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扁桃腺摘出手術入院七日目 ~退院、腎臓内科受診、お薬ざくざく

【9月28日】
2時、あぁまたしてもトイレに起きてしまった。
これで入院中 深夜のトイレ通い皆勤賞です。困ったもんだ。

部屋に戻るとテーブルの上にアイスノン。
やや、いつの間に。
ほどなく看護師さんが部屋に来て ぬるくなってたら取り替えますよと。
あらー、寝入ってすぐくらいに持ってきてくれてたのね。
まだ充分冷たかったので交換は断り、こんな時間でナンですが 聞いておきたかった質問を。

・今 アズノールでうがいをしてるけど 腎臓内科でもらったポビドンヨードうがい薬との使い分けは
→ 使い果たすまではアズノールで。アズノールは鎮痛効果もあるから 痛む間はこっちの方が良い。(鎮痛効果と聞いて俄然うがいを頑張る気に)
・退院後 鎮痛剤がなくなった後は市販の鎮痛剤を使っても良いか
→ 退院処方として今飲んでるロキソプロフェンが10日分出ている。これだけあれば痛みがなくなるまで持つはず。
・運動は控えた方が良いのか(ウエイトを使わない筋トレレベル)
→ 先生に聞いておきます。

気掛かりなことを全部吐き出したので満足して再び就寝。とはいえ相変わらず動悸が気になって深くは眠れませんでした。

6時 起床。
水曜日は骨粗鬆症予防薬のアレンドロン錠を飲む日です。コップ1杯の水で飲み下した後は 粘膜への貼り付きを予防するために30分は横になっちゃNG。
水以外も飲んではいけないので 朝の喉の痛みはアズノールうがいで対処。
30分経過後の7時頃にロキソプロフェンゼリーを流し込みます。

7時、昨夜の看護師さんによる検温 36.9℃。
夜間の動悸と血圧の高さへの心配を話すと 血圧も測ってくれました。89-140。ヒィ。
まだ手術後まもないので 微熱と血圧上昇は仕方ないんだそうですが、それでも普段70-110程度で安定してる身には気掛かりです。
ところで 退院後用のロキソプロフェンって錠剤に変更できませんかねェと ふと思いついて聞いたところ、ちゃんと錠剤に変わってるとのこと。
わざわざ薬袋まで持ってきてくれて 並ぶ錠剤シートに手を打って喜んだのでした。

最後の病院食。
低蛋白ご飯130g、なめこのみそ汁、人参シリシリ、玉子豆腐、ふりかけ、カロリーミックス
(589kcal、たんぱく質10.6g、脂質10.8g、塩分2.05g)

前回 なめこが箸から逃げ出して慌てたっけなァ。
〆の病院食に玉子豆腐とはちょっと嬉しい。
配膳のスタッフさんから 退院する前にはTVカードの預け分をちゃんとカードに戻してから精算するように とご注意。
まだTVが観られる状態にしたまま退院しちゃう人が多いんだろうけど、年配の人なんかには分かりにくいシステムなんじゃないかな。
食後にプレドニン×6錠、バクタ配合錠、アズノールでうがい。

うがいが終わったら退院のための荷作り開始。
前回は最後のステロイド点滴がなかなか終わらなかったこともあって 追い立てられるように病室を後にしたから、今日はキリキリ荷物をまとめてしまうぜッ。
と 普段着に着替えてバッグに詰める荷物をベッドの上に広げまわしたところで 看護師さんが来訪。
「すみません、急遽 腎臓内科の診察が入ることになったので ソレ終わらせてから退院ってことでイイですか」
わーぉ、明日の予約を前倒しにしてくれたのね。
(診察があるからって仕事は明日まで休み取ってたんだけど 前倒しの件は職場にはナイショだ)
じゃ 検尿と採血お願いします と検尿コップを渡されます。普段着の場違い感ハンパないアーミーパンツ姿でコップを手にお婆さま方の大部屋へ向かいます。使用中。
ワイルドな服装が浮きまくってるの感じるんで あまりこの格好でウロウロしたくないんですけどッ。

お婆さま方に騒がれることなく採尿を終え 血管を褒められながら採血も終了し、まとめ終えた荷物と一緒にしばし待機。
検体の分析が済んでからの受診になるだろうから 昨夜作りかけのアクセサリーの続きでも作ろうかな。
と そこに事務員さんが来訪。
あれ、受診がまだこれからなのに もぅ精算済んだのかな と思ったら、なんと前回の入院で請求漏れがありましたスミマセンというお話。エェッΣ(゚Д゚ノ)ノ
なんでも 前回の退院日・9月1日の薬代が請求されてなかったんだそうで。
二千円ちょっとのその金額は申し訳ないけど今回の請求に加えさせていただきます、正しい請求書と差し替えるので 後日外来のときに前回渡した9月1日の請求書を持ってきて欲しい とのことでした。
ハァ…何か色々あるねェ。

続いて耳鼻科の先生 来訪。
喉を覗いて 経過は順調、食事もしっかり取れてるようだし と太鼓判いただきました。
してみるとやっぱり食べられない人って多いのね。
最後の疑問、運動については 血圧が急激に上がるような激しいものは避けた方がイイけど 家庭でやる筋トレレベルならOKとのこと。
よーし、スッキリ。今回は入院中まったく運動してないから 早く筋力回復しなくちゃ。

腎臓内科からお呼びが掛かりました。
3階の外来へ向かいます。相変わらず空いた椅子が見当たらないくらい多いです。
窓口で総合病棟から来ました と名前を告げます。
入院患者に見えない服装だから病棟から来たと言うべき と気を効かせてくれた事務員さんサンクスです。
待ってる皆さんよりも先に奥の部屋の方に案内されます。廊下でしばし待機。腹膜透析をこれから受ける人が数人通っていきました。
腎臓内科の女医さんが来て 血液とnyoの検査結果を見ながらお話。

クレアチニン 1.14 → 0.98、
eGFR 41.93 → 49.16、
潜血 +3→+1、尿蛋白 +2→+2、
一日尿蛋白 1.7g → 0.5g
(前回数値は腎生検後の8月9日のもの)

あれ、数値かなり良くなってない? クレアチニンは男性の基準値下回ってるし(女性は0.8以下)、一日尿蛋白も常人のギリ範囲内、腎機能を示すeGFRに至っては上昇してるじゃん!
これって扁桃腺取った功績ですかね と尋ねるちゅん。に、
扁摘はあくまでも再発防止のための措置で 数値の改善はステロイドが効いてるってことです、とピシリ。
とはいえ 数値の改善はタイヘン喜ばしい。
プレドニンの服用を明日から一日5錠にする旨の指示を受け 次の受診日を決めて、検査数値表を胸に抱きしめながら部屋を後にしたのでした。

さぁ後は精算を待つだけだ。
旦那にお迎え依頼の連絡を入れ、病棟の事務員さんに受診が終わったことを伝えます。
精算するので部屋にて待つように とのこと。

精算票の前に 退院後の薬が処方されました。
鎮痛剤や座薬、睡眠導入剤や下剤…まで。
手術直後に出された激マズ鬼シミの止血用オキシドールうがい液、500mlペットボトルくらいのサイズがあって持って帰るの重いし 他に使い道ないし 第一もぅ見たくない と思ってたら、看護師さんが処分してくれるとのこと。ラッキー。

続いて 毎度お馴染み居酒屋の伝票のような請求書。
52,470円 + 9月1日追加分2,050円 → 54,520円也。
個室料金が加算されなかったら これぐらいのお値段なんだー(今回ほぼ個室状態だったけど)。

事務員さんと入れ替わりに 再び看護師さん登場。
「腎臓内科の薬 受け取りました?」
あ、そういやプレドニンとかバクタとか貰ってないや。危ねッ。
薬を待っている間に旦那到着。やった、これで車まで荷物持ってもらえるぞ。
すぐに 追加のお薬も到着。
約1ヶ月分のステロイドや抗菌薬など。トートバッグの中が薬の袋だらけだー。

これで全てのミッション終了。
スタッフステーションの前を挨拶しながら通り過ぎ、会計を済ませて11時頃 病院を後にします。
順調にいけば これ以降 入院を必要とする治療はないはず。この病棟のお世話になることもないはずです。
ありがとうございました。色々あって入院生活 面白かったです。

雨の中 旦那の車で最近リニューアルオープンしたショッピングモールを目指します。
一刻も早く猫に会いたい気持ちはありますが、出掛けたついでに職場へのお礼のお菓子を買っておきたい。
その後ゆっくり家で養生だ。
時間が経つにつれて じわじわまた熱が上がって喉の痛みが増していくのを感じます。
入院中だったらロキソプロフェンゼリーを飲んでる時間を過ぎたので 鎮痛剤が切れた模様です。
キツいけど 家に帰るまでガマン。

ざっとショッピングモールの1階だけを見てまわってお菓子屋を物色します。
熱でふらふらしつつも 目論み通りアーモンド(=扁桃)が乗ったクッキーを購入。
仕事を独りで引き受けてくれた相棒さんには うっかりディスプレイに惹かれてハロウィンスイーツを買ってしまいました。
trick or treat! 受け取ってくれないとイタズラするぞ。
途中 無事退院したことを職場に連絡します。
はい、明日 検査を受けて 明後日から業務に復帰しまーす(˙👅˙)

買い物を済ませて 一路自宅へ。
猫がちゅん。のこと忘れていないのを確認してから荷物を漁り、ロキソプロフェンとオブラートゼリー、ペンギングラスを発掘して鎮痛剤服用。
うどんの昼食を取って 保冷剤で頭を冷やしつつ一休みします。
ステロイドパルスから退院してきた時は 気分が亢進して動悸が収まらなくて全然休めなかったのですが、今回はそんなこともなく 猫の妨害にあいながらシーツをセットしたベッドですとんと眠りにつきました。

夕方目覚めて アイスなど。
37℃台の微熱が続いています。
保冷剤では追っつかないので アイスノンを買ってきてもらいました。
9月末としては蒸し暑い気候も影響しているのでしょう。自宅お風呂のナイロンタオルが気持ちいいー。
風呂上がりのビールは扁摘看護師の兄ちゃんの忠告通りグッと堪えて 代わりにロキソプロフェンゼリー。
夕飯はクリームシチュー。
傷口にしみることもなく美味しくいただけました。
食後のランソプラゾール錠とアズノールうがいは変わらず。

荷解きは後日ゆっくりやるとして、溢れる薬だけ整理します。
えーと、
ロキソプロフェンNa錠60mg(鎮痛剤)、
アズノール4%液(うがい薬)、
アズノール軟膏0.033%20g(皮膚消炎薬)、
ゾルピデム酒石酸塩OD錠5mg(睡眠導入剤)、
ジクロフェナクナトリウム坐薬50mg(解熱鎮痛剤)、
センノシド錠12mg(下剤)、
プレドニン錠5mg(ステロイド)、
バクタ配合錠(抗菌薬)、
ランソプラゾールOD錠15mg(胃腸薬)、
アレンドロン酸錠35mg(骨粗鬆症予防薬)、と。
薬ポーチがぱんぱんだーぃ。

22時ごろ、腹部に差し込むような痛み。
おととい飲んだ下剤が今頃仕上げの仕事を始めたようです。
今日の日中もお腹の奥に不穏な気配がずっとあったんですよね。
搾り上げるような痛みと共に 残留物が全て排出された感覚。イタタタタ、もぅ金輪際 薬で出したりしないぞッ。
コトが済んだ後は お腹の張りも不穏な気配も消え、ちゅん。の腸に平和が訪れたのでした。

自宅にある手首で測るタイプの血圧計では80-130くらい。あまり気にする高さじゃないと旦那に言われつつ 今夜もやはり動悸が気になります。
寝る前にもアズノールうがいをして アイスノン使用・マスク装着で横になったのですが、動悸と喉の痛みがぶり返してきたような気がして なかなか寝付けません。
自宅で追加の鎮痛剤入れるのもナンだかなァ と使用せず。やはりエアコン管理された病室より ホコリっぽい自宅は環境がシビアなんでしょうか。
足先で猫の感触を楽しみながら ま、明日一日養生できるからと途切れ途切れの眠りについたのでした。
この日はこれでおしまい。

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