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水曜、夜のメメント・モリ 第三回

今週のテーマ:「好きな音楽」

・大槻ケンジと絶望少女達「空想ルンバ」
・日食なつこ「水流のロック」
・なとり「Overdose」
・chilldspot「未定」
・yutori「君と癖」
・島爺「オノマトペテン師」
・アザミ「セイレンケッパク」
・藤井風「死ぬのがいいわ」
・佐藤千亜妃「夜をループ」
・w.o.d「馬鹿と虎馬」

ここに書いた曲は、最近聴いて良かった音楽たち。

芸術の秋、とよく言うけれど、本も映画も季節を問わずよく嗜む。文化的なものはどれも好きだけれど、そのなかでも私は音楽を一番愛している。

とりわけ好きなのはロックで、日本のバンドが好き。
男性ボーカルのバンドをよく聴いていて、女性ボーカルなら中性的な声か、ちょっと低めの声が好き。
ストロングが利いたお洒落な曲も好きだけれど、真っ直ぐな音と芯のあるボーカルで泥臭く歌ってる曲が結局一番好きだ。

ロックバンドを好きになったのは、年の離れた兄の影響が大きいと思う。

私が小学生の頃に兄は大学生で、軽音部の部長をしていた。
兄はいつも家にいるときにドラムの練習をしていて、兄の部屋からはよく練習している音楽が流れていた。
流れてくるのは大抵兄の世代で流行ったロックバンドの曲で、マキシマムザホルモンとか、アジカンとか、9mmとか。
自分の同年代で絶対誰も知らないような曲が延々と流れてて、そんな音楽が小さい頃から骨身に染みて、今のニッチなバンド好きオタクに育った。

中学生の頃はボカロ音楽や歌ってみた動画にどっぷりハマって、高校生の頃はRADやsyrop16gをよく聴いてて、歌い手のタラチオさんが「推し」になったのもこの辺から。
大学生の頃は、タラチオさんへの熱が本格化して大阪・東京にライブ遠征して、彼がカバーした曲を聴いてさらに新しい音楽に巡り合う。
そうやって、多大な音楽の海に揺蕩っている時間がとにかく好きになった。

まあまあに仄暗い気持ちになることが多い人生だけれど、自分の脆い部分を掬い上げて肯定してくれた音楽は、いつも傍にあって信頼できるものだ。音楽そのものも、音楽を作った愛すべきアーティストも。どちらもリスペクトしているし、もっと近寄りたいと思う。

私は文章を武器にして好きな人たちの力になりたいと思うし、好きなものの魅力をさらに押し出せるようにしたいと思ってる。

音楽に対してもそうで、自分の力が好きな音楽やアーティストの力になれればとずっと考えている。

別に、文章じゃなくてもよくて、写真とか、デザインとか、動画とか。好きなものが、好きになるかもしれない人達に届くように伝えることが目標のひとつ。

先々の目標は、「作詞家」と胸を張って言えるくらいに、楽曲の作詞をすること。

自分が作り手側になることは恐れ多いと思っていたけれど、今は自分の気持ちに正直になることにしているから、ちゃんと言葉にすることにした。いつかは、周りの「こいつ面白いな」って思う人と一緒に面白いものを作りたい。

直ぐには叶わなくとも、そう遠くない未来で見たい景色のために、今出来ることをやって、そうしてまた音楽を聴く。



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