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耳に残りまくる映画音楽の世界(青春時代編)

 film music world Ⅰ


 以前、自分の所有しているサントラ盤を ”note” で紹介したことがあるのですが、持っているサントラ盤は「主題歌」を中心にしたものが多いんです。

 もちろん主題歌も好きなんですが、歌がなくても、耳に残るテーマ音楽ってあったりするんですよね。

 記事の中では、持ってる中では少数派の、主題歌のないサントラ盤を通じて、「ダーティハリー」シリーズのラロ・シフリンや、「ロッキー」シリーズのビル・コンティのことに触れているのですが、実は、サントラは持ってなくても好きなテーマ音楽はまだまだあるのです。

 今回は、自分が80年代に観た映画の中で、耳に残っているテーマ音楽について、”note” していきたいと思います。


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 耳に残ってるテーマ音楽って、やっぱり、聴く機会が多ければ多いほど耳に残るもんですよね。
 なので、ヒットした映画がシリーズ化されると、多少、地味なテーマ音楽でも耳に残りやすいと思うのです。

 まずは、そんな、シリーズとなっていった映画のテーマから...


「ターミネーター」シリーズ

 デデンデデンデン、デデンデデンデン、と、ロボットたちがゆっくりと迫ってくるみたいな感じのテーマなんですが、何度も聴いてるうちに耳に残っちゃいますね。シュワちゃんのセリフも聴こえてきそうです。

 作曲家はブラッド・フィーデルというキーボード奏者で、この「ターミネーター」の1作目で、初めて映画音楽を担当したらしいです。
 他の作品では「トゥルーライズ」や「JM」で音楽を担当しています。


「ロボコップ」シリーズ

 なんか「ターミネーター」と似た感じですみません💦
 こちらもやや地味なテーマ曲なので、あんまり憶えてない人が多いかもしれませんが、チャララチャーチャー、チャラララー♪ って、最初の勇ましい感じで好きなんです。

 ベイジル・ポールドゥリスって方の作品ですが、「ビッグ・ウェンズデー」が初参加作品で、その後もけっこういろんな作品を手掛けてるんですが作品自体が地味なものが多いのです。「レッド・オクトーバーを追え!」ぐらいなんですが、やっぱり耳に残るのはこの「ロボコップ」ぐらいなのです。



「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ

 最初のファンファーレからワクワクしてしまいます。
 これも印象的なテーマ音楽ですよね。
 思わず "1.21ジゴワッツ!!!?" って頭を抱えたくなるのですw

 この曲を作ったアラン・シルヴェストリという人はいろんな作品に参加していて、自分たち世代には懐かしい「白バイ野郎ジョン&パンチ」や、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じロバート・ゼメキス監督の「ロジャー・ラビット」や「フォレスト・ガンプ」にも参加しています。
 ただ、近年では、むしろ「アベンジャーズ」のテーマでの方が有名かもしれません。


「アベンジャーズ」シリーズ

 ほんとうにたくさんの音楽を担当してる人なのです。



「バックドラフト」

 この映画好きだったんですよね~。
 USJのアトラクションは経験したけど映画を観たことない方は、ぜひ!
 シリーズ化されたわけではないのに、耳に残っているのは、実は「料理の鉄人」って番組で使われていたからなんです。
 そのせいもあるのか、このテーマを聴くと、仕事に対する”誇り”みたいなものを感じてしまうのです。

 この曲を作ったのはハンス・ジマーという人なのですが、先ほどのアラン・シルヴェストリと同様に、多くの作品に参加しています。
 アランがマーヴェル関係なら、ハンス・ジマーはDC関係の作品に縁が深くて、クリストファー・ノーラン監督の「バットマン」シリーズや「インセプション」をはじめ、「マン・オブ・スティール」や「ワンダーウーマン」などに参加している売れっ子さんなのです。

 ただ、音楽づくりとして、映画世界と一体となった音響効果を最大限発揮することに徹底したものが多くて、いざ、テーマ音楽といっても思い出せないものが多いのです。

 そういう意味では「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマなんかは、ハンス・ジマー作品としては、珍しい部類のテーマなのです。


「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ




 そして、最後はヴァンゲリス作品について

 ヴァンゲリスはギリシャの音楽家ということで、正確には映画音楽専門ではないかもしれないのですが、自分にとって、1982年の2本の映画「ブレードランナー」と「炎のランナー」のインパクトが強すぎたんですよね。

 今でも、そのイメージが抜けきらないのだから、ヴァンゲリス恐るべしなのです。

「ブレードランナー」

「炎のランナー」

 今、聴いても心が震えるのです。

 ヴァンゲリスは、実は、日本の映画「南極物語」の音楽も担当しているんですよね。
 このテーマ曲も素晴らしいのです。
 映画もヒットしたんですが、何よりもこのテーマ曲が壮大で美しかったのです。 


「南極物語」


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 ここまで、記事を書いてきたのですが、映画音楽と言えば、あの人、天下のジョン・ウィリアムズが登場していません💦

 本当は、この中の一人として登場する予定だったのですが、あまりに耳に残ってる曲が多くて、かなりの字数になってしまったので、「ジョン・ウィリアムズ編」として、次回に回したいと思います。


(関係note)

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