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「正解のない宿題」をやってみた

宿題が大変です。

と言っても、日本みたいに計算ドリルに漢字ドリルに音読にあと色々、みたいなやつじゃなくて。

この2ヶ月で息子が通うインターから出た宿題はこんな感じ。

現代アーティストの作品や資料を見て
「彼の作品に通じるテーマはなんだと思いますか?」
「彼が作品を通して彼が伝えたかったことはなんだと思いますか?」
について自分なりの意見を書く。

「感謝」とはどういうものなのか、自分なりの解釈に基づいて格言をつくり、プレゼンする。


などなど。週に1〜2回のペースでこういう感じの宿題が出されます。
結構ハードじゃないですか!? 

最初アートの宿題を子どもが持ち帰ったとき、あまりに壮大なお題にそっと二人でページを閉じました。
まさに「正解がない問題」を突きつけられた息子。そして私。
大抵の場合、宿題の提出期限は余裕があるので、一旦現実逃避をすることにしました。

とはいえ、ずっとページを閉じているわけにもいかないので、数日後渋々やることに。

アートの宿題は、アーティストについてネットで検索したり、資料を読んだり(もちろん翻訳ソフトを通して)あれこれして、息子と議論し「こういうことなんじゃないかなー」という彼の意見を書き込んでコンプリート。
週末の数時間を費やしましたが、やったことのない課題に取り組んだ息子はなかなかの達成感を得た様子です。

そして一言、「計算ドリルのほうがラクだわー」

…たしかに。
正解を出すことって、もちろん努力は必要なんだけどやることが決まってるから、考えなくてもいい部分もある。

けど、正解がないものって、どこから手をつければいいか、そしてどうやって落とし込めばいいかわからないので全て自分で考えなければいけない。

「感謝」についての自分なりの解釈と格言作りは、自分の体験と照らし合わせなければいけないし、さらにそれを人に伝えなくちゃいけない。簡単に済ませることもできるけど、突き詰めて取り組むこともできる課題です。

あーでもないこーでもないと親子で意見を交わし、息子が納得いく方向性が見えたところでプレゼンのスクリプトをつくり、動画を収録。完成後はまたもくたびれ果てていました。

やる意味は大いにあるし、確実に成長できるこれらの宿題。
そんな機会に恵まれていることに感謝しつつ、今週はどんなお題が出されるのかワクワクそしてビクビクしています。








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