強迫性障害vs娘vs母

朝からなんだか不調のぴぃ。

それもそのはず。。。

お天気と、私の体調が絶不調だったから、だと思う。

午前中、別室にてZOOMで講座を受けていた。

リビングにいたぴぃがやってきて、ミッケ発動を訴えてきた。

私が何かをやってる最中でも構わず確認行為をしてくるということは、

だいぶ大きめのミッケなんだろうけど、とりあえず後で、の姿勢で講座に戻る。

ぴぃはそれをなんとかゲームで誤魔化した。


午後、友達がやってきて遊び倒すぴぃ。

でも、朝からの不調は拭えてなかったんだろうな、

お友達が帰った瞬間に、ミッケ発動。

お友達を見送った時の私の洋服が、玄関のドアにあたっていたという。

はい、それだけのことですけど?

泣きながら、とにかく脱いで欲しいの一点張り。

今日は私も余裕がなく、ムキになってしまう。

私「絶対に脱がない!ミッケの言いなりにはならない!」

ぴ「ミッケじゃない!ぴぃが嫌なの!!」

泣き叫び、床をのたうち回る。

ミッケに囚われすぎないこと、わかっていたことだけど、

すぐに言いなりになるのだけは嫌だった。

気を逸らすためにゲームに誘い込んでもまるで聞かない。

私も冷静にならなきゃ、このまま相対してても無駄だ。

その場を離れ、寝室にこもり、ぴぃとの距離をとる。

リビングで泣き止まないぴぃ、必死に制御しようとするパパの声。


1年前はこの状況に、

もういらない、こんな人生いらない、捨てたい

と、どんなに思ったことか。

今は、あの頃よりは冷静でいられる。

でも、どうしたらいいのか分からないという状況は変わらない。

冷静でいられる分だけ、私も成長したと思ってあげたい。


さて発狂中のぴぃ、私のいる寝室をこじ開けてきた。

早く服を脱げ、なんで脱がないんだ、脱いでくれたら楽になれるのに、

と私を責め立てる。

一方、私も冷静にはなっているものの、脱ぐ姿勢を見せない。

今度はぴぃが自室にこもり、泣き叫び、暴れる。

時間をおこう、なんとか時間をかけて変化をみようと思っていると、

パパがたまりかねて、駆けつけてぴぃをなだめる。


どうしたらいいんだろう、今日だけと言って脱ぐか。。。

いや、ただでは脱ぎたくない。やっぱりミッケの言いなりはやだ。

ふと思いついて、ダメもとでぴぃにこっちに来るよう呼びかける。

パパに肩を抱き抱えられながら部屋から出てきたぴぃ。

別人のような顔で私を睨みつけるぴぃ。

「ママがぴぃのいうこと聞く代わりに、ぴぃもママのいうこと聞いてね。ママは服を脱ぐよ、ただし、ゲームでママに勝ったらね。」

この後に及んで何をまだそんなことを言ってるんだ?というぴぃの顔。

私を睨みつけ、泣きながら、ゲームの準備をするぴぃ。

おっ、さっきより聞き分けが良い感触。

でも、ぴぃは私がゲーム音痴なのをよく知っている。

とっとと終わらせて、脱いでもらおうとする魂胆が見えた。

ミニゲームは短期戦になると思い、あえて長期戦で挑むマリオパーティー。

言わずと知れたゲーム音痴な私、

さて、長期戦とはいえ負けて脱ぐことになるのか、私。

でも運よく勝って、私が脱がないとなった時のミッケはどう出るか?

私は、ぴぃではなく、ミッケに勝ちたい!!

めちゃくちゃ本気で頑張った、これまでにないくらいの本気のマリパー。


結果、負けた。

往生際の悪さを見せつけ、何度も再戦を挑んで、何度も負けた。

なんども戦ってるうちに、ぴぃも表情が和らいでいくのがわかった。

そして、ぴぃに、ハグで健闘を称え合おうと持ちかけてみる。

あんなにその服を着たまま動くな、脱げ、どこにも触るな、と言っていた私に、徐々に手から肘へと触れ、最後にはハグしてくれたぴぃ。

私はミッケに屈しなかったけど、ぴぃもちゃんとミッケに勝った。

ドア周りが怖い、ドアの汚れはバイ菌で、死にいたるとこまで想像してしまう。

いつも出入りするのに触ったか触ってないかが気になってしまうから、意識して見ないようにしてた。

でも今日は見てしまった。

もう見てしまうと、耐えられないんだそうだ。

それをさっきのぴぃとは別人のように落ち着いて話してくれた。


私のやり方が正解か不正解かは分からない。

ただ私はちゃんとぴぃを愛しているし、いつも味方だと伝えた。

時々ミッケに支配されてしまうぴぃの心にちゃんと残りますように。

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