りさえ・・途絶えた感覚を伴う。 月の翳りが、・・深く濃く また、私を大人にするのだろう。

          蕾の哀情 ~失った想いを忍ぶ~

          線を引くということ。

           今世界が、戦争の行方に応えを求めているような気がする。地球資源の奪い合い・利得権争い・宗教の押し付け合い・支配欲の代償・・。戦争になる発端は、たいていそんなところなのだろうか。 「核」を保有するようになった現代は、すべてを破壊してしまう力つまり地球という生命も脅かすまで、人類は何かの欲を手放すことが出来ないのだろうか。 そもそも、地球は誰のものなのだろう? (。´・ω・)?  この星自体が生きていて、私たちを生かそうとしてる。私からしたら、地球自体誰のモノでもないのに

          線を引くということ。

          細 雪~静けさという贈り物~

          今朝目覚めたら 雪化粧を済ませた東京の街並みが 私に、そっと破顔した。 相重なった銀世界は あらゆる光線を集めて・・ 乱反射しながら、ノイズを静めている。 窓からそっと手を差し出せば 波乗りをしているかのように 舞いながら、私の手のひらで 露と化していった。 私の体温と溶け合って 寄り添いながら、零れ果てていく雪は さり気無い・・優しさの結晶なんだ。 混じり気のない透明な花びらは こんなにも玲瓏に 移ろいゆく儚さを語ってくれるんだね。 静かだ・・・ 逍遥していた私

          細 雪~静けさという贈り物~

          雪解け~心の春を待ち侘びながら~

          この胸間の傷が、私に何を教えているの? 過去の翳りは 私が引き受けられるようになってから ひそやかに再会するみたい。 あの頃の私は、こんなにも・・ 泣き叫んでいたの? ただ・ただ・・・自分を責め立てて 心を削っていたんだね。 私が私を抱き締めてあげることもしなかった。 感情を殺めて、手当することもせずに 私はずっと自分を煽り立て続けた。 風のように過ぎ去ったことだと 忘却した出来事だと思い込んでいただけで ずっと・・深奥に居る私は、待っていたんだね。 「もう、い

          雪解け~心の春を待ち侘びながら~

          浮 舟 ~二人の邂逅が果たされる時~

          もしも・・ 貴方との邂逅が叶わぬのであれば 私は朧気な哀しみを秘めながら 漂い続けるのだろう。 箏と笛が互いに音色を重ね合わせるように 情愛は、片割れと分かち合おうとする。 どんなに漆黒の帳がおりようとも。 天の川が二人を隔てて、引き裂こうとしても。 心肝に染みる侘しさを慰みながら どれほど忍び、耐え抜いてきたのだろう。 人の想いの熾火は どんな水も打ち消せない。 この思慕がただ・・・廉潔の愛となり 貴方への余波が凪になるのを 私は待っているの。 きっとその刹那

          浮 舟 ~二人の邂逅が果たされる時~

          光 芒~過去から解き放たれるとき~

          暮れなずむ夕映えが 私の寂しさを浮き立たせる。 私は繊弱な花びらのように そっと哀情を包み込む。 何度も何度も打ちひしがれるたびに 求め続けてきたね。 私が、私でいられる、その感覚を。 誰も気に留めない路傍で 零れ落ちていった徒花の泪を思い返す。 実にならない侘しさは いつの間にか翳りとなって 私を大人にしたんだね。 閑寂な時のなかで、ふと私は・・・ 自分の過去が落陽(落葉)していくのを感じた。 ぬばたまの空に白銀の月がそっと顔を出し もう大丈夫だよ。とささめく

          光 芒~過去から解き放たれるとき~

          もう限界?資本主義が私たちに与えてる思想のカラクリ。

          こんにちわ。Saraです。(*^^)v 近頃の私は、スイートポテトに嵌っていて、2日に一度は3時のおやつのお供になってくれている。秋の味覚は目移りするものが多くて、次の日に体重計に乗るのが怖くなる(笑)  今日は、私たちの心に大きな影響をもたらしている経済思想の資本主義をテーマに取り上げたい。 なぜこの題材を取り上げようと思ったかと言うと、経済思想は、私たちの社会システムだけではなくて、人間の思想価値観の核の中心までにも及んでいると気づいたから。  社会の片隅で苦渋な

          もう限界?資本主義が私たちに与えてる思想のカラクリ。

          「闇の子供たち」(2008)人間の欲望の果てを考える。

          こんにちわ。Saraです。  前々から、友達に薦められていた映画「闇の子供たち」を鑑賞してみた。友達は「世界に起きている現実を知るためにも、一度はこの映画を観たほうがいい。」と、神妙な面持ちで語ってくれた。  貧しい農村部の親の借金のカタとして、目的に応じて売買される子どもたち。大人たちの歪み切った欲望の先は、子どもの人権や権利なんて最初からないと設定されている世界。違法な臓器提供の犠牲となる子どもいれば、性的道具とされ、使い物にならなくなれば、いとも簡単にゴミ置き場に袋

          「闇の子供たち」(2008)人間の欲望の果てを考える。