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Smartとコーヒーの虜

Latte at The Grounds of the City in Sydney 世界観が素晴らしいカフェ

皆さん、コーヒーはお好きですか?

コーヒーの香ばしい香りを嗅ぐだけで、癒される。そんな経験がある方、多いのではないでしょうか?

三度の飯よりコーヒーだった時代もあり、貧乏学生時代は五百円のコーヒーのために節約し、安いご飯を食べていたことも、出来るだけ安い家賃の家に住んでいたこともある。「あほねぇ」と言われてしまうかもしれないのだが、コーヒーに魅了された、そして、魅了され続けている1人として、コーヒーは一種のアイデンティティーになっている。

コーヒーの魅力は、体感でなんとなくわかる。コーヒーが人(多分人間だけ?)を惹きつける理由。「眠いよーーー、寒い、最悪だ」起きたくない朝、キッチンから誰かがコーヒーを淹れる匂いがしたら、段々と布団から出る気力になる。天使が布団までコーヒーを運んでくれないかな、と淡い期待は消えないのだけど、それでも、気力は必ず出てくる。自分の脳がコーヒーを飲んだら何が起きるかを認知しているようで、コーヒーを飲んだ過去の体感が思い出される。

もしかしたら、紅茶でも、ハーブティーでも同じような現象が起きるんだろうとは思うのだが、コーヒーの強靭な魅力には敵わない。

もちろん、カフェインはコーヒーの魅力の大きな役割を果たしている。中毒性があるのだから。体が欲するのも、多分カフェインが多くの理由を占めているだろう。でも、コーヒーの魅力をカフェインだけで結論付けることに抵抗を感じるのは、ディカフェ(カフェイン含有量ほぼ0%)のコーヒーでも満足した経験が多々あるから。カフェイン断ちを目指し、ディカフェで2ヶ月間過ごしたこともある筆者は、それはそれで満足だった。

コーヒーの味を表現する際、よく酸味、苦味で表現されることが多いのだが、勉強すると、表現の幅は無限大に広い。もっと詳細な表現方法を用いたい場合、チェリー、カカオ、キャラメル・・・のような味(香り)と表現されるし、コク、キレ味があると表現される。

大手コーヒーチェーン店で働いていた20代、「このコーヒーは、チェーリーのような味わい」「このコーヒーはキャラメルのような味わい」と様々表現方法を学んだ。若かさを言い訳にしたくないのだが、コーヒーに対しての経験不足から、「美味しければ良い」ということで結論付けていた。正直、コーヒーの味わいを言語化する方法がよくわからなかった。

30代となり、自分でコーヒー豆を選び、焙煎方法を選び、手で豆を挽き、コーヒーの淹れ方を学び、実際に飲み比べ、やっと自分の頭でコーヒーの味を表現することができるようになった。20代で「好き」「嫌い」でしか表現できなかったことが、やっと言語化できた気がする。これからも表現を広げようと勉強中。


Paramount Coffee Project in Sydney 食パンフレンチトーストとコーヒーとの相性が素晴らしい

筆者の住むオーストラリアでは、コーヒー文化が盛んで、どんな小さな街に行っても、「ありゃ!外れたーーー!」という気持ちに、なかなかなることはない位、コーヒーが美味しい。もし、エスプレッソに牛乳を入れたタイプのコーヒー(ラテ、フラットホワイト等)がお好きであれば、筆者の言うことを共感してくれる方は多いのでは。

ただ、オーストラリアではドリップコーヒーがあまり主流でなく、ドリップコーヒーあるか?と聞くと、ロングブラック(エスプレッソ抽出ボタンを長押しして薄めたコーヒー)ならある。と言われることがほとんど。

筆者はどのスタイルも好きだが、朝一杯目は必ずドリップコーヒー派。したがって、自分かパートナーがコーヒーを淹れることがほとんど。お腹が牛乳をあまり欲していないという理由なのだが、各々のコーヒー豆の性格が一番よくわかるのがドリップでの淹れ方なのでは。と思っている。本当に美味しいドリップコーヒーを淹れることができると、「あぁ、このコーヒーはチェリーの味、それと同時にキャラメルの味もするぞ!?」と表現が自然と出てくる。自分で表現することができた喜びは、コーヒーが与えてくれる副産物だと思う。

時々出会う、本当に素晴らしいオーストラリアのカフェでは、コーヒーの香り、味の魅力を引き立ててくれるバリスタがいる。そのコーヒー豆の特徴を活かしたラテを淹れてくれる。コーヒーの香りを絶対に弱めず、牛乳との一体感、奥深い味を表現してくれる。もう、「圧巻!!」とのひと言。そりゃあ、常連客が絶えないわけだ。

ここまで色々、コーヒーが与えてくれる素敵な体感を記載してきたのだが、最近は、コーヒーの魅力は科学的に証明されているのでは?と自問自答している。記事に書くまでの量を調べることができたら、書く予定 :)








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