私なりのserial experiments lain(シリアルエクスペリメンツレイン)の考察

読む前にネタバレ注意!!!!

シリアルエクスペリメンツレインのネタバレがあります

色々考察を読んだり自分で考えてみたけど私はこういう考えになったよというのを書いてみようと思う。iainの考察なんて物凄く今更感があるけど文章にするって大事らしいから

簡単にあらすじを書くと
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの同級生の四方田千砂からのメールを受け取る。
その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来さらに奇怪な出来事に巻き込まれていく。
物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも繋がれている」 「私は遍在する」(wikiより)

このあらすじを読んで本編を見ても殆ど分からないと個人的には思う。だって重要なネタバレの台詞が…

「地球には固有の電磁波が存在する電磁層と地表との間でELF帯に8hzの周波数で常に共鳴が起こっている。これをシューマン共鳴と呼ぶ
この地球が放っている地球の脳波は人類にどれだけの影響を及ぼしているかわかっていない
地球の人口はやがて脳内のニューロンと同じ数に到達する、地球の人類がネットワークで相互接続することにより地球自身の意識をも覚醒させるのでは無いだろうか?という説がある
確かにネットワークはニューロティックに進化を遂げており人の脳内のシナプスに繋がれたそれと同じく地球そのものがニューラルネットワークと化している。
立花総研の主任研究員だった、英利政美は地球を覆うニューラルネットワーク仮説を更に進化させ、地球上の全人類はデバイスすらも必要なくワイヤレスネットワーク上に無意識下で配置されるという仮説を発表した。さらに彼は第七世代目のワイヤードプロトコルにシューマン共鳴ファクターを独断により暗号化し書き加えていた。」

…って台詞だったりしますからね。何を言ってるのか私にはちんぷんかんぷんですよ

なので私なりの解釈でレインのネタバレをわかりやすく書くと、例えばソードアートオンラインのようにフルダイブ型VRマシンが開発されたとしよう。そうすれば誰だって仮想現実という本当に別世界に行ったような体験できる世界に行ける。
そこには誰だって神話の英雄のような力だって持てるし、空腹も疲労も病気もなく、煩わしい人間関係も自由自在にシャットアウト出来る等、まさに理想の世界があるわけですよ。
そんな世界があったら誰だって行きたいしずっと留まりたいですよね。そうなると色々制約がある肉体が邪魔になってくる。
仮想現実(ワイヤレスネットワーク)にはもう自分という自我(精神体)がいるのだから現実世界の肉体はいらないとなるわけですからね。
そこでトンデモインチキ主任研究員、英利 政美という人物があることを発表した。
わかりやすく言うと「地球自身にサーバーとワイヤレスネットワークがあって、デバイスなんて無くても全人類はワイヤレスネットワーク上で繋がることって出来るじゃね?」と…
英利政美=神さまはそう思って独断で通信インフラに暗号化して細工し仮想現実と現実世界の境目を崩す為に作ったプログラムが主人公の岩倉玲音だった。最後は仮想現実と現実世界の境目を崩し全人類が繋がる事を玲音は否定してリセットボタンを押し現実世界でも仮想現実でも玲音は存在しなかった事にして時間を戻し事件そのものを無くしたのが結末。
肉体を捨てるという恐ろしい内容が「シリアルエクスペリメンツレイン」だと私は思っています。

あと余談ですが作中に登場する岩倉玲音と神さまは色んな人の意識が集合したアバターでしかないのだと私は思っています。例えるなら「虚構推理」の鋼人七瀬や「ペルソナ4」のマヨナカテレビに近いですね。

作中の結末にも玲音は「人は人の中でしか実体がないの、だから色んな私がいたの。私がいっぱいいたんじゃなくて色んな人の中に私がいただけ」と言っているんですよ。なので物語の最後の玲音は完全に消滅したわけではなく、色んな人の中に色んな玲音がいるで終わるのです

ここまで読んでもカタカナ言葉ばっかりでよく分からない人には朗報がありまーす。実はシリアルエクスペリメンツレインをよりわかりやすくしてくれるアニメが存在していた事を最近知ったので次の機会で紹介します。

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