中国の不動産バブル崩壊に備えるべき



1つの国ができ、発展する過程では、ほぼ同じパターンを経てゆきます。

例えば、鉄道が敷かれて駅が作られると、駅前には街が発展します。

特にアメリカに目を向けて見ますと

土地の価格が0の荒野に駅を作り
荒野だった駅前に人が集まって来ると、人々が定住し、土地が売れ始めます。

そして人々は工場がある町まで通勤します。

また、土地は人口の増加や経済発展に合わせて値上がりして行きます。

元々 無料の原野が やがて数10億、数100億といった価格になります。

一駅ごとに これが生じますから、国全体では数兆、数10兆規模の金額になります。

鉄道業とは錬金術ビジネスです。

しかし、このレールを敷き、駅を作る過程で1つの障害が発生することになりました。

それは地主が土地を売ってくれないことでした。

米国の大手鉄道会社では、この障害を克服するために
末端のチンピラを雇い、殴る蹴るなどの暴力や納屋への放火など、あらゆる手段を使い土地の売却を迫りました。

土地を買収だけではなく、収益の良い路線を運営している他の鉄道会社を買収する際にも、マフィアによる脅しが効を奏したようです。

買収されることを拒む場合、また低価格での買収に応じるよう、マフィアを使いました。

こうして鉄道会社はマフィアとの結びつきを強めていきました。

このアメリカにおける大陸横断鉄道の建設に関わったのがハリマン一族です。

やがて、ハリマンはアメリカ大陸における優位性を確立すると
1900年頃には、中国大陸に目を向けるようになりました。

中国は、産業革命で出遅れたと言われています。

蒸気機関車の時代、出遅れていた中国に目をつけたのかもしれません。

最初の事務所は上海の辺りに構えたのではないかと思います。

しかし、ハリマンはアメリカから指示を出しても中国で反映されるまでに時間がかかり過ぎることに不満を持っていました。

そこで、日本に目をつけ、日本から必要な指示を出せるようにしようと考えました。

そのためには日本を支配下に置くことが必要です。

日本を支配下に置くために
日本と戦争をし、敗戦国となった日本を支配下に置いて自由に使い、中国への指示を出したかったようです。


ハリマン一族は、アメリカで行ったように中国でも安い土地から一駅ごとに巨万の富を生み出して行きます。

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