猫背さんにおくる、ついでの姿勢正し。

長年過ごしてきた猫背と決別するなんて、容易な事ではありません。

気が付くと残念な姿勢をしていた、という場面はよくあります。

しかし何事においても“気が付く”という事はとても重要です。


自分がどんな姿勢をしているか観察する

椅子に座った時、人とお話している時、ものを取る時。

気づいた時に姿勢を正すようにしてみましょう。

いたって普通の事ですが、そういった気付きで姿勢が悪い時間を少しでも減らしていけるという事ですね。


他人を観察してみる

街の人たちを観察するのはいいトレーニングになります。

例えば電車の中。

背中を丸めている人は、だいたい椅子の手前に座り、背中を背もたれに付け、頭を前に出している状態ではないでしょうか。

ケータイに熱中していると、さらに下を向いてしまいます。

何かにもたれるというのはとても楽なように思いますが、これだと背中から首筋までの筋肉が引っ張られ、肩こりを悪化させる姿勢になります。

しかも毎日通勤に電車を使う方だと、それだけの時間を姿勢の悪い時間に費やしているという事になります。

せっかくなので、この時間を利用しましょう。


座る時の姿勢の正し方

座る時には姿勢を崩しにくくする為のコツがあります。

昨日の記事“姿勢が正しやすくなるコツ”でもご紹介したASIS(骨盤の出っ張っているところ) 2点と恥骨の1点を一平面上に揃えることが重要です。

先ほどの悪い姿勢だと、ASIS 2点より恥骨が前に出ている状態です。

尾骨が座面に付いているかもしれません。

次の座り方で座ってみましょう

1. 座席の一番置くまで深く腰掛ける

2. 恥骨を出来るだけ座面に近付ける

3. 肩甲骨を内側に引き寄せ肩は楽に下ろす

たったこれだけです。


背もたれに肩とおしりを預け、助けてもらうと少し楽に姿勢が作れます。

ケータイを見るときは顔の高さまで持ち上げてみましょう。

腰の隙間は出来るだけ少なく、あごを引くとなお良いです。


またお尻が深く沈むような椅子だと、浅く座った方が姿勢は崩れにくくなります。


立つ時も同様です。ASISと恥骨の3点を意識し、つり革に助けてもらいながらも姿勢をキープしてみましょう。

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