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「私が帽子をかぶる理由」を書いた後日談


こんばんは。空峯 千代と申します。
最近は不眠症気味でして、朝に就寝して朝に起床する生活です。おそらく今夜も眠れそうにはありません。

うちの大学は6月半ばにweb授業から通常授業へと切り替わる流れなので生活時間直さなきゃ、とは思うのですがね...。なかなか難しいとこです。


さて、 前回書いた記事は「私が抜毛症であることのカミングアウト」でした。(下記のリンクから読めます)

私が帽子をかぶる理由|空峯 千代 @EIOLExOm1xgvEPs #note https://note.com/soramine1026/n/n7295b2927b88

まあ、抜毛症とも12年間の付き合いなので色々と慣れてますとも。
友人や家族から頭を見られると怖くなる瞬間。恋人ができるとカミングアウトしなければならない恐怖。何度治りかけてもまた再発する諦め。

それから、抗いがたい髪を抜く時の気持ちよさ。
髪を抜く瞬間は快感が走って、毛根の白い部分がひんやりして心地好くて、抜けば抜くほど頭皮が見えるとわかっていても抜いてしまう。
.........そしてゴミ箱を見ると大量の髪の毛があって「やってしまった」と後悔する。

現在進行形で抜毛症とお付き合いしている身なので嫌という程わかります

今回は抜毛症CO記事を投稿した後のお話を書かせていただきます。どうぞよしなに。

投稿後にした私の行動

抜毛症と向き合うために、そして抜毛症と闘っている人が読んでくれればと思い抜毛症COを決めました。

もちろん記事にタグを付ける訳ですが、気になったんですよ。他の抜毛症に関連する文章が。

行動の早い私は「抜毛症」のタグで検索をかけて気になる記事をタイトルでテキトーに抜いていきひとつひとつ読みました。
すると驚いたことに「抜毛症」のタグで200件以上の投稿がヒットした

ケータイを初めて持たされた中学生時代の私は抜毛症であることを自覚してからネットで調べた。
私のネットスキルが低かったこともあるだろうけれど、さすがにそんな数の情報は当時出てこなかった。

様々なサイトがあって誰でもネットに文章を投稿できる環境だから抜毛症の人たちを見つけることが出来たわけで。
始めからこれだけ多くの人が苦しんでいた、もしくは「抜毛症」という存在を知っていたんだな、という想いでした。

「抜毛症」タグの投稿を読んで気づいたこと

それに投稿を読んだ先でも本当にいろんな発見があった。

やはり私と同じで髪の毛を抜く時は快楽を得ていること、抜き終わった後で後悔していること、それから発症当時の環境を振り返るとストレス塗れだったこと。
特に共通していたストレスは""家庭環境""でした。きっと抜毛症の人間、全員がそうじゃないかもしれないけれど。生育家族に問題があったケースが非常に多かった。

かくいう私も、当時を振り返れば明らかに家族がストレスの根本的な原因だったと思う。

ちなみに最近気づいたのだけれど、よくよく考えれば小学校/中学校当時の私はイジメられていた
鍵を隠されたり、靴を隠されたり、堂々と悪口を言われたり。
中学校時代の同じ部活の子に「千代ちゃんのことクラスの女子全員嫌いだって。」と半笑いで言われたものだ。それに対する私は「へー。そうなんだ。」くらいのものだった。

なぜなら小学校時代にストレスが蓄積しすぎて心の痛覚が壊れていたからだ

クラスの子に面と向かって「あなた嫌われてるよ。」と言われるよりも生活のほとんどを過ごす家で苦しみに耐えなければならない方がよっぽどイヤだった。
むしろ同学年の女子から厄介者扱いされるくらいは何でもなかった。
イジメと言っても軽いものだったから気づかなかったというのもあるけれど、家庭環境の方がつらかったからクラスメイトなんてどうでもよかった。

新しい可能性の発見

私が「抜毛症」タグの投稿を読んで1番衝撃を受けた文章だ。引用させてもらう。

「発達障害に気づかない大人たち」を読んで|くてち #note https://note.com/kutetin1523/n/n49dd761b5b4e


""発達障害""

名前は生きてて何度か聞いたことがあるけれど完全に他人事で「なにそれ?」状態だった。21年間ノーマークだった言葉である。

「そんなまさか」と思いつつ読み進めていくと徐々に焦り始める自分に気がついた。

「 ............まずい、ところどころ当てはまってる。」

焦りが一層増したのはこの箇所。

そして、依存症や犯罪者の中には高い確率で発達障害者がいて発達障害者自身が何かしらに依存しやすいと言うことも述べていました。例えば、タバコや薬物、コーヒーなどの物質依存、過食症、ギャンブル依存、買い物依存、セックス依存、抜毛癖などの行為依存、恋愛依存、夫婦間暴力などの人間関係依存などの裏には発達障害が隠れていることがあるそうです。


最悪だ。バチ当たりした。

そう、私はカフェイン飲料(珈琲、紅茶)が大好物で時たまにストレスによる過食を起こすことがある。
それからギャンブルは一切しないけれど、鬱憤が溜まると発散のために買い物をすることがよくある。

さらに、だ。

先月にとあるサイトでチェックリストを試した結果、恋愛依存とセックス依存のダブルパンチであることが発覚した
しかも12年間抜毛症で月経期前症候群(PMS)。どうするよこれ。

この間も備忘録に書いたけれどここまで揃い踏みだと神様に死ねって言われてる気がする。まあ抜毛症に負けたままで死ねんが。

ともかくとして、ここに来て新たな可能性が出てきてしまった。
もしかしたら私は発達障害なのかもしれない

発達障害って何かわからない

単純バカなので同じ要領でキーワード検索をかけた。そしたら20000件以上ヒットした

多すぎる..........。
読んでみても人によってそれぞれ特質が違うのでほんとによくわからない。状態に多様性がありすぎる。

けれどこのままだとまずいという危機感は募っていく一方だった。
現在大学4回生でコロナ禍の中、就活&卒論&通常課題&アルバイトって壁が高すぎる。
別にコロナの件がなくても2年前鬱になり時折記述したような自傷行為&依存癖が見られていたから。
ほぼほぼ想定通りだ、笑えないけれど。

私の場合は、仕事をこなせる場合とこなせない場合で極端すぎる

能力が無いわけじゃない。
むしろ過去のアルバイト経験でノウハウや考え方、コミュニケーション能力は培ってきた。

ただ自己肯定感が異様に低い時、過剰なストレスを受けている時は集団に適応できない

なので過去の私は「ストレスを感じない」ことでやり過ごしてきた。
あるけれど見ない振りをすることでストレスを感じなくした。案外これで乗り切れた。

最近は人間関係で一波乱二波乱あったお陰で蓋していた感情や人間らしさが戻ってきてしまっていた。
せっかく感じ無くなっていたストレスも遂に自覚できるようになってしまった。

とある男の子が私に教えてくれた。
「胸が痛いってことはしんどいってことだよ」と。
彼が教えてくれたことは私が21年かけて忘れようとしていたことだった。自分を守るために必死で忘れていたことだった。


本音で言うと自分が発達障害なのかはわからないし割とどうでもいい。
私は自分が強く生きられるならどうでもいい
「自分は発達障害だ」と認めることで今の自分をどうにか出来るならどうだっていい。現状、未来に不安しか見えない。

これからの自分について

正直、自分がこれからどうなるかわからない。
幸せになるよりも目の前のタスクに潰される未来の方が遥か簡単に想像できる。

ただ自分は今やりたいこととやらなければならないことがあって。
そのために潰されている場合ではないから、自分で決めた期間までは何があっても頑張る。

私は嘘つきにはなりたくないから約束は守りたい。


それから、 抜毛症の人に「あなたも発達障害かもしれませんよ」と語りかけたところで「だからなんだよ」である。
だって今の私の率直な気持ちが「だからなんだよ」だからだ。

抜毛症だろうが発達障害だろうが目の前にある現実は変わらない

結局のところは""自分がどんな人間で、何を治したくて、そのためには何をするべきか""を考えてひとつひとつと向き合っていくことが大事なのだ。
発達障害かどうかが問題の核ではない。

私は頑張る。好き勝手に自由気ままに頑張る。

今これを読んでくれているあなたに頑張れとは言わない。ただ消えないで

無理に頑張りを強いないし、希望を持てとも言わない。簡単に「他人を頼れ」なんて絶対に言わない。頼れる人がいるならとっくに頼っているだろうから。

ただ今あなたが消えたら私が悲しむ。
あなたの人生を背負うことはできないし傲慢な想いだけれど、私は絶対に悲しむよ。だから消えないで欲しい。

私たちが幸せになることは簡単ではないかもしれない。
それでもあなたたちには幸福でいて欲しいから、せめて祈らせてくれ。

ここまで読んでくれてありがとう。感謝するよ。

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