夜のご飯を美味しく食べたら
ごちそうさまして
お皿を洗う
食べ残したものを捨てて
汚れてしまったものを流し
水に託してさよならする
そしてブクブク歯磨きしてから
お皿を拭く
きれいきれいになったら
元の所に置いて
声にはしないけれども
ありがとうと呟く
ちょっと前に布団を直したから
もう大丈夫
ストーブで沸かしたお湯で
湯たんぽの時間が来て
加えてレンチン約１分
ぬくぬくちん
夢の時間を用意している

足元があったか
首元もぬくぬく
布団もふんわりしたら
もう夢の中
どんな夢が見られるのだろう
あんなことこんなこと
できることなら
できないことを見たいのです
そうお願いした神社のことは
まだ憶えているのでしょうか
明日には叶う
そう思っている毎日だけれど
夢の中で練習していれば
いつかやって来るかもしれません
いいことなら待っててもいい
羊さんを横にして
包まった毛糸を
ちくちくして編んだから
重ねた毛布ももう少し広げて
みんなでいい夢を見てみよう

憶えていない夢でも
まだ憶えている夢でも
どちらも本当のことだとするなら
それでいい
おもしろそうな夢でも
おもしろそうな現実でも
どっちもわたしが見るもの
ちゃんちゃんと終わってしまうけれど
その続きを見てみたいと
いつものように
いただいてからごちそうさまして
いつものように用意する
けれども少しは工夫して
楽ちんないつもを作っている
どれもが楽しいのなら
少しくらい寒くっても
雪が降っても
待ちながら
夜の星々のひかりが届いている