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20240423「深層情付」

疲れたら眠れ
眠ったらどこまでも
踊りながら下へ
いくつもの海流を飲み
更に沈下しながら
息もせずに深さを与えられる
どれくらいの層を見上げ
もう届かないくらいに
その場所を忘れたら
わたしの捜索を始めておこう
どれもが未知ではあるが
それもわかってるつもり
ただ圧倒的な無知を持ってるだけ
どれもがわたし以外
わたしもそれ以外
それでいいのだと
どこかで気付いている
とても静かで息を止める

詰まった液体に揺られ
前後左右上下
留まれない時間を廻し
螺子をもう一度巻く
剥がれる錆が重なって行き
積層の剥がれも甚だしい
力なき一片を講じて
それから始まりの一歩を
のらりとなだめる
目を閉じればいい
いや既に閉じているはず
感知できないそれらを眺め
聞き覚えのない声らしきものを
耳にずらして
よくある法外であっても
一向に構わないのであれば
そこは楽園か天国か

意識の周りをぐるぐる回り
最終列車の時間をちら見して
そこを去ろうとしている
聞き取れないどこかのラジオ
チューニング途中でノイズが滲む
残響を施し
届かない水面まで走らせる
指をぱちんと鳴らし
一転する事象の誤ち
飲み込まれた波に
もう一度さよならを告げる
包まれたそれらを手に
繋がれながら浮上しよう
重さも気づかず
もうもうと盲いるものものを引き連れ
やがて浮上する
そしてひかりに触れて泡に帰す

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