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夏に読みたい絵本『だいじだいじ どーこだ?』

プールに入るこの時期、子どもたちに素朴な疑問が生まれます。

「男の子の水着と女の子の水着、形が違うのはどうして?」

そのヒントとなるのがこの本。

作:遠見才希子 絵:川原瑞丸
出版年:2021年7月15日 初版発行
出版社:大泉書店

 性教育のはじめの一歩は自分の「からだ」を知ること
 幼いころから自分の「からだ」を知ること、また「プライベートパーツ(口や胸、性器)」を理解し、自分も他人も大切な存在だということを認識することが大切です。
 また、子どもへの性暴力の加害や被害を防ぐためにも「プライベートパーツ」を理解することが重要です。
 本書は、著者の遠見才希子医師が自身のお子さん(当時2歳)とのエピソードを交え、からだの大切さだけではなく、一人ひとりが大切な存在ということを伝える”はじめての「からだ」と「性」のえほん”です。

大泉書店サイトより引用

保育士ママおすすめポイント

・幼児にわかる言葉で書かれている
・文字の量が多すぎない
・わかりやすいイラスト
・性について親子で考える機会になる
・保育園、幼稚園の読み聞かせにも

1ヶ月ほど前に担任をしている4歳児(年中)の子どもに読み聞かせをしました。

毎日、その日に読む絵本の表紙を見えるようにしてピアノの上に置いているのですが、

「先生、あの本いつ読むの?」

といつになく子どもたちの反応が良かったです。

毎年、プールから出た後の着替えがなかなか進まず、いつまでも裸でいる子がいるのですが、

「パンツは体のいちばん大事なところを守っているんだったね。パンツはくよ!よーい、どん!!」

と声を掛けると、絵本の場面を思い出して行動に移せる子が多くて

「絵本の力ってすごい!」

と感動する毎日でした。

今月のおすすめ絵本としてクラス通信で保護者にも紹介しました。

私の4歳の娘にも時々読み聞かせています。

自分の体を大切にすること、自分の体を自分で守ること。

繰り返し伝えていきたいですね。

今後も子どもと一緒に読み続けていきたい絵本です。

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