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文系からSEになった正直な感想

SE(システムエンジニア)の仕事について、
あまり具体的に書いたことがなかったので、
よかったことを書いてみる。

その前に、なぜSEになったのかについて。

最近では全然珍しいことでもないが、
私は文系出身のSEだ。

就活をするまでは、選択肢にSEの「S」の字もないくらい、自分の中にIT業界という選択肢すらも存在していなかった。

ただ、様々な業界を見ている中で、
IT業界が「就活の軸」と一致していると思い、ITに絞って就活した。

就活の軸:
・”手に職”となるようなスキルが身につくこと
・転勤がない総合職

要は、
仕事(会社)に人生を決められてしまうのは嫌で、自分で仕事をコントロールできるようになりたい、ということ。

また、

・IT業界には工場がないため、資本は"人"
・そのため、会社が人に投資してくれる

という傾向があると知り、尚更、魅力的だなぁとも思っていた。


「文系出身で不安はないか?」
という点に対しては、progateというサービスで事前にプログラミングに触れて、解消した。

「パズルみたいで楽しい」
と思えたし、最後の一押しは、
「みんなにできて、自分にだけできないことなんてないでしょ。(注)やる気があれば
と考えた。

つまり、勢い。

……

では、実際にSierで数年働いてみて、どうだったか。

まず、"手に職的なスキル"が身につくかは、結局自分次第。ここでいう「スキル」とは「得意な技術や言語」という意味。

というのも、実際の業務の中では、
開発というより調整ごとのほうが圧倒的に多い。

オンライン教材や外部研修といった環境は整っているが、「業務の中で身につく」というよりは、業務外の時間で自己学習する必要がある。


毎日、業務と家事
(と睡眠・自由時間1h)で一日が終わる。

業務外で勉強時間を確保するとしたら、
ITの技術が趣味くらい好きじゃないと難しい、と感じている。

もう一つの、
転勤がないことについては満足している。

「転勤がない」というだけで、
同じ仕事をしていても待遇が落ちてしまうのは、納得できないなぁ…と思っていたので……。



また、就活のときには想像していなかったが、コロナ禍においてリモート可能な職種という点でも恩恵を受けられた。

ただ、人と会って話したほうが精神衛生上、良いこともあるなぁ、とは思っている。


……

私はSEの仕事をしているが、それを人に話すと、
意外!という反応をされることが圧倒的に多い。

会社の上司などから「SEっぽくないよね」と言われることも、しばしばある。

会社の中で珍しいタイプの人材ってことで、良いことだね」と思えるときと、

それって褒められているのか…もしかしてもっと向いている仕事があるのでは…」と思うときがある。


100%が良かったこと、ではないが
SEになったリアルな感想だ。

嫌なわけではないが、大好きまではいかない、、しかし会社には本当に感謝している。
というのが、自分の気持ちにかなり近い。


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