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価値観アプデ 〜入社半年でこんなになっちゃった〜

こんにちは、セブンデックスのUIデザイナーそめやです。
セブンデックスに転職してまもなく半年。初めてデザイナーになって半年でもあります。
半年を振り返ってみると、仕事の内容について新たな学びがあったのことは勿論ですが、それ以上に自分自身の根本的な価値観の変容が大きかったなと思い、今回このタイトルで書いてみることにしました!

ちなみに、入社までのキャリアは前投稿にございます。まだ読んでない方はこちらから!!


そもそも、「価値観」って?

それは価値観じゃないだろ!って突っ込まれたら困るので、定義しておきます。辞書的には下記の意味合いらしい。

「価値観」とは、美しい・正しい・心地よい・理想的である・優先するべきだ、といった「価値判断の基準や捉え方」を意味する表現である。簡単にいえば「何に価値を見出すか」という感じ方のことである。

実用日本語表現辞典

これを読む限りでは、これまで価値がないと思っていたことに、価値を見出すことができるようになったら、価値観がアプデされたと捉えて良さそうですね。

価値観が変わる環境、セブンデックス

セブンデックスという会社は、そもそも社員の熱量が高く、ポジティブで向上心の強いメンバーが揃っています。そして、バリューやパーパスという形で、行動指針や目指すべき世界が明確に共有されることで、そのような社員のマインドが支えられ、強化されています。

「夢デカ会」と称してPJや仕事に対する野望を発散する会を自主的に設けたり、noteを書こう!イベントを企画しよう!といった+αの施策に、自主的に参加してしまうようなメンバーが集まっています。

美化して見えるかもしれませんが、マジです。自分も入社したとき圧倒されました。合わない人はマジで合わないだろうなって感じです(でも選考でしっかりカルチャーフィットを確かめているので安心!)。

そんな組織にいれば、そりゃ価値観も変わりますよね、ってことで本題に入ります。

過去の自分とおさらば。価値観チェンジ。

【価値観アプデ1】 感謝の心

これに関しては、そもそも自分の器が小さかった説あります。
前職での働き方のスタンスとしては、次のような感じでした。

いや、一番頑張ってんの自分でしょ。自分の足を引っ張るのは周りでしょ。自分をうまく扱えない組織が悪いっしょ。

前職は1,500人規模の企業。他事業部の人の顔は覚えられないし、経営層やバックオフィスで何が動いているのかも分からない。
そもそも、自分が働かなかくても会社潰れなくね?って感じでした。

それ故か、他者の存在価値を感じることなく、そして感謝の念も無く、自分がやりたいことや自分がやったことにばかり目が向いて、自分本位になっていました。(勿論、明らかに何かしてもらった時は感謝してましたよ)

ところがどっこい、セブンデックスに入ったら環境が一転。
少数精鋭のスタートアップなので、一人一人が会社を支え、経営層もバックオフィスも、全社員の顔が見える。
そして今だけでなく、創業から自分の入社まで会社を成長させ、今の自分の居場所を作ってくれた人が目の前にいる。

自分本位どころか、自分がちっぽけな人間に見える。船に乗せてもらって、オールを一本拝借している感覚。
気づけば、素直に感謝を伝え、良いと思ったところは本人に伝える心が芽生えていました。

当たり前のことではありますが、感謝を伝え、ポジティブな働きかけをすることは、同じプロジェクトや会社のメンバーの士気を高め、チームワークを向上させることに大きく貢献します。
弊社バリューの一つ「One Team」を実感し始めたのも、感謝し始めてからだったなと今になっては思います。

セブンデックスのValue

【価値観アプデ2】 肩書きはおまけ

転職するまで、「デザイナー」という肩書きに少し憧れを抱いていました。情報をビジュアル化することで人の心を動かす職業…カッケー!って感じでした。

会社情報や面談を通じて、セブンデックスではデザイナーもビジネス視点を持って、課題特定や戦略策定など上流から携わることは認識していましたし、それを望んでエントリーしてはいましたが、やっぱり潜在的に「デザイナー」の職域を自分の中で定義してしまっていました。

しかし、入社して実際に経験してみると、肩書きにこだわって職域を限定していては、良いプロダクトに繋がらないということを痛いほど実感しました。

確かに、UIやグラフィックといったデザインには責任を持つべきかもしれないし、そこに命を燃やすことが使命かもしれない。
でも、その責任や使命を果たすためには、デザイン以前にビジネスモデルや顧客・ユーザーに関する情報、そして情報からデザインに昇華するための戦略を理解する必要がある。

僕がアサインされた案件は、デザイナーひとりで進めるPJだったため、ある程度自分でディレクションをし、クライアントをコミュニケーションを取り、アウトプットに繋げる必要がありました。そのような環境も相まって、このような価値観が形成されていきました。

今では、肩書きは自己紹介をするときに使えるキャッチーなおまけ程度に捉えつつ、「良いプロダクトを作るためにはなんでもする」というスタンスでやっていこうというマインドになっています。

【価値観アプデ3】 イシュー!イシュー!イシュー!

「イシュー」と聞いて何を想像しますか?
僕はセブンデックスに来るまで、なんとなく聞いたことがある「意識の高い人が使う言葉」程度に捉えていました。要は意味も必要性も理解していませんでした。

イシューは、下記のように説明されます。

イシューとは、一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、「クリティカル・シンキング」においては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。
「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。イシューの特定が見当はずれでは、どんなに精緻に論理を組み立てても意味がない。

グロービス経営大学院

打合せをする、提案をする、情報共有をする、PJを進行する、デザインを作る、何を行うにしても、この「イシュー」を認識していなければ、本質的な課題解決は達成できず、空振りに終わります。
一方、イシューを正しく認識していれば、最短ルートでソリューションに辿り着くことが出来ます。

言われてみれば「そりゃそうだよね」となりそうですが、これを日常的に意識するのが難しい。

黙々と脳死で作業してしまったり、思いついたことを発言して打合せを長引かせてしまったり、自分の言いたいことを連ねて見当違いのフィードバックをしてしまったり…
今振り返ると、イシューを知らなかった過去の自分がやりまくっていた行為の数々です。

セブンデックスでは、「その話の論点は何?」「イシューレイズ(=イシューの特定)しなきゃ!」といった言葉が頻繁に飛び交っています。

そのような環境のおかげで、自分もデザイン制作や打合せを行う際に「今回のイシューなんだ?」ととにかく自問自答し、他者に情報共有するときは、論点が明示された状態でNotionにまとめ、打合せではまずは論点を提示する、といった動きになってきました。

仕事の取り組み方を変えるというのは、なかなか負荷の高い行為だと思っていましたが、価値を知れば自然と動き出せるものだと気づいた変化でもありました。

ちなみに、イシュー(論点)の価値がわかる記事がありますので、イシューに興味があったら読んでみてください。

価値観って意外とちょろい

人間の人格や基本的な価値観は、10歳頃に確立されると言われています。
まぁここでいう「価値観」は、もっと人生の根幹にある重要なものだと思うので、人間関係や仕事の「価値観」は、その後の人付き合いやキャリアが大きく影響して、いくつかのポイントで確立されていくのでしょう。

ただ、確立されたと思っていた価値観は、環境によってはコロッと変わります。食わず嫌いの人が、食べてみたら意外と美味しくて好きになった、とかもその典型でしょう。

私の場合は、セブンデックスという環境があったことで、コロッと変わりました。その結果、過去の自分では想像できなかったアクションを起こしたり、重い腰が軽くなったり、ポジティブな変化が多々ありました。

果たしてさらに半年経った入社1年後には、どんな価値観になっているのか…今から楽しみでもあり恐ろしくもあります。どうしよう、海賊王とかになってたら。

だらだら書いちゃった!!おわり!!

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