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『殺人ブルドーザー』(1974)【この映画に注目!】

少年期、関西ローカルのサンテレビで夕方に観た、
場末感満載のテレビ映画。
あの時の興奮を、今ここに蘇らせるぞ!!(笑)

『激突!』のユニバーサル・テレビジョン製作?
おお!コイツぁイヤガオーでも、期待・DIE!!

幼い頃に、ドーザーやショベルの玩具を持っていた
男子の皆さん。どんな風に遊んでいただろうか?
…え?建設工事ごっこ

―――違うよな!!(笑)

“建設重機”ではなく、“戦闘兵器”“殺戮マシーン”として召喚し、
その圧倒的な破壊力に酔い痴れ、飽くなき重機バトル
繰り広げていたはず…!☆

そんな男子にお送りする夢のシチュエーションが、
クライマックスで爆発するぞ!!

アフリカ西海岸(と思われる)絶海の孤島で、
ブツブツ文句タレながら土木作業に従事する6人の作業員
その工事現場で、隕石に宿る未知の生命に乗っ取られた
ブルドーザー

「チュミミィィ…ン!」

目の様に不気味に点滅する前照灯
―――そして、轢殺!圧殺!
その圧倒的パワーの前に、一人、また一人と
餌食になっていくのだった…!

無線が破壊され、外部との連絡も完全遮断。
殺人ゲームを楽しむかの様に、昼夜に渡って
ジワジワと追いつめ、なぶり殺しにする
“キルドーザー”
…おぉ、何と恐ろしい…!☆ぶはははは

見渡す限りの荒れ地。
すぐそこは海で、ひとり殺られる度に
「ザザー…ン」
と映し出される波打ち際が、哀愁と絶望感を誘う。
『木枯し紋次郎』の様な、このミニマムな寂寥感がたまらない。♪

…くっそぉ、殺られてたまるかッ!
ならばコレだ!と、パワーショベルに乗り込んでの
重機バトルに突入だ!
おおお!?コイツはスゲェぜッ!!!

「叩き潰せ!!」
―――ガシーン!
ギッギッギッ…!
「ガードしろ!!」
―――ブォォォン!

←←←男なら、このシチュエーションに
燃えろ!酔い痴れろ!
そして感動のラストに、握り締めた拳を
虚空に突き上げるのだ…!!ぶはははは☆

そして2020年2月12日、奇蹟のDVD化!!♪
ナニ考えてるのか分からんが(笑)、良くぞやってくれた!

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