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行っただけでも得るものが大きかった文学フリマ

以前から気になってはいた「文学フリマ」。 この週末に参加してきました!今回、出店はしてません。お客さんとして、です。

もう、それはそれはすごい熱気でした……!(物理的にも、精神的にも。気温も高かったし)

イベント自体は12:00オープンでしたが、出店者の入場時間に合わせて11:20頃に会場に到着。すでに20mくらい一般入場者(出店しない、お客さん)の列もできはじめていたので、そそくさと最後尾に並ぶことに。

東京会場は「第一展示場」と「第二展示場」と建物が二つに分かれています。お目当てのブースがある場合はどちらの展示場かチェックしてから並ぶ必要がありますので要注意!(私はよく分かってなかったけど、運よく行きたかったブースがあるほうの列に並んでおりました。セーフ……)

いざ入場!

狙って行ったブースもあれば、フラフラと徘徊していて気になったブースに寄ることもあって。読みたかった本の著者さんと直接お話することができたり、気になっていた書店さんの商品を直接手にとって選ぶことができたり。 出店の募集は「プロ・アマ問わず」なので、ガシガシ商業出版している作家さんもチラホラ。そうなると、さすがにブースは長蛇の列でした。あ、入場だけなら無料です(太っ腹!)。

文学はもちろん、素敵なデザイナーさん、イラストレーターさん、写真家さんと出会うこともできて、なんだかうれしい誤算。

得られたもの

実は数年前から「食や器をテーマにしたZINEを作りたい」と思っていたのですが、どうやって形にしていこうか企画がまとまらず先延ばしになっていました。 今回、いったん純粋にお客さんとして楽しんだとき「自分ならどんなZINE、本が欲しいか」ということをしっかり見て感じることができました

その上で もし自分が出店するならどんな本を作る? ブースの見た目は? どんなチラシが必要? 通りがかりのお客さん、手にとってくれたお客さんへの声がけは? などなど。 そして、ネット上で無料で読める記事がこんなに溢れているこの時代にわざわざ 「お金を出してまで読みたいものって何?」 「本で読みたい、手元に残しておきたいものって何?」 ということも、自分に問いかける。

お客さんとしても、出店者目線でも、会場で得るものはものすごーくたくさんあったなと。後に予定があって滞在は1時間強くらいでした、ちょっと無理してでも諦めずに足を運んでよかったと思いました。

たとえば、商業出版をしたいと思っている人は、いったん「ZINE」という形でお客さんの反応を見てみるのはアリなのでは?と思いました。出版までの道のりは果てしないな〜と思うかもしれないけど「文学フリマ」への出店をきっかけにぐっと現実味を帯びてくるというか。

帰りの電車では読みたい気持ちをぐっとこらえて(なぜなら、電車酔いするから……) 自宅に帰ってからセルフフリマ(開封の儀)開催。

1冊ずつ目次程度までザーッと見ていって、装丁は誰?印刷会社はどこ?と見ていくのもまた、楽しい。 しばらく読むのものがたくさんある幸せ……! そして、

購入品を見渡してみると、やっぱり惹かれる作品は食や生活まわりのエッセイのようなものが多い。 振り返れば、今も昔も変わらず興味の対象は「生き方・働き方・暮らし方」の言葉に集約されていて、これらをテーマにこれからも執筆やスタイリングを通して「伝える」活動を続けていけたらいいなあ、と自分の気持ちや軸を確かめる機会にもなりました。

出店をしてないのにこんなに受け取るものがあったのだから、出店した人たちはもっともっと感じるもの、得るものがあったんだろうな〜。

次回は行くだけじゃなくて、ZINEを作って出店できるといいな。 そして、そのZINEもシリーズ化できるといいな〜なんて目論んでおります。まずは何事も〆切を切らないと……! それでは、また!  

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