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面会も立ち会いもNGの出産で良かったのかも。

最初は不安でした。でも結果的に、面会も立ち会いもNGで良かったと、私は思っています。その理由を今回はまとめてみました。


1.立ち会いNGが良かった理由

自分と胎児とだけ向き合った分娩が出来た

一緒に感動を分かち合うことは出来ませんでした。ですが、気を遣い魔の私的には、陣痛に悶える姿やいきむ声に狼狽えるであろう夫や、実母の過度に案ずる様子(※)など、に気を使わず、ただただ自分の体と出てこようとする胎児に、シンプルに向き合えた気がしています。

そしてそれが、リラックスに繋がり、分娩がスムーズだったのかなと思っています。

※「心配してやってんのに、その態度は何なの」と、怒られるのが苦手なのです。



2.面会NGが良かった理由

自分と赤子だけの、雑念がなく、
静かで神秘的な時間を過ごす事が出来た

分娩時と同じですね。
テレビもつけず、日光浴をしながら、ただ赤子の泣く声を聞いて、寝る姿を見て、目を見て語りかけるだけで一日が過ぎていく。とても素敵な時間を過ごすことが出来ました。純粋無垢とは、まさにこの存在のことをいうんだ、と感じました。
勿論面会があれば、それはそれで賑やかだったと思います。しかし人の数だけ思いがあって。それに揉まれることなく、赤子の"生きようとする姿"を静かに見届けられたこと、彼と私の静かな世界は、私だけの宝物です。


3.天からの預かり子

どうしても"我が子"という自覚がありません。書いている今もそうです。天にからの預かり子の里親、という方が、私にはしっくり来ます。
入院中、「産まれてきてくれてありがとう、私と出会ってくれてありがとう」と語りかけると、涙が止まりませんでした。彼はこの世を生きるための場所として、私を選んでくれたんでしょうかと考えてしまう。ならば応えたいな、と思いました。

退院して日々の雑踏や雑念に、この神聖な気持ちが少しずつ"霞んでゆく"のが分かります。それでも寝顔を見て「ありがとう」を伝えています。

どうか、健やかに育ちますように。

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