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気分が浮かない日が続くと思ったら【秋と更年期障害と季節性障害(秋うつ)の関係】

秋も深まり、あちこちで紅葉狩りの話題がたくさんですね。読書やスポーツの秋は面倒と思ってしまい、ついつい食欲の秋を満喫してしまっているコニーです。

しかし、秋になると更年期障害が出てきたり、うつ症状が出てきたりしてくる人が増えます。
更年期とうつ?関連性があるの?って思いますよね。

実は、更年期もうつも、自律神経が崩れることが原因といわれています。

秋から冬に出る季節性のうつを「季節性障害(SAD)」と呼ばれています。春になると回復していく傾向があるのが特徴です。
日光は脳に活動を促す働きがあるのですが、日照時間が減る分脳のエネルギーが低下し、セロトニンが欠乏します。そうすると睡眠へと導くメラトニンも減少。結果睡眠時間が減ります。夜に起きる時間が長いということは、考えなくてもいい悩み事らしきものを深く考える時間が出来てしまいます。それって、あまりいい方向へ考えがまとまるような気はしませんよね。
冬に太陽が昇らない「極夜」がある北欧の方では、SAD患者が多いそうです。

更年期障害に関しても季節の影響を受けます。
エストロゲン(女性ホルモン)の減少によってセロトニンが不足します。
セロトニンは幸せホルモンとも言われています。
幸せホルモンが不足するとイライラしたり不安になったりします。
それが、更年期障害を悪化させてしまうのですね。

さて、更年期やSAD症状を緩和するにはどうすればいいのでしょうか。

生活習慣から変えてみる

生活習慣というと、難しい言葉に感じてしまいますが、そんなに難しいことはありません。

① 朝起きたらすぐにカーテンを開けて、伸びをしながら「おはよう」と言ってみる。あくびをするのも良いと言われています。猫や犬が起きたときにしているのと同じですね。筋肉が凝り固まった状態でいると疲労物質が溜まっています。伸びはストレッチ効果。筋肉も動き、血流も良くなり、体温が上がり始めることで疲労物質も流れ、気持ちも良くなります。

② 軽い運動をする。軽くウォーキング?すればいいのは何となく分かってる。分かっていても忙しいんですよね。ふくらはぎは第二の心臓と言われています。家に階段があれば、階段を1段使って踏み台昇降をするのもいいです。なければつま先立ちして、交互にかかとを床に降ろす。リズムにのって。フッフッと呼吸をリズムカルにしてくださいね。お味噌汁用のお湯を沸かしている間だけでもいいです。0より1。リズムカルに何かのついでに動かしているだけでも十分ですからね。

④入浴する
お湯に浸かった時、「はぁ~」って声を上げてしまったことはありませんか?オキシトシン(幸せ物質)が発生しているのです。リラックス効果は勿論のこと、手足の冷えも改善します。
夕食後1時間後以降、就寝前の1~2時間前が理想的です。
入眠を助けますので、気持ちよく眠れるのはまたオキシトシン発生の手助けにもなりますね。
入浴しながら、何か感謝できることがあったり、幸せと感じることがあったら思い出してみましょう。
思いつかなかったら「温かいお風呂に入れるって幸せ」でもいいのです。

ガジュマル

④ 植物や動物を育てる。
女性ホルモンの減少により更年期障害が悪化します。なら、女性ホルモンを補充しちゃいましょう。って言っても、治療しに病院に行くわけではないのです。母性が芽生えることによってオキシトシンが発生します。子供を出産した時などが一番多くでる物質で、そのオキシトシンによって辛い子育てを乗り越えられるとも言われています。それに近い状況はペットを飼ったり、植物を育てることでも発生します。
ペットはお散歩や食事などのお世話が必要になります。
植物も水やりなどが必要ですよね。
忙しい毎日にそう簡単に取り入れられることではないかもしれませんね。
そこでおすすめするのが沖縄の観葉植物「ガジュマル」です。ガジュマルの花言葉は「健康」。「キムジナー」という精霊が宿ると言われています。
お手入れも簡単で、土が乾いたら土に水を与えるだけ。
精霊がいるって聞いたら、なんだかお世話したくなってきませんか?
朝起きたら、おはようと声をかけて、たまに葉っぱを拭いてあげたりしてあげてくださいね。根っこがむき出しになっているのですが、それが愛らしくて母性を高めるのにいいかもしれませんよ。

積極的に摂りたい食品

①和食
バランスのいい食事が何より。主食、主菜、副菜。お出汁で旨味を出して、煮物やお味噌汁は野菜の溶けた栄養素も一緒に食べられますのでいいですね。
魚やお肉はほどほどに、野菜中心の食事は理想的です。

②大豆製品
エストロゲン(女性ホルモン)は大豆に含まれるイソフラボンと似たような構造をしています。大豆を積極的にとるといいと言われています。

③ビタミンE
ビタミンEが不足すると血流が悪くなると言われています。
血流が悪くなると、肩こり、腰痛、頭痛などの不調が起こりやすくなります。
ビタミンEといえばナッツ類が一般的です。
抗酸化作用があり、若返りの効果もあります。
納豆はイソフラボンだけでなく、ビタミンE・K・B群も多く含まれています。

まとめ

秋や冬には日照不足から気分が塞ぎがちになってしまいます。
セロトニン、オキシトシン。
何か手軽に意識できる何かがあれば、更年期も季節性うつも改善するかもしれません。
更年期も季節性うつも特別な病気ではありません。
誰もがなり得る症状です。
何かが変だな?
と思ったら、まず、美味しいものを食べて、しっかり眠りましょう。

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