９８．

3回目の抗がん剤の朝、また前の2回みたいに、ぴょんぴょんと飛び跳ねてしまうくらい、気分が落ち着かなくなったりするんだろうかと心配だったので、がん患者さんのSNSに、私と同じ抗がん剤をしている人にどんな副作用が出て、どれくらいで元気になったかとかの質問を投稿した。

きっと、具体的に何かを知りたい、というよりは、気分が塞いでいたこともあって、不安を書き出して、誰かからのコメントが付くことで、気を紛らわせたかったのかなと思った。

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病院に着いて、前回、血液検査の結果が出るまで時間がかかったので、今度は早めに血液検査をして、待合室で呼ばれるのを待った。
それでもやっぱり、予約時間より遅くに呼ばれて、くたびれた状態で診察室に行ったら、先生から、血液検査の結果、白血球の値が低すぎるので、今日は抗がん剤ができないと言われたので、とてもショックを受けた。

このころは、食欲もないし、毎日辛い気持ちになっていたし、悲観的に考える癖がついてしまっていたので、最近ずっとネガティブなことばかり考えていたから、免疫力が上がらなかったのかなとか思っていたら、延期は全然珍しいことじゃないと先生は言って、もしよければ、白血球の値を増やすための注射をするのはどうか、と言ってきた。

注射は好きではないので、嫌だなと思っていたら、その注射は保険適用外なので、１回数万円かかって、おまけに副作用で、いろんな箇所の骨が痛くなると言われたので、さらに嫌だなと思った。
でも、このままなかなか白血球の値が戻らなくて、ずるずると抗がん剤が延期になるのはもっと嫌だと思ったので、受けることにした。

お会計を待っている間、せっかく会社を休んで行っているのに、中止になったので、あまりにもがっかりして、あと少し不安になって、思わずがん患者さんのSNSに自分の気持ちを投稿した。

そうしたら、すぐにコメントがもらえたりして、みんなも普通に抗がん剤が延期になったりしていて、むしろ予定どおり進むほうが珍しいというコメントもあったので、少しだけほっとした。

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精神腫瘍科の先生とか、産業医さんとか、カウンセラーさんとか、看護師さんとか、色んなところで、色んな人にたくさん話を聞いてもらっているけれど、なんだか酷く私と同じ立場の人と話がしたくなったので、また乳がん患者さんの集まりがないか、サイトを見に行った。

そうしたら、そういえば前に行ったときに、キャンサーヨガという、がん患者さんのヨガ教室があると聞いていて、もうそれは今週末に迫っていたので、そこに行けば、この間参加した人たちにまた会えるんじゃないかと思ったので、キャンサーヨガに申し込むことにした。