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20210314 ヤシカフレックスはモノクロとの相性が良い

この間、フィルムを現像に出したものが帰ってきて、そのデータを取り込んだものを整理していたら、それ以前に現像に出していたデータも目に入ってきて見直すことにした。

そうして、このnoteを書いたときのものを見ることになったのだけれど、その写りに驚いた。

ヤシカフレックスに10年前に期限が切れているネオパン100アクロスを入れて撮影したもの。
このフィルムを入れる前に、これまた期限切れのリアラエースを使って撮影したものがあったのだけれど、あまり写りが良いという感じではなかったので、あまり期待していなかった。

ところが、見直してみて驚いた。
10年前に期限切れしているフィルムとは思えないくらいの写り。

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いつものベランダから。
スキャンされたときに汚れがついてしまったのは仕方ない。

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同じところにゴミがあるのは、愛嬌という感じがしないでもない。

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ベランダからの工事現場や家並み。
空に関しては、露出が完全にオーバー。

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シャッターチャージに失敗して、二重露光してしまったもの。
ヤシカフレックスはこういう失敗が起こってしまうから、気をつけないといけない。
シャッターのノブが戻りにくいときがあって、それに気付かずシャッターをチャージしてしまうと、チャージした途端にシャッターが開いてしまう。

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シャッタースピードが1/200しかないので、絞りは22にして撮影したはず。
空はオーバーしているけれど、家やマンション、隣の建設中のアパートの屋根などは、ものすごくよく写っている。

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この日は薄く雲がかかっていたのだけれど、正直わからない。

学んだことは、モノクロでは空を広く写しても仕方がないということ。
それよりも、光に濃淡のある形あるものを被写体にした方が良いということ。

それにしても、こんなにしっかり写るものだとは思ってもいなかった。
たくさんの家がものすごくしっかり、くっきり、はっきり写っている。
立体感もものすごくある。
木々や竹藪の様子も、すごくよく見える。
しばらくじっと見てしまった。

ヤシカフレックスというカメラが出た当時は、カラーフィルムよりもモノクロフィルムが主流だったはず。
当たり前のことだろうけれど、カラーというのは光の色によって屈折率が異なるから、それをフィルムに写し取るとなるとレンズの性能が求められるはず。
そうしたことを踏まえると、ヤシカフレックスはモノクロとの相性が良いに決まっている。

残念ながらブローニーのモノクロフィルムの在庫がないので、買いに行かないと行けない。
ヤシカフレックスにもずっとカラーフィルムばかり入れて使っていたから、こうした当たり前のことに気付かず、何十年も過ぎてしまった。
もっとモノクロフィルムを買っておけば良かったと今更ながら後悔している。
いまや、モノクロのブローニーってすごく高いから。

色々とカメラを使って遊ぶの、やっぱり楽しいなぁ。

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