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祇園祭前祭「宵々山」

本日、祇園祭前祭「山鉾巡行」が行われました!

猛暑日で予想気温が38℃となっていたので、体調を崩しやすい私は、山鉾巡行の参加(観覧)は断念しました😓

お家で中継を見て楽しむことに…💦

なので、宵々山での山鉾巡りを書きますね(>人<;)

宵々山の楽しみ方といえば、一部の通りは歩行者天国となって、屋台(宵山も出てます)がたくさん出ているので、学生なんかは友達と、学生に限らず社会人やファミリー層の方々も屋台を楽しみつつ山鉾鑑賞という方が多いのですが・・・。

私は個人的に、山鉾巡りメインに据えた楽しみ方が推し!

巡行の当日に山鉾に乗る御神体や胴懸などの懸装品が間近で見られたり、鉾にあがって見学(有料)が出来たりするので(≧∇≦)♪

郭巨山

というわけで、私は山鉾が多く立つ、四条通り周辺からスタート!
上の写真と下の写真数枚が郭巨山(かっきょやま)。
数ある山の中で、山鉾の中で唯一「屋根」のある山です。

郭巨山の屋根と乳隠し

いずれ曳山にしようかなという説や、ご神体が二体おられるので、傘よりは屋根の方がいいかな〜といういわれがあるようです。ほかにも色々な歴史があるのですが、詳細は後日、有料の方で紹介しますので、山鉾に興味のある方は、そちらを読んでいただければ幸いです。

郭巨山 御神体

上の写真は郭巨山の御神体。
巡行にはこのご神体は山に乗るので、間近で見られるのはこの宵々山から宵山の期間だけ!

郭巨山・千宗室さん書の見送

そして今年だけの懸想品。
今年、茶道裏千家の前家元・千玄室さんが100歳をお迎えになるということで、千宗室さんが 揮毫(きごう)したこの懸想品が、約30年ぶりに懸けられました。

そして!下の写真は、山の中でも一番人気が高いといわれる「蟷螂山(とうろうやま)」一般的にはカマキリ山と呼ばれるほうが多いでしょうかね。

蟷螂山

こちらの山は、山鉾の中で唯一「からくり人形」を採用している山。
御神体の乗る御所車の屋根に乗るカマキリと御所車の車輪が動きます♪


占出山

個人的にははずせない「占出山」神功皇后が御神体で、山の由来は神功皇后が出陣の際に、あゆが釣れるかどうかを占ったところ見事釣り上げ戦勝戦の必勝としたという古事が元になっている山なんだそう。

懸装品

この占出山に乗る神功皇后は、外征に際して備前松浦で釣りをし、戦勝を占った伝説が由来の山。
当時ご懐妊中だった神功皇后は、お腹をあえて冷やしたりして出産の時期をずらし、戻ってから無事出産したと伝わっています。
無事出産したことで、感謝の気持ちを込めて公家や宮家の方々が衣装をたくさん贈られたことから、山鉾一番の衣装持ちといわれているそう。

私の場合、この山の注目する鑑賞部分はちょっと違いまして・・・
神功皇后の佩く反りの強い「御太刀」と、「三十六歌仙」の懸想品!
神功皇后の佩く「御太刀」巡行用だそうで、この御太刀のほかに「神宝」として「三条小鍛冶宗近」作の約60cmの太刀がありまして。

その「神宝」である三条小鍛冶宗近 作 の太刀がこの時だけ展示されているのです。(普段は京都国立博物館に寄託され、保管されている)

御太刀だけピック

お刀袋に入っているので、刀身を拝見することはできませんが、太刀の特徴にもある反りが袋上からでも見られます。

そして、注目の懸想品「三十六歌仙」が描かれた懸想品✨

三十六歌仙が描かれた懸装品

刀剣乱舞好きから刀やその持ち主である武将などにも興味を持ち始めた私には、ものすごーく嬉しい!
三十六歌仙から名のついた刀もあったりしますのでね♪
ちょっぴり刀剣ゆかり・・・なんて思いを馳せてしまいました!

本来、この山は安産のご利益なんですが(>人<;)
話が逸れてしまいましたが!この山が巡行で早い順番の時は、出産が楽になると言われてるそうなんです!今年は遅めの順だったので、どうかはわかりませんが(>人<;)

最後に、前祭では、23基の山鉾が巡行しました。
来週は後祭巡行と花傘巡行、還幸祭と続きます。
私も無理がない程度に参加できればと思いつつ、今回はこの辺で。

最後まで御付き合いいただき、ありがとうございました!

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