デザインの散文_003

Schooデザインユニットのレビュー方法

Schooでは、課題を共有するために色々なデザインのプロセスにレビューを入れています。大まかにはデザイナー同士のレビュー、デザイナー以外を混ぜたレビューとあり、今回は前者を紹介します。

大したことはやっていません。大まかには3つ!

・Slackのデザイナー専用のレビューチャンネル / 気軽に相談
・月1のデザインレビュー会 / リリースして見て振り返り
・必要に応じて不定期でレビュー / 長期プロジェクトなどで方向性の確認

まずはそこに行くまでの失敗を消化しておきます...

デザインレビューが無いとき...

そんなの決まっています。余裕がなくて辛い時です。デザイナーが2人だった時期があります。リソースが少なすぎてデザインレビューをする余裕がない時期がありました。少ないのでお互いに知っているとはいえ、作っているものをレビューする機会がないとデザインに関して議論が深まりません。つまり、そこには青い顔が2つありました。

デザインレビューがあるときーの失敗談

時間を明確にする
当たり前だけど、デザインユニットの戦略共有の枠でデザインレビューを入れていた時は、残り時間が30分以下しかなく濃い議論にたどり着く前に終わった。

タイミング悪くアウトプットがない
毎週定例化して会を設けていた時がありました。長いプロジェクトと被ってしまうとレビューするものが先週と一緒だからレビューできない事案に出会うとこがあります。今は定例化せずに月に1度、もしくは2度と不定期に時間をまとめてレビューしています。力を抜いたくらいが続けるにはいい環境だと思います。

人が多すぎる
人が多すぎてコメントできる人が限られてしまうことがあります。ファシリテーターを決めてもいいかも知れませんが、少人数でやる場合と大人数でやる場合とは分けて考えると良いかと思います。

記録がのこっていない
過去に話た内容は、なるべく記録に残して置かないと後悔します。グラレコとか遊び半分でもやってみてはいかがでしょう?慣れないので大変でした。

・Slackのデザイナー専用のレビューチャンネル / 気軽に相談

下記は坪田 朋さんのツイートからの引用です。
こ...これや!です。自分自身が今危険な状態だなと、思った時は共有するようにしています。それは、共有しておかないと、自分で抱えてしまって俯瞰できないままデザインプロセスだけが進んで行く。スタートアップのように小さな組織の場合は、早く前に進むためにも、小さく刻んでシェアできる場所あると気持ちが楽になります。レビューのルールとしては単純で、デザイン対象の目的は何か、どこを観て欲しいかを一緒に共有することで、無駄な議論が増えないようにしています。

・月1のデザインレビュー会 / リリースして見て振り返り

これは、ランチも兼ねて振り返りのデザインレビュー会を開いています。リモート作業が多い組織ということもあり、お互いが作っているものを知ってはいるものの、デザイナー同士がまとまって議論できる機会は限られています。私はこのレビューを等して、多くのデザイン言語を盗み取ったと思っています。

・必要に応じて不定期でレビュー / 長期プロジェクトなどで方向性の確認

ここは、説明すると長くなるので本の紹介に留めておきます。

総括すると、組織でやるなら多角的な視点が得られるレビュー環境は整えるが吉だと思います。自分が手がけるサービスのバリューが見えてくるのが良いですね。(ちなみに見出し画像は近大みかんです)

アドベントカレンダー2日目の記事でしたー

ここまでスクロールしていただけて嬉しいので、間違いなく嬉しい。