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ベルリンの戦後を見てると日本の戦後の平穏さに驚かされる

ドイツの戦後0年。

全然知らなかった。初めて知った。

略奪、強姦、虐殺、報復‥‥。


ベルリン市民は、生きるために誰もが店や空き家に押し入り物を奪い、死んだ馬に包丁を持って群がり、ポーランドでは終戦直後にドイツ人(一般市民)を道端に並べて銃殺し、車で轢き潰し、占領軍は女性に性的暴行を行いまくって、当時のベルリンの女性の10%弱が被害に遭ったと言う。この強姦を含めて、戦後に占領軍兵士との混血児が40万人いたという事実に絶句してしまう。

ひどいのはソ連軍だけではない。アメリカ軍も、イギリス軍も、ベルリンでは無茶苦茶をしている。

このような事実を見てると、日本の戦後がいかに平穏だったかと驚かされる。闇市や買い出しやパンパンさえ牧歌的に思えてしまう。

「アメリカに負けたら、日本人は皆殺しにされ、女性は強姦されるのだ」という日本軍のプロパガンダは、決して誇張ではなかったのだ。「戦争に負ける」というのは、そういうことなのだ。
そして、「アメリカの日本占領は、歴史上最も成功した占領だ」と言われる意味がよくわかった。

マッカーサーが温厚だったのか、日本の戦後処理(「特殊慰安施設協会(RAA)」の設置も含めて)が優れていたのか、わからないけど。

とにかく、日本の戦後の姿を見直さなければならないと思った。

【追記】

以前放送していた「NHKスペシャル 戦後ゼロ年 東京ブラックホール 1945-1946」と改めて見比べてみようと思った。


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