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【不定期雑記 #34-4】文学フリマ東京37に参加しました(レポートと総括)

 ドーモ、透々実生です。
 準備から考えると長きにわたった、文学フリマ東京37が無事、11月11日に終了しました! 終わった後、パートナーと打ち上げをして、帰宅後10時間も泥の様に眠っていました
 ちまちまと当日のことを書き記して、今回にて締めにしようかなと思ってます。
 ということで、書いていきます。

当日の話!

 今回の開場は12時。設営の為にその1時間程前に到着しましたが、既にすごい行列が! 流石に写真は撮りませんでしたが、数十人〜百数十人がいて、列に折り返しができていました。こんな朝早くいらっしゃる事に熱意を感じる……!
 会場に入ってもそれはそれは凄い人の数! 今回の出店数は驚異の1800超え!(会場も3会場使うという盛況っぷり!) 既にポスターが掲示されていたり、本が積まれていたり、かなり賑やかしかったです。
 そんな中、隣のブースに挨拶をしながら、私達も設営を行いました。テーブルクロスを敷き、小さいイーゼルを置いて見本誌を置き、ポスターを貼って、本を積んで……パートナーが手慣れていたので、準備自体は10分かそこらで終わりました。

初めてで浮かれている人の図

 設営後は、見本誌を置きに行きました。会場外に、来場者が立ち読みできる様にするものなのですが、その見本誌は返却されず、なんと日本大学に収蔵されます。作った本が一生残る、というのは何とも感慨深いものです。

 それから待つこと数十分、11時50分。予定より少し早く――。

「それでは、文学フリマ東京37、開場です!」

 アナウンスと共に、会場中から拍手
 これ! これをやってみたかったんです! 「やりたい事リストが1つ埋まった!」とスレッタ・マーキュリーみたいなことを思いながら、拍手をしました。
 予定時間より早く開場しただけあって、徐々に人がなだれ込んで来るわ来るわ。開始から1時間で既にごった返していました。場所によっては、通り抜けるのも一苦労な程!
 そんな中できるのは、少し声かけをしたり、ただ寄ってきて下さるのを待つばかり(文フリでは、過剰な客引きや喧伝行為は禁止されています)。表紙が目についたのか、結構目に留めて下さる方は多い印象で、更に一部の方は手に取って見て下さったりなども!
 そしてnoteなどをきっかけに交流のあった方の何名かが、私の本を買って行って下さいました!(取り置きをご依頼頂いた方も……!)また、目の前で本を読まれながら「いやあ、これ好きだな……」と見知らぬ方から生の感想を聞けたのも、かなり良い経験になりました。本当に嬉しいことですね……!
 時間はあっという間で(本当にあっという間!)、気付けば16時過ぎ。ここになると流石に人もまばらになってきており、17時閉場でしたが、帰りの混雑なども考えて撤収。

 そして今回、合計8冊お買い上げ頂きました! 15冊(1冊は見本に出したので14冊)の内半分以上が売れましたのでとても嬉しかったです……!
 本をご購入頂いた方々には、本当に感謝しております。ありがとうございます!

撤退と撤収を間違えた人の図

 そして今回参加してもう一つ思った事があります。


MAKE MONEY…… RESPECT……

何かを書くからには金を稼がねばならない。金とはリスペクトだ。無料で何でもするやつや、作りてに何でも無料を要求してくるやつ、無料でベイブが見れるサイトなどを信じるな。そいつらは机の下に銃や卑劣なマルウェッアを隠している。

逆噴射聡一郎先生の御言葉(原文ママ)

 これは私が毎年参加している、逆噴射小説大賞の主催、逆噴射聡一郎先生の御言葉です。
 正直な話、私は趣味で小説を書いており、本で売上を上げようなんてサラサラ思っていません(実際、正直に言ってしまえば、今回は全部売り上げたとしても赤字になります)。というより、「趣味だからこそ、金を貰う訳にはいかない」とさえ個人的には思っています(異論はあると思います)。なので上の言葉の指す意味(特に、「金とはリスペクトだ」の部分)も、頭では分かっていても、実感としては全く無いに等しいものでした。
 だからこそ、1,000円という決して安くない対価(何せ美味いラーメンが一杯食えるし、場合によっては何日か空腹を凌げる)を私が要求し、それでも買って下さる方がいるという事実は、それだけでも私の中では衝撃でした。
 ああ、それを支払ってでも私の物語を買って下さる方がいるんだ……! それは、上の引用にある通り、リスペクト以外の何物でもないと思います。
 何も隠さず言えば、今回、私は少なくない労力とお金をかけて本を作成しました。既存作を収めるだけでも充分なのに、新作短編を2つも書き下ろし(1つは下地になる既存作がありましたが、ほぼ全て書き直し)、表紙にもお金をかけ(見た目が重要と思っている為。本の表紙は人のファッションと同じと思ってます)、本を刷るのにもお金がかかります。その結晶とでも言うべき本に応えて、お金を支払う。この関係性は、私が今まで思っていたよりも随分素敵だな……確かにリスペクトだ……と思う様になりました。
 また、お金を払って頂くからこそ、一定以上のクオリティを担保せねばならない! ということでいつも以上に気合が入りました。一つの物語にここまで本気で取り組む経験ができたのも、とても良かったなと思っています。
 絶対にお楽しみ頂ける自信だけは持ってお届けしているので、楽しんで頂けたら良いなあ……と思っております。


未来へ――

 さて、今回結構楽しかったので、次回以降も参加してみようかなと思っています。早ければ、恐らく来年(2024年)の12月(新刊作りきれていたら良いなあ……という願望。何を作りたいかは既に決めています)。ただ、パートナーの個人サークルに今回の本を委託して、一旦2023年の5月にも参加するかもしれません。するときはまた告知します。
 後はWEB上の販売とかですね。どうしようかな……需要があればやってみようかな……とか思ってたりしますが、悩み中です(なお今回の本に収録したお話は、余程の事が無ければnoteには載せない可能性が極めて高い)。これもまた、なんか決まりましたらお知らせします。

 ということで、素人が色んな方の助けを借りて本を作って、売ってみたログでした! またどこかに出没しますので、縁が合ったらまたお会いしましょう。

 以上!

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