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梅雨入りを前にして爽やかな風や青空を感じながら赤いパトリックのスニーカーを最愛の友として颯爽と歩く僕はこうした弾みは久々で機嫌の座標軸は高い位置にある色彩のコーヒー

新樹の眩しさに栞を挟みながら猫と対話した。それは愛嬌のある仕草から間合いの取り方の可視化を通して匠だなと僕が測り得た日

僕としては実に珍しい「約束」の午後2時にはまだ少し時間がある。そこに合わせて出掛ける途中の細い道端に差し掛かった。まるで誘導される様に視界に飛び込んで来た芍薬の花。それは新樹光の日差しと爽やかな風に見守られ気持ち良さそうな揺れはダンスダンス

次の視界に飛び込んで来たのは放し飼いの悠々と遊んでいる庭の鶏はコケコッコー

約束交わしたその人は珈琲の自家焙煎のため手動のハンドル式ドラム焙煎機を手に入れた。その自家焙煎珈琲の深煎りで日々の充実が増して来ている旨の案内頂いた。これまでの研鑽の集大成とした約束の場所に着いた

庭には新樹が伸び伸びと青空を突き抜ける勢いには屋外の空気を満喫可能な日。初夏の日差しを受け優しい新樹と木漏れ日を重ねながら優しく揺れていた空気

その新樹の下には「姥百合」のひと塊りが元気良く育って立ち上がっている

姥百合は新樹の下で程よい木漏れ日に満たされた感じのしっとり感がまた良い

風の詩が流れてくる。空からも大地からも

山を抜ける雲の動きはまるで蒸籠の蒸し器から立ち昇る白い湯気の様にに写った

いよいよ研鑽の集大成に参加と大袈裟に

先ずは手回し式の珈琲焙煎機を拝見します

手回し式のハンドルは勿論堅牢なウッディで出来た堅木のハンドル。その味わいのあるロクロ仕上げには確かな手応えを感じた

焙煎機の心臓部のドラムは丁寧な溶接で設えてありそれは景色としてもまた生きていた。焙煎機の手造りには匠の技を見せて貰ったそれはある意味オブジェ

それぞれのオプションも確かな輪郭を呈していて

コーヒーの在り方を求めているその人としての審美眼は本人も自負している

最後に辿り着いたのは自家焙煎深煎り

その深煎りの豆を挽いて

コットンネルの袋でドリップする


更に傑作がある

それはガラス張りの温室で育つコーヒー豆が年内に収穫出来ると云うNews

ハイロースト派を自負して語る新樹光のある庭も良い

それはこれからの指標

新樹光は希望

郷に行ったら郷に従うのは僕の在り方

試飲を頂くと雑味のない豊かな香味は意外な飲みやすさに驚く。こだわりの生豆からこだわりの深煎りに思う事が有った

プリン用のカラメルで過去に数々ある失敗。やはり火加減の焦がしと煮詰めは五感がたよりと自負していた僕

暫くハイローストマシンに酔いしれそう



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