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複雑怪奇。デイケアの仕事②




私が勤務していた介護老人保健施設内のデイケアは定員60名。登録は150名以上いらっしゃいました。


それまで50床の特別養護老人ホームにいたので、とにかく利用者様の顔と名前を一致させるのに必死。


しかも、日替わりで利用者様が変わるのでメモを取りながら頭に叩き込みました。


その甲斐あって、利用者様の把握ができるようになったのですが、今度は送迎業務が始まりました。


先輩が運転するワゴン車に同乗していきます。送迎車は全部で8台稼働します。行き先はそれぞれ全然違って、施設がある市内だけでなく、近隣の市外にも行くとの事です。


一番遠い家だと、片道で30分以上かかると聞いて、びっくり。その為、定時では間に合わず、朝は早出、帰りは残業がほとんど毎日です。


それぞれの家のルールがあり、ヘルパーさんが送り出してくれるため、時間厳守だったり、ベッドに寝ているところから起こして来たり、独居の方はガスの元栓の確認、鍵の施錠をしてくる、などなど。


それだけでも大変なのに、やはり一番苦労したのは送迎ルートを覚えることです。


車両に乗っていると、利用者様と会話と、朝は検温をするためいつの間にか次の家に着いてしまいます。ヤバい!覚えられない!


団地内は最も苦手。複雑怪奇。迷路のようでした。


添乗に慣れたら運転してもらうと言われて、こんな調子で大丈夫か?と不安になった私でした。



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