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人生はやりたい事で溢れている「生きる」職場。


ようこさんが、先日noteで紹介されていたこちらの本。

1日で一気に読みました!!
「生きる」について、とても考えさせられた本です。

縛る事は非効率

詳しくは是非本を読んでみて欲しいのですが。
この本はパプアニューギニア海産という、天然エビを取り扱う会社の工場長が書いた本。

著者の武藤北斗さんは、noterさんでもあります。

主にどんな事に取り組んでいるかと言うと

・フリースケジュール(好きな日に出勤できる、時間も自由)
・嫌いな作業をやってはいけない

この取り組みの対象になるのは主にパートさんです。

例えば、子供が発熱した時や自分の体調がすぐれない時に自由に休める。
しかも連絡禁止(禁止の理由は是非読んでみて欲しい)

冒頭でご紹介したようこさんも記事に書かれていたけれど、何かとトラブルの多い子供の事を気にしつつ仕事に行く…という必要がないのは、とっても嬉しいこと。


更には、勤務時間中の昼休憩をいつ取ってもOK。
11時台に休んでも良いし、昼休憩なしで早く帰ってもOK。

人によって「休みたい」と感じるタイミングも、お腹がすく時間も違うよねって事。

経営的に考えても従業員が仕事に集中できない状態で出勤することのデメリットをもっと把握すべきです。

著書より

本当に、それ。

ガチガチに勤務時間を縛る企業とか、どうかしてると思う。
そして学校の「時間割」も。

嫌いな事を強制しても非効率

この会社では、「嫌いな作業をやってはいけない」がルール。

パートさんに対して、作業事に好き嫌いの〇×を付けてもらったら驚く程偏りがなかった事を発見して導入したそうです。

好きな作業なら楽しく仕事ができるし、結局その方が効率も良い。

この取り組みを話すと、外部の人から「嫌いな事から逃げると成長に繋がらないのでは?」という批判を受ける事についてこう書かれていた。

自分でやると決めて、自分から立ち向かっていくからこそ乗り越えられるし、それを自分にとってプラスに捉えて、その後の人生にもよい効果をもたらしていく。他者からの強制ではなく、自分から気持ちを奮い立たせて立ち向かうことで、人ははじめて成長できるというのが僕の考えです。
(中略)
また、人生の中で好きなこと、やりたいことが、本当は山ほどあるはずです。時間がなかったり、なにかに立ち向かうのに夢中で諦めたりしたことはないでしょうか。もし好きなことだけをやったとしても、やりきれるものではありません。

結局、人生の最後に、あれもできなかった、これもできなかったと後悔するのなら、やりたいことにどんどんチャレンジしたほうがいいと考えており、その感覚を、僕は仕事の小さな一つ一つの中にも生かしていきたいのです。

本当にそう。

仕事の場面では、「今期の目標、売り上げ前年比20%アップ!」と勝手に掲げられるとか(笑)←幸い、掲げられた事はないけれど。

子育ての場面では「〇〇中学合格!」とか「〇〇検定合格!」みたいな事とか?

これは私自身も気をつけなければいけない事だけど。

子供に沢山の選択肢、色々な世界を見て欲しいと願っている。
だけど、何に時間を使うのか?
「生き方」は子供の自由だ。
縛るのは睡眠だけ。←譲れない(笑)


例えばこのnoteだって、私は書きたくて書いている。
読書だって、読みたくて読んでいる。

誰かから「毎日投稿するように!」と言われたワケでもない。
だけど勝手に自分の中で「毎日投稿しよう」と思って、無理やり時間を作って投稿している。

だけど、日々「言語化」する中で明らかに私の思考回路は整理された。
近所に住んでるとか、同じ職場とか、そういう物理的な属性でのつながりではなく、考え方や価値観に共感できたり刺激を貰える方と繋がる事ができた。

つまり、「好きなこと」は頑張れるのだ。

そう考えると、会社の中に柔軟さがある事は勿論必要だけど。
「会社で働く人」が、もっと気軽に仕事を変えられる柔軟さも必要だよね。

働いてみて「あ、違った!」って思う事も多分にある。
又は、「アレもコレもやってみたい」って思う事もある。

私なんて本来はとても飽きっぽい性格なので、できる事なら毎日違う仕事がしたい(笑)
(だからこそ毎日違う場所へ行ける営業を続けられているのかも)

生きること


働き方は勿論ですが、原発、食の安全等、考えさせられる事が沢山ある本でした。

特に食の安全については、毎日の事なのでどうしても「価格」「コスパ」で選びがちだけど、ちゃんと向き合う必要があるな…と。

本当に安全な食品を適正価格で届けようと思ったら、やっぱりどうしても高いワケですよね。

だけど、「高いけど安全で美味しい食品」を私達が選ぶ事で、「安いけど安全せはない食品」が淘汰されていく。

これは、「高い国産肉」を買って日本の酪農家を応援する…とか、そういう事も同じ。

それでは家計が苦しい!のであれば、普段の食事は凄くシンプルに。
たまに豪華に…!と、全く別物として考えても良いし。

大切な日に、エビフライを買ってみたくなりました。

〈あとがき〉
この本は2017年出版。
やっぱり私が乳児育児に大忙しだった頃の本でした(笑)
因みに、今読み始めた本「99%の会社はいらない」は2016年出版。
私が日々の授乳で、育児アプリばっかり見ていた頃に社会では「働き方にモノ申す」本が沢山出ていたのですね(笑)
そこからコロナ禍を経て、私達は今改めて「働く事」について考える時が来ているのかもしれない。

今日も有難うございました!




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