どこまでやりなおせるか

日本はどうしたんだろう、新型コロナウイルス禍により、国民や国際社会の中での日本の現状が白日の下にさらされた。

変な話だが感染症はどの国にも平等に襲い掛かる。政治などの仕組みが違うので対応も様々。ただ、目的は同じで、いかに感染の広がりを抑え、国民の命と生活、経済活動、国のシステムを保持できるかだ。

個人のGDPや、経済的競争力、学力、子供の貧困などいろいろな指標を見てる人でも、ここまで、この国のレベルが低いとは思わなかった。戦後、個々がコミットするのではなく、お上が言うことはそこまで間違っていないと思っていた。先進国として、メイドインジャパンは、常に世界をリードし、誇りを持てる民度の高さを信じていた。

しかしながら、今回のウィルス蔓延で「地に落ちた」

政治スキャンダルは、いつになっても渋滞を起こすほど未解決のまま増え続け、改善の要素が見られない。国民生活を直撃するほどのが実害が出ている。トマ・ピケティではないが、世襲民主主義、つまり、お金持ちは、その子もお金でよい学校に行き、優先的に医療を受け、安定した仕事、人生が用意されている。いわゆる、口利きやコネがまかり通り、それにすり寄っていく人間が優遇され、思いをかなえることができる。

お金、権力、世襲にまみれた様々な日本のシステムは、かつてはうまく回っていたため、大きく変わることなく、ズルズルときてしまった。かなり深刻なところまできていた。

言葉はいたずらに使われ、論理的でもなんでもなく思い付きのように事が進んでいく。ほとんどはアメリカが主導し、コンピュータなどは、外側だけ、旅客機などは生産できず、原発は果てしなく作られ、稼働せずに廃炉を迎え、戦闘機、武器は購入、領土返還には密約ありきでかかる費用はほぼ日本もち。北方領土、拉致、基地、原発、尖閣、竹島、何一つ解決しない、威勢のいいことばかりで信用し、また、自分たちの団体に有利な政策をうちだす人間を担ぎ利権を求める。

AI、AIと言われているが、今はAIよりも血が通っていない人間が総理になっている。大失敗だ。あきらめてるからと言える世代はいい。これからたくさんの時間をこの国で過ごすにはかわいそうな子供たち、世代間での日本に対する印象の格差が激しい。作り直さなければだめだ。政治から、教育、生活、産業・・・。我々が国際基準(一般企業並みの)ロジカルな考え方で、やらなければ衰退が止まらない。

何が目的だ、何がしたいんだ、本音はどこだ。もはや透けて見える、思惑はこの国の再興の手遅れの具合を物語っている。

こんな幼稚な国に、オリンピックなどできない。自分たちでは解決できない、運営できない、コミットできないことが多すぎる。

スポーツは、いつにあってもシンプルであったはずだ。オリンピック景気などといったような商業主義的思考や、メダルはいくつとれるだの、負けられないだの、ドーピングだの、変なナショナリズムもなかった。

まさに、参加することに意義があったはずだ。

今、それを大きな声で国民に素直に言える関係者はいるだろうか。このままでは、もっとダメになる。嫌気はさしているが、まだ、何とかしようとし、愚痴を言いながらも、知恵を出している日本人はいる。

復興とか、回復とかではなく、作ろう、かわいい子供たちの未来のために、


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