いじめ〜私の辛かった7年間①~

はじめに。
こちらの内容は、自虐行為を推奨や賛美または示唆するものではありません。
ただ、こういう内容を知っていただきたかった。
本当にその気持ちのみで作成しています。
そういう表現が出てしまい、不快になる方もいると思うので記事は読まずブラウザバックお願いします。

この内容は、「いじめ」についてです。
当事者の方や、その親御さんはとてもお辛い気持ちになるかと思います。
私の体験を含め、小説として執筆致しました。
これより、小説が始まります。
ブラウザバックお願い致します。




私は、家からさほど遠くない高校を受験して合格した。
春からは、JKと呼ばれるブランド入り。 
だからと言ってなんなんだ。と言われれば、それまでである。
ただ、女子としてJKと呼ばれる時期は、何故か誇れるような気持ちになる。
高校は、明日から始まる。
制服も体操着等々事前に貰い、名前を書いたり洗濯したりと新しい生活にウキウキだった。
その反面、やはり新しい環境で小中とは違い顔見知りも少なくなる。
ちゃんと友達が出来るか、授業についていけるのか。不安も大きい。
そんなことを考えても明日は来てしまうので、1人でも仲の良い友達が出来ばいい。とだけ思い就寝した。

不安と希望でいっぱいの朝が来た。
クラス発表がある為、少し早めに出なければならないのに、昨日夜更かししてしまい起きそこねた。
「あぁぁぁ!まずいっ!」
と叫びながら、化粧と簡単なご飯を済ませ制服に腕を通す。
あるあるかもしれないが、新一年生の時は成長を見込みワンサイズより上の制服を購入する。
…案の定ダボダボである。
まぁみんなこんなもんだろう。と自分に言い聞かせ、朝の支度を終える。
もちろん先輩に目をつけられては困るので、制服はきちんと着る。スカートだって膝丈だ。
そして、出発。
電車に乗って学校に通うのは初めてなので、ドキドキした。
同じようにダボダボの制服を着た学生が目に入り、少し安心した。
「仲良くなれそうな子だなぁ…。同じ学校かな?」とそんな事ばかり考えていた。

そんなこんなで学校に到着。
電車の中にいた子同じ学校だったようだ。
「同じクラスかなぁ…」と期待はしたが、違うクラスだった。少し残念だ。
今日は、自己紹介やら教材配りやらで短時間で終わる。
自己紹介…これが一番問題だったのだ。
何故なら、私は人見知り。人前で話すことさえ苦手なのだ。ましてやクラス全員…
それだけで少し胸が苦しくなった。
クラスに入ると、やはりみんな緊張していたのかスマホをいじっている子が多かった。
ドキドキしながら席につき、今日の予定を見る。
そうするとチャイムがなり、担任が入ってきた。
たんたんとすぎていく中、自己紹介の時間となった。

自分の順番は後ろの方なので、前の人を見習いながら自己紹介文を頭の中で考える。
そして自分の番。考えていた文章を話そうとした時…
「はっっはじめまして!〇〇です!いい一年間よろしくお願いします!」
と無駄に大声でかつ、カミカミだったのだ。
あまりにも自分がダメすぎて、にやにやしながら言ってしまった。
その瞬間、クラスの雰囲気が変わった。
1部の女子たちからの目線が痛い。
そして、クスクス笑ってこちらを見ていた。
「あぁ…終わった…」と思った。 
まさかこれが、私の高校生活3年間を無駄にする一言だとは思ってもみなかった。

〜続く

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