坂本龍馬から見えたフリーランスという生き方

自分一本で戦うか、組織の中で戦うか。

幕末当時にも、様々な立場の人間がいて、立場に関係なく時代を動かしていった。変化が激しい現代社会でも、立場とか関係なく、時代を築く人であることは出来ると思うのだ。フリーランスvsサラリーマンのような立場争いが見られることもあるが、その争いに意味はなく、それぞれの適性や考えの下で、社会を動かしていけば良い。私はそう思うので、実際に価値観が移ろい変わっていた「幕末」を生きた人の生き方と現代を照らし合わせてみようと試みます。

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薩長同盟の仲介者。
土佐(高知)出身。
暗殺された人。
海援隊の人。
肘ついて立ってる人。
「~ぜよ」の人。

坂本龍馬と言えば、そんなイメージがある。
龍馬が特徴的なのは、その行動の柔軟さだ。

①自由な身分
士農工商の身分が生まれながらに決まっていて、がっちり制度とされている当時、龍馬は何度も肩書に縛られていない点ではないだろうか。身分制度が土地に染みついていて(しかも当時の土佐は身分制度が特に強くあったはず...)、それに捕らわれず生きる。
②柔軟な考え
一度志した考えも、勝算が低いと判断したら、進路を変更する。「一度持った志だとか、考えは死ぬまで曲げずに生きることが美学」みたいな価値観が強かったであろう幕末で、柔軟に考える。龍馬は自らの主義主張よりも、もっと広い視野で、物事を捉えていたんだと思う。

自らの関心のままに、進んだ、そんな生き方が面白し、やっぱりかっこいい。現代で言うと、フリーランスの生き方にそっくり。こんな組織や環境に縛られずに、自分の責任で、自分で生きていく。そのフリーランス的生き方が龍馬の強みだったのだと思う。

龍馬が自由柔軟な生き方で成功したのは、以下の特徴が関係しているように思う。

□徹底的に自分で行動する
→龍馬は目と耳で見て判断し続けた。
□人に上手く取り入ること
→会いたい人にはアポなしでも、何とか取り入って会いに行ってた。
□自らも圧倒的な強みを持つこと
→当時唯一個人で海軍海援隊を持ち、かつ武器弾薬の仲介をして稼いでいた。

考えてみると、フリーランスとして働く人も、大抵こんな特徴を持っている。価値観ががらりと変わる幕末や現代では、自由な信念で生きるには、上記のポイントに秀でている必要があるのかもしれない。

*本ノートは、大河ドラマ「西郷どん スペシャル(2)」2018年7月8日放送を参考にしています。
西郷どん!では、小栗旬が坂本龍馬を演じます。絶対かっこいいので、一緒に生の「ぜよ」を聴きましょう。

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