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”かざす便利”を子どもたちにも ソニーが取り組むキャッシュレス教育プログラム

ソニー広報部のYAです。今回は、ソニーが2021年から行っている、キャッシュレス決済についての中学生向け教育プログラムを紹介します!

2021年度から中学校で「金融リテラシー教育」が本格化、2022年度からは高校でも「金融教育」が必修化されるなど、学校現場で”お金”に関する知識を深めるニーズが高まっています。

近年、社会のデジタル化や感染症対策を背景に、キャッシュレス決済の活用の場が広がっており、2023年4月に経済産業省が発表したキャッシュレス決済比率によると、その割合は年々右肩上がりです。私たちの生活と身近なところでは、給与のデジタル払いやおこづかいのキャッシュレス化といった動きも見られます。

キャッシュレスは、スピーディに支払いができ、送金・履歴管理がしやすいという利点がある一方、保護者としては心配な点も・・・。
例えば、お金を扱う感覚が薄れ、使いすぎてしまったり、不正利用などのトラブルに巻き込まれてしまったりする可能性もあります。そこで、キャッシュレスについて、正しく理解し、判断する力が求められています。

日常生活のあらゆるシーンで”かざす便利”を生み出す「FeliCa」の技術開発や関連製品を販売するソニーは、キャッシュレス化のさらなる推進を支援すべく、電子マネーサービスを運営するパートナー企業(※1)とともに、中学生向けの教育プログラム「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」を実施しています。


電子マネー事業者6社と取り組むキャッシュレス決済出張授業

このプログラムは、新型コロナウイルス感染対策としてキャッシュレス決済の活用が増加した2021年にスタート。今年で3年目を迎える取り組みで、首都圏を中心に、これまで30校2500名以上の生徒が受講しています。

授業では、子どもたちが社会との関わりを実感しながらキャッシュレス決済のしくみや意義を理解して、キャッシュレス決済を正しく活用できるようになることを支援しています。

現役の社員が講師として登壇することで、
キャリア教育の側面も

7月中旬、都内の中学校で行われた出張授業には1年生から3年生の約70名が参加し、ソニーからはFeliCaを扱うセキュアテクノロジー&ソリューション事業部の社員が講師として登壇。

授業は「キャッシュレスってなんだろう」というテーマから始まり、講師が「モノを買ったりサービスを受けたりするとき、どのような方法でお金を支払いますか」と問いかけると、生徒は次々に手を挙げて答えます。

生徒から挙がった決済手段を一つずつ確認しながら、キャッシュレス決済の
支払い方法には「前払い」「即時払い」「後払い」の三種類があることを紹介

さまざまな決済手段が出そろったところで、紙幣や硬貨を使わずに支払う方法のことを「キャッシュレス決済」と呼ぶこと、そのうち主な電子マネーサービスには、ソニーが開発した非接触IC技術であるFeliCaが使われていることが説明されると、「やったことある!Suicaだ!」の声も。

続いて、電磁誘導のデモンストレーションを交えながらFeliCaのしくみを解説します。
みなさんも、FeliCaを使った電子マネーのカードが電池も入っていないのにどうやって動いているのか疑問に思ったことはありませんか?
実はFeliCaは、中学2年生で習う電磁誘導の原理を応用した技術。コイルの中に磁石を通して豆電球を光らせる実験・・・あれです!

普段利用しているサービスと、習ったばかりの原理が結びついていることがわかり、キャッシュレス決済を身近なものと感じてもらえるように。

内部構造がわかるようスケルトン加工を施したカードを回覧
通学でも使っているICカードのしくみを見て学ぶ生徒

①かざす(タッチする)だけ、かつ非接触で決済できる簡単さ
②高速な処理で瞬時に決済が完了する素早さ
③お金のやりとりという大切な情報を守る安全さ

まとめとして、身近にある電子マネーサービスの多くがFeliCaを採用している三つの理由を紹介し、ソニーのパートは終了。続いて、実際に電子マネーサービスを運営する企業が、具体的な事例を解説します。

9割の生徒が「楽しかった」「わかりやすかった」と回答

授業やキャッシュレスの利便性・価値を考えるグループワークを通じて、キャッシュレスの具体例や最近の動向、また、生活者だけでなく店舗など導入側の視点でのメリットを考える中で、

「外出先でお金を落とす心配がない」
「海外からの旅行客にも対応しやすくなる」

と、キャッシュレスの活用によって多くの人の課題や困りごとの解決につながることを実感した様子の生徒。

授業後のアンケートでは、多くの生徒から「キャッシュレスへの関心が高まった」との回答を得ており、「とても説明がわかりやすくおもしろかった」「電子マネーを使い、自分のお金の使い方を見直してみたい」という声も集まっています。

また、先生方からは、「日常的に接しているキャッシュレスのしくみについて、生徒たちが興味を持つ機会になった」との評価をいただいています。

グループワーク後は、キャッシュレスを活用するうえで注意すべき点を話し合う

FeliCaを通じて人の生活をより安心・安全に、豊かで便利なものにしたい

生徒同士だけでなく、家族でもキャッシュレス決済について話し合ってもらうきっかけになるよう、授業をまとめたリーフレットも渡しています。
「おこづかいやお年玉をキャッシュレスで渡そうと思っているけど、安全なの・・・?」と不安を感じるご家庭でも、キャッシュレス決済を正しく理解し、活用する手助けになればと思います。

日本ではキャッシュレス決済額が年々増加しているものの、世界の国々と比べると利用率は決して高いとはいえない現状があります。

ソニーは、電子マネー事業者とともに、FeliCaを通じたキャッシュレス化を推進する存在として、キャッシュレス決済の正しい活用方法の普及活動に取り組み、これからもさらに便利な、そして楽しい世の中をつくっていきます。

キャッシュレス教育プログラムに関するプレスリリースはこちら

※1 イオン株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社ジェイシービー、株式会社セブン・カードサービス、東日本旅客鉄道株式会社、楽天ペイメント株式会社

※記載されているサービス、技術などの名称は、各社の登録商標または商標です。

執筆:広報部YA
「FeliCaの技術を活用したサービスのさらなる拡大、進化にわくわくしています!」


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