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休まらないあたま

私の頭は休むことを知らない。

朝起きてすぐ「眠たい、起きたくない、でも今日はあれをやってこれをやって…」と今日1日、特に仕事のことを考え始めてしまう。時には、とても嫌な夢を見て悲しくなって泣きながら起きたり、何かに追いかけられて疲れながら起きたりもする。朝の準備をしている間もずっと考え事。川が流れているのと同じ感覚で、頭の中には常に独り言が流れている。
そのまま仕事に入っても、今はメンバー育成のことばかりであるため、メンバーの言動からその人の背景を想像してぐるぐるとまた考える。「なぜこういう言い方をするんだろう」「どうしたら上手くできるだろう?」そうして人のことを考えているうちに自分のことを考え始めて「どうして自分はこう考えるのか」「やはり過去のあのことがきっかけなのか」「要因は何だ」と、自分を突き詰める思考に変化してしまう。それに気づくと、また仕事に頭を戻す。
ひとりでお風呂に入っている時も何かしら考えている。最近は、スキンケアやメイク用品等で自分の欲しいものを考えながら、妹弟が欲しそうなものもないか考える。「肌荒れ気にしていたな」「美白になりたいって言ってたな」「学生だからお金ないけど、美容はやっぱり気になるよな」と妹弟に貢ぐことが確定する。
夜は夜で様々なことを考える。お察しの通り、大抵がネガティブな内容ではあるが、夜なのだから仕方がない。自分の人生について、仕事について、親について、愛について、人の性格を形作るものについて等。考え始めたらキリがないようなことを延々と考える。問いに対する答えがそこで出ることもあるが、頭の中で次々と思考が流れてくるので覚えていられず、何を考えていたかさえよく分からなくなってしまう。
けれど、考えることをやめることができずにそのまま眠ることになる。そうしてまた朝を迎える。

私の頭には「休息」の2文字は無いのだろうか。
いいかげん休んでほしい。

しかし、考えることが好きなのだ。

休む事は諦めて、この頭が働いている限りは考え続けようと思う。



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