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不思議と手になじむ文庫本の話

 I like shincho-bunko


 読書好きにとっては、文庫本は欠かせないものですよね。

 

 飾っておくにはハードカバーの方が素敵なんですけど

 寝転がって仰向けで読んでるうちに、うとうと眠っちゃったりすると、ハードカバーが顔に落ちてきちゃったりして・・・・痛いんですよね、アレ・・・角が本気で刺さります。

 

 そういう理由もあって、私は文庫本が大好きです。

 

 中でも好きなのは「新潮文庫」です。

 各社からいろんな文庫が出ていて、古くは岩波文庫や、角川文庫、そして講談社文庫、中公文庫、文春文庫、集英社文庫、ハヤカワ文庫、そして新しいものでは幻冬舎文庫等々....

 たくさんの文庫がありますが、やっぱり好きなのは「新潮文庫」です。


 上部がガタガタだったりしても

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 そこも大好きな「新潮文庫」

 だって、スピンが付いてますから・・・・上部はカットできないんですよね。


 そして、やっぱり「新潮文庫」といえば、スピン!

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 スピンは偉大です。だからブックカバーを付けるときは、「新潮文庫」用のスピンなしタイプのカバーを使います。

 おかげで、分厚い本でも、薄い本でも、スピンの位置がずれることを心配する必要がありません。


 「新潮文庫」のジャケットは、ちょっと安っぽいですよね。

 集英社文庫や文春文庫みたいにコーティングされてないのでピカピカではありません。しかも、読み込んでいると、ジャケットの角が擦れてきたりしますが、まったく気にしません。

 だって、本体とカバーの一体感は抜群ですもの!

 コーティングの強い文庫本は、寝転がって読んでると、すぐに中身が落ちちゃったりしますからね・・・


 ちょっとくすんだ感じの紙色や字体も読みやすくて嬉しい「新潮文庫」

 背の色が鈍い色が多くて、色の名前が思い浮かばない「新潮文庫」、講談社文庫みたいに可愛くなくてもいいじゃないですか・・・

 だって、ラインナップが、文豪の名作から、現代作家のエンタメまで幅広いんですから、文豪の作品の背がカラフルだと、なんかイメージ違いますからね。

 


 そして、私が「新潮文庫」が好きな、もっとも大きな理由が、あの独特の紙のしなり・・・なんか本が開きやすくて、ページもめくりやすい感じのする、あのしなり!

 ほんと、自分の手によくなじむのが「新潮文庫」、大好きなのです。