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学校の歴史の授業がつまらなかった理由。東洋と西洋の歴史観にはこんなにも違いがあった。633教育に奪われた、東洋的歴史観。時間は一方向ではないって話。


『年号なんか覚えて何の意味があるんですかー??』

このセリフに激しく同意する人は、割といるのではないだろうか?

何を隠そう、私は学生時代”歴史の授業”が苦手組だった。

大人になって、ようやく歴史を勉強する意義に気づかせてもらい、今では歴史”スキ派”となったのだが、当時はもう偉人の挿絵に落書きをして遊ぶ時間でしかなかった。

特に受験における世界史・日本史のような”歴史”の科目の勉強はただただ、苦痛であったことを覚えている。

「1192つくろう鎌倉幕府」

ゴロをつくってまで覚える意味が、まったくわからん。

一体なぜこんなことになってしまったのだ?

その疑問にケリをつける学びを得たので、今日は紹介しよう。

その原因は、西洋と東洋の歴史観の違いにあったのだ・・・


西洋の歴史観

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西洋において歴史(時間)とは『過去から未来へ』と一直線に進むものであり、故に『過去とは、未開の悪い時代』であり『未来とは、過去の問題を改善したより優れた時代』だと考えられてきた。

つまり西洋人たちは、歴史を『まるで階段を一歩一歩昇るように、究極の理想、神的なモノへと近づいていく過程』と捉えてきたのだ。

だからこそ、彼らは歴史の連続性を重視し、『○○が、いつ生まれ、何を成し遂げたのか」という先人の足跡を年表として残していくべきだと考えてきたのである。

それは実は『キリスト教』などの唯一神がいることとも相性が良く、優生学とも相性が良く、人々のコントロールがしやすいという効果があったりもする。

東洋の歴史観

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一方、東洋の歴史観はまったく状況が異なる。

東洋において歴史(時間)とは、「輪」のように永遠に巡るものであると考えられてきた。

だから、東洋では、西洋のように『年表として記録される歴史』について驚くほど興味がなかった。

その代わり東洋には古来から、歴史上の出来事をすべて神話のような架空の物語として語り継いでいくという独特の文化があった。

日本でも地方ごとに”昔ばなし”があったりするだろう。アナタの故郷にも、そういうものがあったかもしれない。時に勇ましく、時に悲しく、時に笑え、時に恐ろしく、時にメルヘンな、昔ばなしが。

非常に特徴的なのだが、そこには〇年〇月に○○さんが生まれ、どのように育ち、同時代の誰と親しかったか・・・なんてことは全く出てこず、彼の一生に対してどのような象徴的な出来事が起きたか?という『本質』だけを取り出し、それを物語として語り継いでいこうとする。

では、なぜ東洋はそんな大雑把なやり方をするのか?

答えはもちろん、東洋にとって歴史とは永遠に巡るものだからだ。

考えてもみてほしい。もし時間に終わりがなく永遠に巡るのだとしたら・・・

それはもう同じような出来事が昔から何度も繰り返された来たはずだし、これから何万年先の未来においても同じようなことが何度も繰り返されるはずである。

つまり、いちいち個別に詳細の記録を残したところで、無駄。

誰も読みもしない、似たような蔵書がところ変わって増えるだけである。

それなら本質的なことだけ抜き出して残した方が効率的だ。

というので、出来上がったのが昔話。そこには人の喜びや悲しみ、そして繰り返される栄華や過ちが洗練されながらギューーーーっと凝縮され残されている。


だが世界大戦の前後から、私たちの文化は、西洋化が急速に進み、気が付けば幼いころから膨大な記録を叩き込むことが習慣となってしまった。

GHQのシナリオの一つ、633教育の登場である。

そうすることで、我々は人の本質よりも、”記録”を貯めることが評価されるようになり、重視するようになってしまった。

それは”お金”による経済、貨幣経済・資本経済とも相性が良かったために、より急速に採用されることになる。

また、同時に本質から目を背けるためのガス抜きエンタメ3S政策まで用意されたりして・・・

こうして、日本人の文化は見事に陳腐化していった。

その残滓が、あのお受験的な”歴史”の授業にも垣間見える。


何が言いたいかと言えば、あの授業を『つまんないな~』って思ってた人は、もっと本質的な学びを求めていたんじゃない?ってことだ。

表面的な安っぽい記録情報なんか頭に入れることには興味がない超本質的贅沢を求めている人のはずだ。

しかし、そんな人間味に迫るコンテンツも、世の中にそんなに多くはない。

そんなあなたにこそ、未来の学びに触れてもらいたいものだ。

アナザフロンティアキングダムではそのような商品に出逢えることをお約束しよう。


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