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いつもありがとうございます♡ 和風異世界の夢作品を制作しています!男着物フェチです♡ その他、創作のための資料なども作成しています! キャラ紹介:https://rzbeeee.fanbox.cc/posts/1427814

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  • うぇるかむ和風異世界♡

  • 支援

  • お絵かき練習用ポーズ

    模写・トレスご自由にどうぞ!

最近の記事

蔵の本棚に

秋名は予知夢を見る。 それも、何度も、同じ内容を。 愛するひとに最初に出会ったときの夢は、今でも鮮明に覚えている。 それは秋名の歳がまだ十一のときのことだった。 夢の中で行動を変えると、未来も変わる。 だから探さなければならない。 愛するひとが泣かない未来を。 ―― 気付いたとき、秋名は本に囲まれた室内に居た。 どこだここは、と焦ったが、ああいつもの夢か、とすぐに冷静さを取り戻した。 このような時、最初にやることは“いつ”のことであるか、を知ることである。 場所も非

    • それはある

      秋名がまだ自分の里にいた頃。 ほの暗く、冷たい塀の中で光を見ていた。 ―― 秋名は生まれた頃より色々なものが見え、感じていた。 特に未来をよく言い当てた。 何がどのように進んでいくのかを、まるで見てきたように語った。 次の村長は誰になるだの、そろそろアイツは死ぬ、だの。 それはまわりに恐怖を与えた。 秋名が育った村は、目に見えぬものに対して排他的な思想を持っていた。 神に対する信仰はあったものの、警戒心や恐怖心が強く、わけのわからないものは排除するという姿勢であった。

      • 伊織さん、うぇるかむ和風異世界!

        和風異世界🌀に来てくださったキャラクターの紹介です💗 和風異世界についてはコチラ https://rzbeeee.fanbox.cc/posts/1427814 アナログもデジタルもこなす 美しい色合いとやわらかなタッチが💕な 仁美さんが @44ACVmdriiegyAD https://twitter.com/44ACVmdriiegyAD 考えてくれたオリジナルキャラクター 伊織さんです! 優しい性格、本が好き、猫が好き…という設定✨ ゲーム制作させていただきまし

        • 視線

          月明かりはない。 しかし暗くて困ったな、ということはたあらにはなかった。 暗く闇に落ちる山を抜けると、村はずれにある秋名の蔵から明りが漏れているのが見えた。 夜の村に明りが灯る住まいは秋名の蔵だけだ。それだけで、秋名が明りを扱うことのできる裕福さ、肩書の持ち主であることがわかる。秋名はこの村を束ねる小野家の陰陽師である。 たあらは気配を消し、秋名の蔵へと近づいた。 蔵には面格子の窓がいくつかある。しかし、本棚でほとんどが塞がれており、窓としての役割を果たしているかどうかは

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        蔵の本棚に

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        • うぇるかむ和風異世界♡
          4本
        • 支援
          2本
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          1本
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        記事

          ひざまずく

          眠れぬ。 山の中。太く丈夫な枝木の上。月の見えぬ夜を過ごすたあらは、ゆっくりと体を起こした。 昼間に寝すぎたかもしれない。天女の気配を探っていると、心地よく、すぐうとうととするのだ。 今は――秋名の気配が強い。 元々強く美しい気配を放つあいつだが、夜はとりわけ強くなる。今夜は月のひかりがない分さえぎるものがなく、山と村ではそこそこ距離があるが、まるで傍にいるようにさえ感じた。 ふとなつかしい名前を思い出すが、声にはださない。 たあらはすとん、と地面に降り立つ。 禍々し

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          ひざまずく

          泰くん、うぇるかむ和風異世界!

          異世界に来てくださったキャラクターの紹介です💗 泰くん 現代からやってきた、色素が薄いドジっ子。 現代 ↓ 秋名と出会い、秋名の住む蔵に居候 ↓ 慎と日向に出会う(異世界から来たことはまだ秘密) 異世界に突然放り込まれた大学生 秋名の処に居候している。 ドジで少し天然。動物に好かれる。 攻撃力が皆無。 (おだじさんの小説より引用) 🔻小説はこちら!

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          捌くを裁く[SS]

          「結論から言うと、武器商人だった」 村の公衆浴場。 蒸気の中、洗い終えた体を湯に浸ける。近くに人がいないことを確認してから、日向は声を潜めつつ隣に言った。 「へえ」 俊次郎は、こともなげな様子である。いつもの白い肌は、上気して赤くなっていた。 村の外からやってきた、馬を連れた男二人組。それを日向は警戒している。二人組は今旅籠に宿泊しており、村をぶらついたり、飯処で食事をする様子は確認している。 村の者に聞き込んだところ、武器を売っている、という話が入ってきたのだ。

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          捌くを裁く[SS]

          ひっかかっているもの[SS]

          「どうだ」 「どうだって、何が?」 すっとんきょうな声色が返ってきたので、日向はいらっとした。 「何がって、目の前にいるだろーが」 「泰がいるな」 慎の家から少々離れた、山の中の陽の当たるところで、泰はひっそりと本を読んでいた。そのまわりをメジロが二羽飛んでいる。動物の棲まぬこの山に、どこからやってきたのだろうか。 さらにそこから気付かれぬ程度に離れた場所に、日向と慎はいた。草陰に隠れるようにして、泰をうかがう。いや、うかがっているのは日向だけだ。 慎はのほほん

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          鉛色の空[SS]

          「馬のいななきなんて、ひっさしぶりに聞きましたよ」 俊次郎が帰って来るなりそう言った。 村の道場すぐ横にある家。そこで、日向と俊次郎は寝食を共にしている。 朝稽古後の掃除が終わり、捨て場にゴミを持って行った俊次郎が帰ってきたところだった。 「数は?」 日向は聞き返す。 「僕が見たのは二頭ですよ」 この村に馬がいることはあまりない。そんなに必要がないからだ。村人たちは遠くへ出掛けていくことはないし、この村で肩書がある者たちは、移動するとき生物ではなく紙を使う。村の外からや

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          鉛色の空[SS]

          風の音[SS]

          ぶんぶん、という空気を切る音で目が覚めた。 虫が飛んでいる、というわけではないらしい。 慎は体を起こす。寝坊したな、と思った。布団はそのままに土間にある草履を履き、表へ出た。風を切る音はより大きく聞こえた。 風は斬られていた。 日向が風を斬っていたのだ。 慎「こんな朝っぱらから素振りか。精が出るな」 慎に気付いた日向は驚いた顔をした。 日向「朝っぱら~!?飲んで寝て、だらりと起きて、お前はもうちょっとしゃきりとした方がいいんじゃないか」 慎「すまんね。食器も片

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          お絵かき練習用ポーズ

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          Live2DでかんたんなGIFアニメつくってみた

          ↓今回の作業にもう少し手を加えたバーションのGIFアニメ https://www.pixiv.net/artworks/83140609 ↓このイラストを使います 【使用ツール】 イラスト制作:MediBang Paint Pro GIFアニメ制作:Live2D Cubism Editor 4.0(フリー版) イラスト制作ツールでやっておくこと ・レイヤーに名前を付けておく ・動かす部分のうしろの絵も描いておく ・psdファイルで保存(1280×720が便利です)

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          Live2DでかんたんなGIFアニメつくってみた