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【祝20周年!】認定NPO法人ハート・オブ・ゴールド20周年記念冊子を頂いた!

認定NPO法人ハート・オブ・ゴールドの20周年記念冊子に寄稿させて頂いた。

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認定NPO法人ハート・オブ・ゴールドは、バルセロナオリンピック銀メダリストのマラソンランナー有森裕子さんが、1998年に設立した団体だ。

スポーツを通じて希望と勇気をわかちあう」をコンセプトに、カンボジアの体育教育の普及活動を行っている。

40年前のカンボジア内戦で多くの学校教師が虐殺されて以降、カンボジアでは体育教育が行われてこなかった。ハート・オブ・ゴールドは、そんなカンボジアで、スポーツや体育教育の振興を担っている。

我々SocialCompassは、その体育教育の一部として、カンボジアの伝統的な『クメール体操』の普及動画を制作した。

それがワッティーだ。

ハート・オブ・ゴールドが『失われつつあったクメール体操』を再構築して、教員用の教科書に掲載した。しかし、子どもたちに普及させるのに、よりわかりやすくするためにアニメーションを制作したのだ。

その『ワッティーの誕生秘話』について寄稿させて頂いた。

カンボジアに来て3年が経った時、カンボジア発のキャラクターを作ることにした。

『カンボジアといえば?』で少し悩んで見せたりもしたけれど、結局は世界遺産のアンコールワットに行き着いた。
それが『ワッティー』だ。
少しひねったと言えば、独立記念塔(インデペンデンス・ モニュメント)のキャラクター『インディー』。
カンボジア、それも首都のプノンペンに来たことがある方出ないと、ピンとこないであろう。
しかしカンボジア人にとってはお馴染みのモニュメントなのである。

いくらキャラクターができたと言って、それがすぐにドラえもんのようになるわけではない。
みんなに知って貰わなければ、それは単なる落書きだ。

カンボジア人のメンバーと議論した。
どうすれば、ワッティーとインディーがカンボジア浸透するのか?

色々と議論を進めるとカンボジア人はダンスや体操が好きだ、という意見が出てきた。言われてみれば、夕方になるとよくエアロビのようなダンスを公園などでよくやっている。

そして思い出したのが、ハートオブゴールドの西山さんだった。
カンボジアに来たばかりの時に、体育教育のためにカンボジア伝統の「クメール体操」というリズム運動の普及の相談を受けていたのだ。

すぐに電話した。

そこからはトントン拍子。サンプルを作って、教育大臣に見てもらい、完成したアニメーションは国営放送TVKに放映された。
毎朝6:50から毎日、4年ほど放送は続く。

ワッティーはその後も、JICAや色々なNGOと共に、ゴミ問題・交通渋滞問題・下水道啓発・農業用灌漑や医療、教育、租税など、多種多様の啓発動画に登場することになる。

まさにSDGsを地でいくキャラクターに成長してきた。これからもワッティー・インディーに活躍していって貰いたい。

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日本から、この寄稿した20周年記念冊子と、有森裕子さんがデザインしたマグカップが届いた。

SocialCompassのコンセプト『社会貢献×アート・デザイン』は、『スポーツ・体育教育』を通したハート・オブ・ゴールドの活動に影響を受けている。

早速、ハート・オブ・ゴールドの20年の歴史を読みながら、マグカップでコーヒーを飲んでみる。

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