【 自 覚 】 「国民は お 客 様 ではないよ」 投資家のFIREへの旅路 第286回
私たちは、国のお客様ではありません。国を構成する一員です。
昼間の半バラエティ的な報道番組を見ていると、ほとんどのコメンテーターが、「政治批判」をしています。
その批判は、確かに政府が改善すべきことと、それって国の責任か?ということもあります。
国=大勢=他人です。
伝えたいメッセージは、他責にしてはいけないということです。
今回の記事は、自分自身、再度、自覚し直すために書きました。
少しでも共感いただけると幸いです。
【国家】
私たちは日本という国に属して生活をしています。
国に税金を納めることで、公的なサービスを利用できたり、警察や消防と医療などの生活の安全の保証も得ているわけです。
このような立場に、勘違いをしている人がいるように感じてきました。
税金をサービスを利用する料金であるかのように誤解をし、
料金を支払っている自分は、「お客様だぞ」という立ち位置にいる人が少なくありません。
政治家、公務員に対して「俺たちの税金で飯食ってるんやろ!」とマウントを取るような人もいるようです。
考え方は、個人の自由ですから、
どのように考えても問題はありません。
しかし、このような「お客様思考」に陥ると、何もかも、他責にして、自分は努力をしない人間になってしまう可能性があります。
【他責は楽】
他責とは、物事の責任を自分以外の誰かのせいにすることです。
例えば、コロナ禍において、仕事がうまくいかないことを
「コロナの影響で・・・」とするのは、簡単です。
さらに、
「コロナウイルスが広がっているのは、政府の対策に問題があるからだ!」として、国のせいにして、自分はあえて「被害者」になることで、よくない状況を他責にしてしまいます。
そのほうが、自分は悪くないと思えるので、楽なのです。
しかし、
これはなんの解決にもならないですし、一時的な楽をとっているだけです。
結局のところ、国の「お客様」という」考えがあることで、
「なんとかしろ!!」と、クレーム発するだけの人間になってしまうのです。
ここに欠けているのは、当事者意識です。
【国家は国民の集合体】
私たちが忘れてはいけないのは、当事者意識です。
日本を作るのは、日本に住む人々です。
一人一人の活動の結果が、大きな渦となって経済を形成して、日本を作っています。
日本の現状は、衰退の道を歩んでいるわけですが、
これは、政府の責任だけではなく、私たちの活動の結果でもあるのです。
それは、国民性という言葉で表現されることがありますが、
やはり、日本人の国民性とは、並列化を求める傾向にあります。
【日本を作るのは日本人】
こんな話を聞いたことがあります。
世界の富豪に言わせると、日本では目立ってはいけないというセオリーがあるようです。
私の身の回りでも、
元ZOZOの前澤氏を非難する経営者がいます。
また、芸能人のスキャンダルが大好きで、少しでも荒が見つかれば徹底的に叩きます。
こういった風潮は、日本では強いようです。
成功者や有名人に対する嫉妬心が強い。
成功者と言われる人が何をしてきたのかには、目を向けず、現状を見て、「金持ちはええな」と、嫉妬する。
自分も金持ちになりたいなら、彼らと同じリスクをとって、時間を費やして努力をすれば良いのです。
リスクは取りたくないけど、リターンは欲しいなんて通用するわけがないのです。
このような国民の集合体が、日本を作ります。
そうすると、世界での競争力は当然ないわけです。
そして、これをまた、ある種の有名人である、政治家のせいにして、国民は「税金払ってるやろ、なんとかしろや」という立ち位置で、批判だけして、自分は何もしないのです。
【批判と提案はセット】
何かを批判することは簡単です。
言うなれば、揚げ足を取ればいいだけです。
批判するなら、それに対する自分の改善策もセットで用意すべきです。
私は、この記事で、日本人の考え方について批判していますが、
私の考える改善策は、
「自分は国家のお客様ではない」という認識を持ちましょう
です。
批判も批評も自由です。
しかし、それだけでは、改善にならないし、
自分がおかしいな思うことは、自分が変わることが第一歩です。
【自分の色メガネを変えろ】
過去と、他人は変えられないと言います。
変えられるのは、
未来と、自分です。
人は、他人を色メガネのレンズ越しに見ています。
青の服を着ている人がいて、その人を
赤のレンズ越しに見れば、その人の服は紫に見えます。
その上で、他人に対して、「紫ではなく、青になれ」と説教をします。
他人が、「いや青ですが」といっても、
赤のレンズ越しに見ている以上、紫にしか見えないのです。
つまり、
他人を変えることよりも、自分を見直すべきなのです。
自分の色メガネを外すことが、自分の見える世界の色全てを変えるのです。
全ては自責で考えることで
物事はシンプルに、早く、うまくいくものです。
【まとめ】
今回は、国民はお客様ではないというテーマで書きました。
これは、日本人を批判したいということではなく、どんなことも、他責にせずに、自責で考えていこうということです。
被害者側、弱者の立場でいることが楽です。
主体的に、物事に取り組むことは、苦しいことです。
つまり、
リスクを伴うことです。
そのリスク分だけ、何もしなかった人よりも、リターンが得られる可能性が上がるのです。
私たちは、こういったことを自覚し続けないと、
大勢のせいにして、自分を守っていまいます。
今回の記事は、自分自身、再度、自覚し直すために書きました。
皆さんも、
ふとした時に、他責にしていないかを振り返ってみましょう!!
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