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私も一本のシャンパンのように🍾

今回妻の誕生日で宿泊したオーベルジュ(レストラン+宿)での食事中で、シャンパン一本でさまざまな楽しみ方があることを堪能させていただいた。

シャンパンを入れる器によって、もしくはシャンパンの温度がほんのの少し変わるだけで、
味と風味が大きく変わる。

細く長いグラスで、冷やしたモノは、シャープで日本酒でいう辛口のよう。
広く丸いグラスで、常温で温めたモノは、まろやかでほのかに甘い。

料理とのカップリングでもまた味わいに変化が出てくる。

「同じシャンパンなのに、こんなに味わいが変わるのか!面白い!」
そんな変化を妻と二人で楽しませていただきました。


ふと、飲みながら

「自分は、どんな器だろうか。」
「自分の温度は、どうだろうか。」
「どんなモノを日々注いでいるのだろうか。」
「その味や風味はどうだろうか。」

そんなことを考えました。
自分という器を人生だとするならば、どんな器に、どんなモノを注いでいきたいだろうか。

または、日々セッションを提供する側の目線に立つならば

「〇〇さんという器には、どんなモノを注ごうか。」「その温度はどうしようか」「合わせるお料理はどうしようか」

お一人お一人の器は、大きさも形も当然のように違う。

「それぞれの形にあった注ぎ方はできているのだろうか」
「味わいを最大限に活かす事はできているのだろうか」

そんな問いが頭を巡ります。

「その日の気温、お料理、来店される方によって選ぶワインも器も数ある中から
厳選してお出ししている。」

そのこだわり、私たちのことを考えてくれて準備していただいた時間、それを想うと、たまらなく満たされた気持ちになりました。

ソムリエのご主人が提供していただいたシャンパンの楽しみ方、
これは、日々のセッションで私自身も考えていることと同じでした。

この気づきに、私は肩の荷が降りたような、とても楽な気持ちになりました。
と同時に、ワクワクもしてきました。

できることは少なく、周りにいつも助けていただいてばかりの自分。
仕事では、運動という一つのツールしか持たない自分。

そんな一本のシャンパンのような自分で、どんな味わいを表現していこうか。
器や温度などの環境を変えることで、無限に変化できる可能性を感じました。

「今日の適切な温度は、どうだろうか」
「今日は、どういう温度が一番良いだろうか」

そんな風にワクワクして考えながら、日々のセッションの時間を提供したいと改めて思った食事の時間と一本のシャンパンでした🍾

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